空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

「ゴールデン・ノリ」解放;ユースフ大統領,退院―ソマリア

2007-12-12 19:31:03 | ソマリア関連
 そうした訳で,ケミカルタンカー「ゴールデン・ノリ」は米・独海軍およびプントランド当局の尽力を得て,解放されました:

BBC news, Africa Somali pirates free Japan tanker 12 December 2007

 Reutersが早かったかもですが,まぁいいですよね。
 100万ドルの身代金を要求した翌日の解放劇。身代金が支払われたか,海賊が何故に6週間で諦めたか,そのあたりは不明。

 日本語報道には一部,ドイツ海軍の協力もあったと伝えるところもあり(…日刊スポーツだった…),私としてはそれほど文句はありません。

関連記事:
Garowe Online Somali pirates leave Japan-owned ship, crew safe Dec 11, 2007 - 6:59:41 PM
Reuters Somali pirates leave Japan-owned ship, crew safe Wed 12 Dec 2007, 4:56 GMT

 なお,ソマリア暫定政府大統領,アブドゥラヒ・ユースフ氏は退院されました:

BBC news, Africa Somalia's leader leaves hospital 7 December 2007

 7日の記事ですから,まぁ結構前の話です。
 彼の死亡を伝える記事を手にとって,「ジャーナリストの一部は全世界に向かって,私がもう死んだと言ったねぇ,私はそれをTVで見たよ。けど君らは私を今現にみているわけだ。私が思うに,これは君らが嘘つきだってぇ,充分な証拠だね」。

 やつれたお顔だそうですが,なおも意気軒昂とでもいうところですか。

 しかし会談等々キャンセルしたはずですよね。それでバイドアからケニアに緊急便。酸素吸入を使ったのも本当でしょう―気管支の問題であって,恐らく,安全を確保しようとしてとはいえ。

「気管支炎だったんだが,もう結構いい感じだよ。医者が言うには,私はロンドンに行けるってさ」,大統領は語る。

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