日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

未来の車

2015年11月20日 | 社会 政治


 各地で2015年モーターショーが開催され、世界のメーカーからは我が社が1番と未来の車が展示されている。華やかな会場を訪れ、高嶺の花ではあるがそれらの車を直接見たい気持ちあるが、簡単にいかないのが世情。上手なナレーションにのせられて登場する未来カーを画面で眺めている。

 人が運転しない車は実用実験されている。運転手という職業の将来はどうなるのだろう。子どものころ将来になりたい一つには運転手があった。バスやトラック、機関士も含めて運転手はあこがれの職業のひとつだった。今でいえば新幹線の運転手かもしれない。パイロットという言葉は知らなかったと思う。

 実用実験されている運転手不要の車が庶民の手に入るのまでには長い時間がかかる。そのためのシステム開発に世界の技術者が挑んでいる。日本車が外国で走る、日本のシステムで外国の道がスムーズに走れるのか、その逆も言える。国際統一された規格がやっぱり必要になる。その中に車が読み取る道路図制作も重要なテーマという。ITを駆使した未来カー、5年後の東京五輪がその夜明けになる。

 原油需要減の派生でガソリン価格が低下している。車利用者にとっては有り難い現象になっている。しかし、ガソリン車の排ガス規制はゆるむことなく続いており、それらに対応する電気自動車、水素を使った燃料電池車など研究が進み、一部は路面走っている。これらの進歩に合わせ、過疎の進む地域でも運用できる未来車を同時にお願いしたい。それは過疎地が消滅しない救いに繋がる。 
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労わって

2015年11月19日 | 自然 季節


 近在の今年の柿は大豊作という。昨夜、渋柿が届いた。寝るまでに皮をむき、糸を使って干し柿の準備をした。数日続いた雨模様は予報通り今朝は秋の空に変わった。さっそく渋抜きのため軒下に下げる。今秋2回の干し柿作り、明日も小春日和、渋抜きには言うことなし。初回と同じように旨いドライフルーツに仕上がるだろう。

 昔風にいえば大百姓、広い畑の法面に何本もの柿の木がある。その渋柿や甘柿の木に鈴生りの柿が実るとその周りは別次元の世界に見えていた。何が不足なのか最近は実りの状態が良くない。猿が出没するというからそのせいかもしれない、猿は電気柵では防げないという。そんな法面の柿も終わりが近づいた。

 猿が食べ残したのか、大百姓家が昔からの言い伝えに従ったのか梢に熟れた実が残っている、いや、木守柿として残してある。今年も沢山の柿をありがとうと労わり、来年もよく実るようにと願う気持を木守柿に伝える。その柿、さすがの猿もそこまでは手が届かないだろうと思える小枝の先端で、少し鄙びて見えるが頑張っている。

 マレーシアの企業に出向した同期が「日本を離れて食べたくなった物の一つは柿」と話した。柿は手段を尽くしても手に入らないから日本から取り寄せたそうだ。その話の時、柿は日本の果実だということを知った。子どものころはおやつ変わりでもあった柿、今では収穫されないで熟し落ちていく。いつか、食べたいが食べれない、そんな時代のこないことを木守柿に祈る。
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干支作り

2015年11月18日 | 陶芸


 多くのニュースに接して歓喜しあるいは怒り、また悲しんだりした今年も残すとこ40日あまり、書店には新しい手帳や日記帳類が並ぶ。CMでは早くもお節の予約も始まっている。百貨店やスーパーの歳暮用品特設コーナーもニュースで流れる。景気は回復しているといわれるが実感のないまま年末へ向かっている。私的にも恒例になったあることが始まった。

 「世界で一つだけの作品を作ろう」と誘われて仲間入りした陶芸同好会も年が開ければ8年目に入る。年数は過ごしたが腕前の方は粘土をいじる域から脱していない。それでも月2回の教室を楽しんでいる。これまで年の暮れ近くなると干支作りを心がけてきた。今まで丑から始まって未までの7匹を作った。その出来栄えは世界で確かに一つしかないが世に出せない逸品ならぬひと品として残している。

 来年は12支の中の9番目にあたる申。18歳から選挙権が付与される初年度、どんな1年になるのだろうか。そんなことを思いながら申ねらいでパーツを組み合わせていくが、粘土は思うままにさせてくれないが何とか仕上げ、申いや猿と思って見入るが熊にも見えなくはない。色づけは陶芸用絵具を使って描く。熊にはない愛嬌のある顔を描き猿と思いこむ。

 焼き上がれば透明になる釉薬をつけて干支つくりは終了する。白い釉薬に包まれて表情は見えないが、完成するといい猿顔に変わっていると思う。これから作る干支は順番に酉、戌、亥、子の4個となる。生きていれば子年には傘寿になる、こうして並べてみると干支一巡は結構長く、還暦や古希にはそれなりの意味を感じる。
 
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山茶花梅雨

2015年11月17日 | 自然 季節

 午前・午後とも降水確率90%の予報でも陶芸教室の予定は変更にならない。迎えのバスが集合地点についたころは可なりの雨足だった。バスの窓は曇る、海抜500メートルにある会場周辺は濃い霧に覆われ、紅葉の山姿は見通せない。そんな中、申し訳なさそうに花水木の赤い実が窓外に並んでいる。ありがとう。

 夜も降水確率は90%。日本では季節の変わり目に雨の日が多くすっきりしない日が続く。変わり目の雨を梅雨と言いあらわす。春は菜種梅雨、夏は梅雨、秋から冬に向かう雨はちょうど山茶花の咲く時期に当たる事から山茶花梅雨という。垣根の垣根の曲がり角 たき火だたき火だ・・・、街中でたき火はできなくなった。山茶花だった生け垣はブロック塀に変わりあまり見かけなくなったと感傷気味に思うは古いのか。

 こんな空模様の中一人の修行僧をみた。軒下で借りた長椅子の上で座禅をし瞑想する姿を初めて目にした。軒を貸す人によると托鉢もされているという。僧衣をまとったその人のことは知る由もないが、一心な姿は凡人の私にも分かる。後から思えば、座禅の側を通るとき何故かちょっと避けたように思う。座禅は禅宗で行うことが多いという。修行をする人に四季は無いかもしれない。

 この時期の雨は薬雨ともいい、動物たちよ水を飲んで冬眠しなさいという自然の恵み雨という。この頃の晴れた日を小春日和といい温かい、山茶花梅雨の日は寒い、この繰り返しの先に本格的な冬がやって来る。エルニーニョ現象の影響で暖冬の予想がされている。身体的には暖冬歓迎だが果たしてどうなることか。
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大収穫

2015年11月16日 | 生活・ニュース


 試し掘りした里芋の出来栄えに「芋煮会をやるか」、そんな冗談も飛び出した月1度の農園作業。前日遅くまで降った雨がウソのような秋の空の下、防獣柵の中で掘ったり抜いたりの作業をする。小春日和といえば心地よい日ざしを思うが、作業時間が経つにつれ汗ばむ。 

 そんな仕事姿を、竿が届かず取り残された何十個もの熟し始めた渋柿が見下ろしている。柵の中の数人を除いては素人農夫、農具を使う足腰や手の動きはおかしく面白い眺めだろう。雨上がりの畑は少々ぬかるんで、農作業に慣れぬ者にはいつも以上に動きにくい、が、里芋に続いて予想以上のさつま芋の収穫に驚き難儀を感じない。

 前回の間引菜から1カ月ほど、大根もカブもよく育っていい形で立派な姿になっている。月1度しか手入れの無いことを自覚して自ら生きる力を身につけているようだ。防獣柵に守られていることを感謝しているようでもある。白菜も次の作業日には収穫できるだろう。ちょっと早めだが、手作りの昼食弁当を食べながら話は弾む。

 TPPの影響を受けることのない農園だが、休耕中の畑の雑草化を防ぎ、国道沿いの景観を少しだが見栄えをよくしている小さな農園を何年も楽しんでいる。大きい小さい、不揃い、鍬切れ、形がいびつなど収穫された野菜の姿の数だけ笑いがある。目分量で分けられた新鮮野菜を持ちかえるのも楽しみの一つ。祖に中に、試し掘りした始めて見るヤーコンがある、どんな味か楽しみだ。
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パンダの宝物

2015年11月15日 | 生活・ニュース


 医療・医薬品の進歩は長寿社会を押し進めている。その結果として医療費負担は年々1兆円規模で膨らみ、国家の財政を圧迫する存在になっている。一方、少子化も高齢化に負けない勢いで進んでいる。かって人口の年齢構成は理想のピラミッド型をしていた。高度成長と欧米型社会への転換により、少子高齢化の日本になった。

 止む得ないことで病院のベッドで過ごすことはあっても、誰も長居したい人はいないと思う。そのために身にあった健康維持のための健康法を持っている。私は早寝早起き、規則正しい生活習慣、食事は何でもおいしくいただく、起床と就寝時にコップ一杯の水を飲む。水をのみ始めてかれこれ20年になる。きっかけは受講した健康講座講師の薦めだった。何が良いか覚えていないが、起床時に口を漱いでから冷たい水を飲むと身体がしゃきっとする。

 ある集会で、「パンダのたからもの」という呪文のような言葉を寝起きに5回、声を出して言ってみましょうという余話があった。歯科医の語る口腔ケア―の話の一部らしいく、食べ物ののみ込み機能のトレーニングに用いる発声訓練の言葉という。本来は「バ・タ・カ・ラ」でいいそうだが覚えやすい呪文のような言葉になった。この8文字の組み合わせが大切という。聞いた翌日から実行している。その効果は改めて。

 これを続けると「表情がとっても明るくなる」というレポートがある。その原因の第一は「食べ物がとてもおいしくなるから」という。呪文が唇と舌の機能を高め食べものが飲みこきやすくなるらしい。目標の80歳で20本の自歯、このためにも有効そう、呪文を唱え続けてみよう。
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石臼に想う

2015年11月14日 | 回想
 
 ある史料館の軒下に、昔の農機具が無造作に置かれている。その一角に「餅つき臼」と「碾き臼」が幾つも並べられていた。どちらも我が家にもあった道具で珍しくはなかった。ただ一つだけ目を見張ったのは大きな碾き臼だった。その大きさは、直径が家庭用の3倍近く、長さでいえば1メートルは優にある。重さの想像はつかないが、下の臼は上に比べ少し薄いがとにかく上下がそろっている。
 
 大豆や麦を粉にするとき使った石臼(碾き臼)、昔は貴重な道具の一つとして多くの家にあったように思うが今は資料館などで見かける程度になった。構造は上臼と下臼の2段重ね、粉にしたい物の投入穴が上臼にある。投入すると上臼に取り付けてある回転用のハンドルを回し、上下臼の間ですりつぶして粉にしていた。子どもでも手伝えたが、重くて長い時間は無理だった。

 上臼の下側、下臼の上側にどんな仕掛けがあったか記憶していないが、溝のような筋があったと思う。今は工場の製粉機械であっという間に大量の製品が得られる。いま思えば手間のかかる加工品を作っていたことになる。しかし、石臼のよさは、食品の成分を高い温度で壊したり、加工中に急速酸化させることがないので、その物の栄養素を破壊しないという。食品の味やコク、香りを最高に引き出せる理にかなった道具ということになる。

 軒下の大きな石臼は人の力では使いこなせない。牛か馬かに曳かせたか、水車の力を利用して粉という加工品を作っていたのだろう。その大きさや動かす力などから大掛かりな仕掛けだった。今は用を終えた石の塊と思えばそれまでだが、一つの集落が協同で大切に守り通した貴重な遺産にも思える。ユネスコには見向きもされないが、農業や協同を考える原石かもしれない。
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侵入防止器

2015年11月13日 | 生活・ニュース


 散歩の途中、菜園作りが趣味の同級生の姿を久しぶりに見つけ仕事の邪魔をする。いつ立ち寄っても柔らかで肥沃そうな土の様子は変わらない。初冬の柔らかい日ざしが、今が旬の大根など緑に覆われた畑にそそいでいる光景は自然と人間のいい営みを感じる。

 「まあ、見てくれ」と葉っぱをかき分けたそこに穴がある。それはモグラの穴と教えられた。そこから畝の間を軽く抑えるだけで陥没していく。一見平和に見える菜園だがモグラの襲来に困っていると話す。どうして侵入を防ぐか、研究熱心な彼はいろいろ調べ手作りの侵入防止器を作った。それが菜園のあちこちに立ててある。

 侵入防止器は、断続的にではあるが地中へ振動を送るというもの。彼の制作したのは、まずペットボトルで風車を作る。そのままの回転では振動が発生しないので小石を風車の胴体に入れる。回転によって音と振動が発生する。その音と振動は風車を取りつけた細い鉄の棒を伝わって地中に伝わる。小石が大きくては風車が回らず、小さいと音も振動も起きない。風車は風の向きに添って方向を変えるので動力は不要のエコ製品。こうした試行錯誤が楽しかったと笑う。
 
 防止器設置後、モグラの侵入は減少したという。たかが菜園程度の野菜作りだが「農業は脳業」でもあると話す。野菜への日当たりよくするため畝の向きや並べて植える野菜の背丈、肥料3要素が区画を超えて邪魔し合わない工夫など、自然と相談しながら楽しむという。「脳業」という新しい造語と野菜を土産にもらい菜園を離れた。
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一流の味を食す

2015年11月12日 | 生活・ニュース


 茅野さんのブログカテゴリーに「食事・食べ物・飲み物」という一項がある。それには家庭の料理や自らの手作り料理は勿論、国内外で堪能した食事、西の軽井沢という山麓での四季折々の料理など読む者に楽しさを感じさせる食事風景など多彩に語られている。そこには「食事は楽しく」の哲学を感じながら読んでいる。

 ひと月ほど前になるが、そのカテゴリーで「予約でいっぱいの店」というタイトルの随筆がアップされた。紹介の食材は市販のパスタソースだがそのソースに秘密がある。詳細は省略するが「予約しないと食べれない」ほど有名なお店の品は「完熟したとまとの旨みにバターの深いコクを加えた香ばしいソース」とある。随筆の終わりに「このレトルトのパスタソース、あなどることなく是非お試しあれ」と結んである。

 随筆の「岩国にいながらにして、銀座の味がかくも簡単に味わえるとは」に引かれ購入した。召し上がり方は二通りある。同じ食べるなら、「さらに濃厚なおいしさに」なるというひと手間かけた召し上がり方にする。料理はど素人の私にも覚えられるほど簡単。それほど外食の経験はないが、これまで食べたナポリタンの中で一番旨いと思った。

 市販のソースを熱湯で温め、ゆでたパスタにかけて混ぜて食べることは何度もやってきた。レトルトだからこんな味と思いこんでいたが、旨さに確かな違いを感じた。スーパーにはお店で食べる数分の一の値段で10種類以上のソースが並んでいる。茅野さんの言われる「お試しあれ」が良く解った。お試しはすんだ、これからはいろんな味を食してみよう。 
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ローカル道

2015年11月11日 | 地域


 現役のころよく通ったそのローカル道は次のカーブを曲がればあの店が見える、このカーブは急曲りだから対向車に気をつける、そんな余裕をもって運手していた。その道を何年ぶりかに運転しながら車を走らせた。工事個所はあったが、道路整備はあのころ以上に進んでいて走り良さは改善されている。その割に沿道の賑わいはあまり感じなかった。

 大きな変化に気づいたのは沿道のガソリンスタンドが幾つも閉店していることだった。街の中でもGSの閉店やサービス内容の削減など経営の苦しさを利用する者も知っている。市街地を離れるとその度合いはさらに強くなる。過疎化、若者の車離れ、高齢者の運転免許返納、低燃費車の急速な普及などGSを取り巻く環境は厳しさを増す。沿道のGS減少は地方の地方にも押し寄せている。

 我が家の車も低燃費車利用に変わって可なりの年数になる。そうなってから給油回数は減りガソリン代は5割少々の削減となり家計に貢献している。個人でさえこのような状況だから、国内全体で消費量の右下がりは容易に想像つく。温暖化防止には有用だが、経済的貢献度は下がる。技術の進歩はだんだんに人手をいらなくする。これは悩ましい関係だ。

 地方でお目に掛かるのはいつのことか分からないが、近未来、それは東京オリンピックの年には無人車が走行するという。無人車はガス欠を事前把握するだろうが給油は誰がするのだろう。あるいは充電はどうするのかつまらない疑問が頭をよぎる。過疎地でこそ役立ちそうな無人車、そのためにはまずは東京五輪での成功が鍵になる。
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