数日続いた秋らしいさわやかな日和は一休みとなり雨に変わった。予報では明日まで続き今夜には強く降り相当な雨量に達するので注意を促している。この雨は「未明から降りはじめた」と気象情報。気象庁の予報用語で時間帯を表現する言い方、何となく分かるようだが「何時と」聞かれたらあやふや、答えられない。
先の未明もその一つ。「まだ夜が明けきらないころ。明け方(広辞苑)」とある。気象用語では0時から3時を示す。日付が変わったばかりで、夜が明けきらない辞書の説明との差に私は首を傾げる。気象用語の午前中は0時から12時、午後は12時から24時、これは分かる。9時から18時までは日中、それから24時までは夜。
さらに細分化してある。未明に続いて3時から6時は明け方、6時から9時は朝、9時から12時は昼前、12時から15時は昼すぎ、15時から19時は夕方、19時から21時は夜の初めころ、21時から24時は夜遅く。こうした区分で「夕方から雨でしょう」と予報を発する方が時間を切った言い方より柔らかく聞こえる。
未明から夕方までの市街地の雨量はおよそ70㍉から80㍉、止むことなしに静かに降っている。今降っている雨雲の帯は長崎県は五島列島あたりまで連なってる。「今夜には強く降り相当な雨量に達する」という予報が気になる。雨が通り過ぎた来週の最低気温は一桁という、コロナも風邪も気をつけねば。