
今日は15日、国民年金・厚生年金・老齢基礎年金など年金が受給者の指定した金融機関の口座に振り込まてる日、私的には退職後は唯一の収入源となっている。40数年の精勤あってのこの日である。支給額から超高額な介護保険料をはじめとして関係する税などを控除されると、振込額は支給額の8割弱になる。かっての中流という感覚は失っている。
ATMの前に立ち生活費を引き出す。今月は不正引き出しをされていないかのチェックも兼ねている。振り込みをされる人も多く、ATM前には列ができる。こうしたときの振り込みは一人2件ぐらいに制限できないだろうか。そんなこともあり、ソーシャル・ディスタンスが崩れる。合理化だろう、昔はあった行員の立哨はなくなった。
距離が狭くなるとマスク越しの会話が始まる。銀行の統合や合併が進むとこの支店はどうなるのという高度な話題になった。この支店には地域交流のスペースを設ける計画を報道で見た。菅首相の方針通りになり、銀行の要件はスマホで済む時代になるのだろう。ある識者はATMの台数は確実に減少するという。地銀というその存在感が薄れると高齢者や過疎地域の人は大困りになる。
カウンター越しに見るこの支店の行員数は確実に減少している。その昔は少額でも定期が満期近くなると継続依頼に訪れ、継続のときは証書を持ち帰り手続きし届けてくれた。今訪問してくるのはカードなど騙し取る偽行員しかいない。行員と顔なじみでないことも犯罪の原因かも、そんな会話をしてるとATMの順番が来た。