日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

サトイモの皮むき

2014年09月20日 | 生活・ニュース


 サトイモの収穫時期になった。サトイモは花を咲かせないと教えられていたし、これまで見たこともないので信じきっていた。ところが最近、知人の写真ブログに「サトイモの花」がアップされた。初めて見るその色と形にしばらく見とれた。色は鮮やかな濃い黄、花は鶴の口ばしのように長く鋭くとがっている。その色や姿は土中の芋からはとうてい想像の付くものではない。先人も花を見た人は少ないのだろう。

 子どものころ、親の手伝いで学校から帰るとサトイモの皮をむいた。皮のついたイモを木桶に入れ水を張る。小枝の付いた棒でかき回す。イモ同士がぶっつかったり、擦れ合ったりしているうちに皮は剥がれ落ちる。やがて白い姿を現す。混雑の様子で「イモの子を洗うような」と呼ぶが、これがいわれの初めかもしれない。

 「サトイモを手で洗うと痒くなる」という教えで実践してきた皮むき。狭くても菜園で収穫すれば我が家で皮を剥くしかない。そのための桶など小道具は常備されていた。今は皮むきのイモが透明のポリ袋入りで店頭に並ぶ。商品用の皮むきはいかようにされているのだろうか。

 出かけた先で「里芋の皮むきに使います」と書かれた札のつた竹製品が並んでいた。落花生を何倍も大きくしたかご状の真ん中に長四角の開口部ある。そこにサトイモを入れ、水を入れた桶の中で上下させ皮を剥ぐ、と同行の知人の話。イモを擦り合わせる原理は同じだ。それにしても1本の竹からつくられた用具の見事さに感心した。懐かしいうなぎ獲り籠もあった。展示が民芸品コーナー出ないということは販売品、どんな人が使われるのだろう。
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迷い込んだ小魚

2014年09月19日 | 生活・ニュース


 食品の安全にはいろいろな内容がある。最近の報道にある外国産の加工食品のでたらめな管理は、たとえ動物の飼料としても許されない。そんなものを商品だ製品だという方がおかしいし、厚かましい。外国産だけでなく国内の一部でも常識を疑う行為はある。どうせ味など分からないからと、国産米に外国米を混入し、国産米として販売した事例があった。

 最近、「ちりめんじゃこ」に毒性の小魚が混入している、と注意喚起を含む報道があった。高齢者のカルシューム接種の食材としてもよく知られている。我が家もいろんな場面でよく利用している。これまでも混入物らしき小魚は目にしていたが、報道以来なんとなくチェックした家内、3匹の混入魚を発見した。

 大きさは1センチ前後、なんとなく、あの高級魚のふくに似ている様にもみえるが、名前はわからない。この程度の量を口にしても大きな障害は感じないが、3匹には退場を願った。

 日本うなぎやマグロの養殖や漁獲規制が国際的な門愛になっている。うなぎは、絶滅危惧種に指定される手前まで来ている。指定されると食材から消える。うなぎもマグロも最大消費国は日本、規制や約束事を守り、食材から消えることのないように関係者の努力を願いたい。それにしても、あの小さなじゃこのあみに、小魚は迷いこんできたのだろうか。人ならまだ親の腕の中だろうに。
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タバコ雑感

2014年09月18日 | 生活・ニュース


 対向して来る大型車からの危険を避けるため道はしに避けて気が付くとタバコ自販機と並んでいた。整列させられたタバコの箱の中には喫煙していたころの銘柄もありちょっと見入る。と、自販機だから個別に定価が明示してある。その価格は400円以上、最高は460円だったか。こんなにするのか、高価格が原因で禁煙や節煙もあるだろうことを思う。

 タバコは、増税商品の対象によくなる。歳入が不足するのでそら増税、タバコは1本や1箱単位でその額が示される。確かに単純に考えれば計算は簡単にできる。そんなとき思うことがある。禁煙法が成立し、国内からタバコが消えたら、歳入減を補うためどのくらの増税になるだろうと。健康のリスクを負いながらタバコ税を払う人に何か対価を払わなければいけないのかもしれない。

 禁煙宣言をしたわけではないが吸わなくってから30年以上過ぎた。年数や止めた日付などが記憶にあるうちは本当に禁煙したことにはならない、という人がある。これは禁酒についても同じだという。これまでの人生でタバコや酒に一切縁のなかった方はそう思われるだろう。そうでない人が、それを止めることには幾ばくかの理由があろう。当人にとってはその日は一つの記念日にほかならない。

 愛煙していた銘柄は2倍位になっている。最近まで国内はデフレが問題とされていたが、タバコだけは右肩上がりの別格商品となっていたのだ。喫煙中も増税という値上げに出くわしていただろうが、さほど記憶に残っていないのは喫煙本数が少なかったことに寄るかもしれない。飲料水と違いタバコ自販機は誰でも自由に利用できない規制が掛けてある。周りのでも喫煙者がめっきり減少した。環境としてはこれを続いてほしい。
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明日からは中3

2014年09月17日 | 生活・ニュース


 この稚拙なブログも今日が8年目最後の日、次は、学齢でいえば中学3年に進級する月日を重ねたことになる。中3といえば高校入試に向かって邁進する年齢、世の試験という制度に初挑戦となる。ブログにはそうした厳しさはないが、少しは読み応えを感じてもらえるものを載せたい、とは進学ならずとも思っている。

 毎年、1年分を1冊だけ自家製本している。その中身は、これまで約2750編を恥ずかしいながらアップし、その総文字数は約149万字になる。アップしたが未使用の写真は約400枚、下書きで放置している文章が約50編ある。気の毒だがこれらは再び陽の目を見ることはないだろう。ないが、下書きのまま残しておく。

 ブログは公開日記といわれる。ここでは日記風もあればその時に感じたことや思ったことを書いてきが後者の方が多いと思う。内容が独りよがりのところは日記風かもしれないが、とにかく続いている。書くことについて他から制約を受けることはないのがいい。制約はないが自制することはある。何が面白くて書くのか、頭の体操に少しは寄与しているだろう。

 書いてパソコンを閉じて背伸びする。一日が終わる。その積み重ねが毎年1冊になる、来年はどんな1冊を仕上げられるだろうか。
 
 
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校章に見られて

2014年09月16日 | 地域


 「ピィピィピィー」、「ピッ、ピッ、ピッ」、「ピィーピィー」、その場面に合わせた笛の音がするのは近くの小学校の運動場。今月28日の運動会へ向けての練習、その姿は1年生に見える、児童数は100人を20~30人くらい超えている。紅白の運動帽が並ぶ、走る、円陣、腰を下ろすなどの号令に合わせ動くが、先生の納得はなかなか得られない。繰り返すいろいろな動作、何度目かの整列で「ピィーー」と長い笛の音、動きが一斉に止まる。

 校区内に若い人の新築が増え、児童数が昨年から増しているとは結構なことだ。不動産関連のチラシに、この小学校の校区、という大きく目立つ文字が目につくこともある。こうした宣伝効果もあるやに聞いた。この小学校は「質実剛健」という言葉が校歌の1番の出だしだったころ、60年以上も前に卒業した学校。  

 先生の大きな甲高い声も時々発せられる。自分たちの頃はどんな光景だったのだろう。1学年は1クラス50人強で6クラスあった、目の前で練習している児童数の3倍近くいたことになる。そんな児童数だから出場競技も多くはなかったと思う。校庭の木陰で練習を眺めながら思い出そうとするが、走りに自信のなかったことだけが浮かんでくる。

 いくつかの動作を繰り返しているうち、笛の鳴る回数も少し減る。動作もいくらかそろいだし、整列の間隔もまあまあ揃い始めた。そんな児童らを講堂の外壁の高い位置か見つめているものがある。それは設立以来変わらない校章。小学時代は校章を付けた学生帽を被って登校することが当たり前だった。今がカープの帽子が全盛、校章は単なる象徴として祭られているようだ。 
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Welcome

2014年09月15日 | 生活・ニュース


 昨日の朝食は「無事着いたかな」と、家内と話しながら進んだ。孫は夏休みに語学留学でオーストラリアへ行った。今度は逆留学の高校生が孫の家にホームステイ。早朝の到着出迎えのため孫一家は関空近くで前泊。天候は穏やかそうなので、その分の心配はしなかった。孫の時もそうだったが、あの重い塊が空に浮くのだから、地に着くまではやはり気になる。

 「今、無事到着、再会しました」と嫁から、背の高いしっかりした感じの子と孫のツーショットが届き安心する。滞在は2週間ほどという。来日に備え日本語を勉強していたという彼女、高1の孫と同じ15歳。

 恒例の月刊孫新聞作成に取り掛かる。といって、英文では作れないのでいつも通りの日本語新聞、小さく、彼女に通訳してとお願いを書き添えた。さて、何を書くか。ウエルカムの次の言葉が出ない。何か遠く離れた田舎の齢者が一人で緊張しているようで苦笑い。京都の文化や生活や習慣を観察しながら、楽しんで、そんなありふれた内容になった。

 孫もそうだったようだが、土日以外は真面目な学習カリキュラムが組まれていているらしい。物見遊山は許されないようだ。嫁はホームステイの経験はあるが、受け入れはじめて。家内との電話で「自然流でやります」と話したという。ごく普通のサラリーマンの家庭を見てもらう、知ってもらう、それが一番だろう。ただ、事故や病気に絶対あわないことを願っている。
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イワクニ

2014年09月14日 | 地域


 仲間うちの納涼飲み会は駅前のビヤーガーデンに決まっている。地上30メートル余りの高さからの眺め、多少の変化は見えても「街が変わった、良くなった」という湧きあがる感触は全くない。「日本中の地方がそうだ」という仲間もいるが、それは半ばあきらめにも似た口ぶりに感じる。 

 同規模の他市との比較でよく出る、美術館がない、公認の陸上競技場がない、高校野球予選ができる球場がないなど、ないないがいくつも上がる。一方で、やがて極東最大の米軍基地になるイワクニ。そのための基地内工事は活況を呈しているというが、市民には見えない。「イワクニは基地と錦帯橋だけか」そんな街になって欲しくない。

 野球場は愛宕山に出来る、という人がいる。あれは米軍の施設で市や市民の管理の届かない野球場となっている。市民が使用できるとさかんに頒布されるが、「施設は米軍が管理する。できるだけ市民が利用しやすい運動施設になるよう、今後、国、米軍及び岩国市で調整される」と県議会での県の答弁。「市民が自由に使える」なんてことが約束されていないことを県は認めている。

 日経新聞社が全国の813市区議会を対象に実施した「議会改革度」調査が6月中旬に発表された。調査内容は議会の「情報公開、議会への住民参加、議会運営方法」など35項目、回答率は100%だった。それによると我が街は100点満点で15.6点、全国順位は813中の713位、中国地方54市中の52位、活性化が見えない大きな問題点の一つだ、暮れかかる街を見おろしながら乾杯をした。 
 
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無断ですが・・・

2014年09月13日 | 生活・ニュース


 突然ですが、新聞を1面から順に開いていて読んでいる。次の面を開いたら、そこに自分の大きな写真が、それも一番手前に載っていたことがありますか。その時はどんな感想を持たれましたか。今朝、購読紙で連載中の特集記事の写真に私が載っていた。いや、驚いたのなんの、写真に写ることが好きでないのに、知らぬ間に撮られ、そして無断掲載された。

 写真は、昨日、投稿で掲載された「砂防ダム 環境配慮を」を書くきっかけになった学習会の会場の一コマです。掲載写真は学習会の始まる前、飢餓状態で保護され飼育中の体長80センチほどの特別天然記念物「オオサンショウウオ」のいる水槽の中を見入っているところ。これが知らぬ間に撮れた自然のままの我が姿か、そう思うと無断掲載をよしとした。

 毎日、流される無数の報道、その中では画面や紙面に多くの人の姿や顔が鮮明明確に表れることがある。取材を受けた人は別にして関係ない、例えば、その場所をたまたま通っただけの人もあろう。映像では「あ、あの人だ」となる。その中には映って困る人がいるかもしれないが、監視カメラが犯罪者を割り出す時代、そんなことは言っておられない時代になっている。

 私の投稿への読後感が載っていた。その中の一つに「すべて捕えて別の川へ移す」とあった。どこまで特別天然記念物について調べられての意見か分からないが、保護飼育を担当されている人らの飼育技術の難しさ、苦労や努力を聞いているだけに、オオサンショウウオの生態系を変えることの困難さを思うと、提案は難しいと感じる。
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砂防ダム 環境配慮を

2014年09月12日 | エッセイサロン


2014年09月12日 中国新聞「広場」掲載

 岩国市の錦帯橋が架かる錦川の上流に、宇佐川という支流がある。この川は、特別天然記念物「オオサンショウウオ」の本州最西端の生息地として知られ、その数は推定約400匹という。

 川の砂防堰堤を上れず、22匹が極度の飢餓状態で発見されたという。市教委が保護し、回復状態を見ながら川に戻している。 移動を阻害する砂防ダムや堰堤の存在は、絶滅の原因の一つになると、専門家の説明があった。

 一方、8月に発生した広島市の土砂災害では、多くの貰い人命を失うなど甚大な被害が出た。土砂災害の防止には砂防ダムが有効で、今後、対策が急がれるだろう。

 砂防ダムは土砂の流出を抑制し、下流の人命など災害を予防するため高い堰堤が存在する。その堰堤が、川の生き物の往来の支障になっている。

 日本の砂防ダム技術は世界のトップにあるという。その技術で、災害の防止と、川の生き物の生息環境も守れるダム建設の検討を願いたい。
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濾過器の働き

2014年09月11日 | 生活・ニュース


 EV車がこれからは主流になるという。フル充電で500キロくらい走行が可能になったことが販促に結びついてきたという。車すべてがEV車になれば環境改善への効果は大きく、温暖化防止策の一つの力になる。ただ、その価格は支援策があっても6百万円前後の持ち出しになるというから、庶民車になるにはまだ時間がかかりそうだ。水素自動車も本格的参入を始める。

 発売当初のハイブリット車は環境に優しい車としてやはり支援策があり、売り上げを伸ばした。今は大方が類似の車種になり車は環境に優しい物となった。丁寧に燃費に配慮して運転しているつもりだったが、点検で「エンジンのエアフィルターの交換が望ましいです」と見せられた。結構、黒い汚れがフィルターに付着している。初期段階でガンの発見ができ、その手術を経験して以降、車も含めプロの診断は素直に聞き入れることにしている。

 車のエンジンは大量の空気を吸ってガソリンを燃やし動力としている。エアフィルターが汚れで詰まると空気の供給が悪くなる。すると完全燃焼しなくなり馬力が低下し加速も悪く、最大の問題は燃費が悪くなる、そして黒煙をまき散らす、ことくらいは理解している。普通に街中を走るのにフィルターの性能が低下するほど汚れる、これは大気の汚れが進んでいる、とあきらめる。

 エンジンのエアフィルターに限らず、この世の中で濾過した方がいい、して欲し案件は、よく言われる「山ほどある」。特に政治に経済、情報の真贋などに思う。清澄が過ぎるのは良くないともいうが、目詰まりし、動かなくなるよりはいいだろう。庶民の生活に目詰まりは不要だ。という自分の日々のことがらも同じ、フィルター無しでもいい発信ができたらと、いつも思うことは思っているのだが。
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