希望の党には兵站が不足しているところ、占領先の捕虜から受け取る巨額な寄付金をあてに三桁候補擁立って、インパール作戦なんですよ。
— 高橋雄一郎 (@kamatatylaw) 2017年10月2日
マスメディアと言う巨大なリソースを潤沢に利用させていただくスタイル…なんだろうが、そういうふわふわした状況を当てにしすぎるのもどうかなあと思う。その点もインパール作戦を想起したがる人は多かろう。
…しかしなあ、最低限のインパール作戦をしようと思っても、それなりの「実弾」あってのことなのだ。今回の緑の小池新党は、作戦当初の蓄積さえ微妙に怪しい。党首との写真撮影(※選挙用)でさえ撮影料金徴収、立候補の供託金も自前とか仄聞する。
日経新聞 連合、希望を支援せず 政党本位の支持見送り 2017/10/3 2:00
「新党「希望の党」は政党としては支持しないが、民進党からの合流組を中心に支援する」
佐藤師団長独断撤退ー! 「烈」兵団は補給地点まで撤退するー!
…というか、みなさん、地元にもどって支持者・県党組織の意見を聴取しつつあるようですよねー。
「民進党最大の支持団体である連合は、衆院選で特定の政党とは政策協定は結ばず、民進党出身者を個別に支援する方針だ」
「細野豪志元環境相ら民進党を飛び出し、希望に加わった前議員への支援は見送る」
そんなわけで、元同志を自在に仕分けしようと思ってた人たちに相応の取り扱いがなされるのではないかと思われ、個人的心情としては「ざまあ」と流石に思う。
「無所属で出馬する民進党出身者は支援する」
あとで立憲民主に合流する気のひとには朗報ですね。
というか、無所属立候補の例は数例でていますから、これらの人びとには既に裏でこうした情報が流れていたとみるべきか。
時事 希望、1次公認約190人=「立憲民主」発足【17衆院選】 (2017/10/03-12:47)
「1次公認は当初200人規模となる見通しだったが、枝野幸男元官房長官(民進党に離党届提出)を中心とする新党「立憲民主党」に参加する候補者がいるなどして、民進党合流組が減少したという」
「希望は公認の前提として、憲法改正支持などを盛り込んだ政策協定書への署名を求めた。協定書には「公認候補となるに当たり、党に資金を提供すること」との文言もあり、波紋を広げている」
緑の小池新党の看板が欲しければカネを払えと。
とはいえ立憲民主党さんも「結成メンバーは枝野、長妻両氏、赤松広隆元衆院副議長ら6人」とあり、口蹄疫赤松を含んでいるからには私は支持したくない。なお私としては東北人でもあり、「フルアーマー枝野」にあまりいい感情を抱いていないことを付言する。ただし赤松と枝野と、いずれかに投票しろといわれたら迷いなく枝野。どちらかを堆肥に漬け込んで発酵熱で浄化しろと言われたら迷いなく赤松を漬け込む。
希望の党。民進党からの合流問題がここまでこじれると、そちらに関心が集まり、そこに「劇場」が成立してしまう。「しがらみ」「リセット」「森加計」と言った小池劇場の出し物のチケットが売れなくなる。
— 反町理 (@o_sori) 2017年10月1日
チケットが売れても観客が入るかどうかは微妙、ということにも。
立憲民主党の公式アカウント、とてもフレンドリーに話しかけてくれます。こちらは勝手に応援するアカウント。 https://t.co/3pZCoIDKT8
— 立憲民主くん (@rikken_minshu) 2017年10月2日
こういう雰囲気を、はたして緑の小池新党はかもし出せるかどうか。
枝野さんの会見では「国民」という言葉が繰り返される。先週からの政治報道の中で、殆ど使われず、置き去りにされていた私たち。「国民」、「市民連合の皆さんとの連携」、「幅広い市民の皆さんとの連携」誰も言ってくれなかったから、当たり前の事なのに安堵する。#立憲民主党 #枝野立った
— 子どもの未来を考えるママの会@大阪 (@mamanokai_osaka) 2017年10月2日
緑の小池劇場では、どうも国民の、支持者の姿が薄いっぽいのだ。
応援ありがとうございます。見た目は「冴えないおじさん」かも知れませんが、知性と勇気のある立憲民主党のリーダーです。みなさんの応援がいただけるよう、懸命に頑張っていきたいと思います。 https://t.co/vXuox8pkww
— 立憲民主党 (@CDP2017) 2017年10月2日
これはちょっとポイントである。
緑の小池の支持は、主婦層~小母さんがただとされているようだ。オンナの代表がそこらのおっさんどもをばったばったとなぎ倒していくところに爽快感を得ている、とか目にする。
ところが世の中の1/4くらいは冴えないおじさんであり、上司の勝手にきりきりまいさせられる者である。
で、緑の小池新党で国会議員になりたいという人たちの相当部分も冴えないおじさんの類であるわけだ。
さて。この際、世間の票は確実に緑の小池新党に回ってくれるだろうか?
オンナの代表を支持するために、その「オンナの代表」にこづきまわされる役の冴えないおじさんたちに絶大な支持をあたえるのだろうか?
負けが見えても孤塁を守る、無様な敗残の将に判官びいきの一票が来るというのは、そう確率が低いわけでもないだろう。いや枝野のことだが。
そして極めて重要なことだが、緑の小池には「次の次」はないが、枝野には「次」も「次の次」もある―小池の跡を継ぐものは、素人にはちょっと現状想像つかないが、枝野の「次」も「次の次」も、まあ誰かいるよなと思える。
さあ、どうなりますか。
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