日々のことを徒然に

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のら犬写真展

2020年10月17日 | 生活・ニュース

 なんだか野良犬の写真展のようなタイトルだが正式には「写団『のら犬』写真展」。写真愛好家の知人に誘われ、初めてこの写真展を知り会場へ足を運び始めて十数年になる。芸術の秋、市内では数多くの芸術展がひらかれるが、のら犬展は欠かさず会場へ足を運んでいる。旧岩国国病の病棟廊下で展示されてる作品は拝見したことはあったが、写真展とは雰囲気が違う。

 作品を鑑賞してもそれを評したり価値を見極めるなどの力は持たない。しかし、見て「いいなあ」と味わうことも鑑賞の範疇というから、肩の力を抜いて鑑賞できる。新聞コンテスト受賞作品の紙面掲載分と同一作品も展示会場で出会った。紙面とは異なる美しさに足が止まる。写団のブログで見ている月例会作品も会場で見ると「実物はいい」と思う。市美展入選作の多さから写団のレベルを知る。

 投稿する駄文にもタイトルをつけることがある。その時、読んでみようと興味を持ってもらえる文意を示す創作語が生まれると、やったあ、という思いになる。展示写真を見ながらそんな共通点を感じる。失礼を承知で展示作品に即席のタイトルをつけて見直すと、撮れもしないのにいかにも自分が撮ったかのような気になるから不思議だ。

 展示作品を見ていると撮影に必要なすべての条件に入念な準備と計算が施されている。いつも感じるのだが、私の撮るというのは殺傷こそしないが、池波正太郎作品に登場する入念な準備なく盗みをする「急ぎばたらき」に似ている。そうではあるが、これからも楽しみながらシャターは押していきたい。
コメント
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