AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

ハンブルグオペラ研究生、「洗濯物たち」公演(ナッキー)

2012-10-07 08:10:49 | 映画・芝居・ミュージカル・ドラマ
ハンブルグ・オペラ研究生、「洗濯物たち」公演(ナッキー)

海外出張中はAKB48のモニター観戦ができなくて、「つまらないなあ」と思う一方で、毎日のように「立ったままスクリーンを凝視する」のは体力的消耗も激しいので、体力の回復にはいいかな、と思います。
海外では、AKB48と日本のアイドルは見られないけど、好奇心は旺盛なので、

観点1:日本のアイドルとの共通点はないか
観点2:日本のアイドル鑑賞に寄与する何かを得ることはできないか
観点3:日本語の分からない外国人がAKB48の公演を見たら、どのように感じるかを体験できないか

という観点で、出張先の芸能・芸術をなるべく観るようにしています。
観点1・2は時々とありまして発見すると、このブログで書いています。
観点3は、なかなか難しい。そもそも、私のよく見るミュージカルは、(芝居に比べて)エンターテイメントとして普遍性を追求しているので、セリフ・言語を理解できなくても、ストーリーが分かるように演じている。
英語は仕事と野球研究で毎日接しているので理解できてしまう。ドイツ語なら分からないだろうと期待してみたSister Act@ハンブルグ(文末にリンク)も、アメリカの原作だったためか理解できてしまい、観点3のシミュレーションにはならず。

そして、とうとう、今日の公演は、理解不能だった。
だけど、面白かった。
同じパターンの劇(歌はあったけどミュージカルではない)を日本のアイドルがやったら、これは受けるぞ。

ハンブルグのオペラ劇場には、Opera stabile という小劇場(観客150人、AKB48シアターに近い)が隣接されており、ここでは10から20ユーロで週2回程度公演している。
前回見た時は、楽器演奏、オペラ歌唱、指揮者による解説、ベテラン歌手一人だけ残りは若手(私は、勝手に、オペラ研究生公演と命名)

本日は、ピアノ伴奏1名。
役者6名、男性3名、女性3名(つい、前田敦子、大島優子、仲川遥香が女3対男3のカラオケを思い出してしまう。)
セリフがほとんどない、歌と、動き(ダンスではない、パントマイムでもない)で演じる劇。
私が、内容を理解できなかったのは、この芝居が不条理劇(wikiをリンク)であり、同じく観ているドイツ人にもストーリーは分っていなかったのかもしれない。

この劇場は自由席なのですが、AKB48グループと違って、抽選入場も、チケットで入場順が決まっているわけではないので、早目に並んで最前列を確保。センターは遠慮して1列目左端。ステージ左にピアノがあったので、弾くところを近くで見られる。

開演前に、ステージでは、一本の洗濯ひもに、六つの服が、洗濯ばさみでつるされている。
開演すると、6人の役者が登場、服を身に着ける。
一人の男性は、洗濯ひもにかけてあった「ももひき」のような服を、ズボンの上にはく。
一人の女性は、コートをとると下着、その上に、洗濯ひもにかけてあったワンピースを着る。
6人はステージ後方のベンチに坐る。
ピアノ演奏。これはovertureなのか。
一人がステージ中央へ歩く。
6人がバラバラに、ステージを歩く、突然ダッシュという動きが続いて、ポジションが決まって(?)から、オペラ風のソロ歌唱(歌唱は、ほとんどアカペラ、一部はピアノ伴奏あり)
歌・ピアノ・動き・セリフ(時々)・ふりつけ・・・が交互に出てきて、何を演じているのか分からないまま、1時間の公演は終わりました。

演技で分かったのは、ワンピーススカートの女性(3人で一番背が低い)と、ほとんど歌わず・ほとんどのセリフを担当した男性が、恋愛関係にあること。抱き合う場面があったので。恋人二人がセンターで、4人がステージそでから、覗き見するシーンあり。

振り付けは、残念ながら、日本のアイドルとは異なり、手話のような振り付け、バンザイをしたり、手をぐるぐる回したり。
左手こぶしをふりかざす振り付けには、モーニング娘。に似た振り付けがあったような。

芝居の冒頭で6人が着た洗濯物の服は、終盤で5人は脱ぎ捨てる。
ワンピーススカートの女性は、恋人に、スカートの裾を引っ張られて、糸が解けて、スカートがだんだん短くなっていく。
これは、このまま進んで、エッチな場面になるのかと、期待してしまいましたが、スカートが短くなったところで、ひもの束をその女性に手渡す。

芝居では、6人とも真剣な顔。芝居が終わってエンディングでは6人が手をつなぎ一礼。MCはなし。
エンディングでは素顔に戻ったようで、女優の3人は3人ともチャーミングで、ドイツ人にしてはアイドル的。
芝居の間は、あえて、観客と目を合わさないように演じていたことが、エンディングの朗らかな顔つきでわかりました。

このステージを、AKB48ファンの方に説明すると、逆上がり公演の冒頭の芝居を、セリフなしで、体の動きと、時々はさむ歌で、一時間ひきのばしたような。

ドイツで、理解できない不条理劇を見て、面白いと感じた私と同じように、
秋葉原で、理解できないAKB48公演を、不条理ながら、面白いとドイツ人が感じるとしたら、RESET公演を例にとると、

「制服レジスタンス」で、板野友美(相笠萌)が、ステージに寝っころがった仁藤萌乃(高島祐利奈)を片手でひっぱり上げるシーン (オリジナルにはこの振り付けはなかった)
「毒蜘蛛」メンバーが入れ替わり立ち代りステージを移動し、順に歌唱していくところ。youtubeをリンク、小野恵令奈、米沢瑠美
今日見た公演で6人が一列で走り回るシーンで思い出した、「星空のミステイク」のイントロで、左右から8人ずつが駆け足でそでからセンターに移動してハイタッチするところyoutubeをリンク 

勝手に名づけて「洗濯物たち」公演。冒頭で洗濯ひもが服がぶら下がっていたのとチームK振り付け youtubeの45-55秒に、本日の芝居と同じような手をぐるぐる回す振り付けあり、演じている途中で服を脱ぐところも共通。

ステージ後方には、ドイツ語の字幕が出ていたので、違う言葉だったようで、そうすると(現代劇ではなく)古くから演じられている脚本なのかもしれない。そうだとしたら、国技館で大相撲を見ると江戸時代を味わえるような、タイムマシン体験。

オペラの10月の公演予定を見ると、今日の出し物は一回限り。この一回のために覚えたのだとすると、ちょっとすごい。
私は勝手に研究生公演と名づけているが、若いというだけで正規メンバーとして大劇場に出ているメンバーなのかもしれない。

ナッキー

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今日見た小劇場の写真を再録。
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