
芸能界に大音痴の私だが顔も名前も知っている高齢の芸能人。その方のあるコーナーのことが書かれた文章、中見出しに「〇〇登録者数十万人」とある。ほう、登録した人が数十万人か、その多少は業界に疎くて判断できないが、多くのフアンがいて結構なことだと読み進んだ。
途中で「数十万人」は私の感違い、早とちりだったことに気づいた。文章では「登録者が十万人」とあった。思い違いの原因は簡単、私は文字を見ただけで「登録者、数十万人」と読み取ったのだが、正しくは「登録者数、十万人」と読み取らねばならなかったということだ。
プロの仕事なので間違いはない表現だろう。私なら「登録者数は十万人」あるいは「登録は十万人」を見出しにしたと思う。エッセイの会合で「タイトルも一つの文章」、文字数は少ないがそれだけで完結したものにする、という趣旨の指導を受けた。新聞を読むときも記事のタイトルにはどんな記事でも興味を持って見る。TVも同じ。タイトルにひかれて記事を読み始めることもある。
意味を取り違えたり、間違った理解をすることを誤解という。時たま誤解されたままの方が都合のいい場合があるともいうが経験にない。誤解は解きたいと思うのが普通だろう。今回は私の読み解き方が作者の意図と違った、それで済む。稚拙なブログでも気を使っているつもりだが、誤字や脱字と違って、私の誤解に基づいて書くこともあると思う。その時はご容赦ください。