空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

事実上の住民交換か

2018-09-06 23:19:15 | ビルマ/ミャンマー
毎日新聞 ロヒンギャの地に仏教徒 移住、促す 2018年9月1日 21時52分(最終更新 9月1日 21時52分)

仏教徒が多数派のミャンマーに隣国バングラデシュから仏教徒が移住するケースが続いている。移住先はミャンマーの少数派イスラム教徒ロヒンギャが集住する西部ラカイン州で、ミャンマー側は土地や家畜を無償提供しているという

ラカイン族の男性(49)は「昨年8月以降、ミャンマーに移り住んだ友人からの誘いがより熱心になった」と説明する。この男性によると、今年に入って移住した複数の知人らには、バングラに逃れたロヒンギャがかつて暮らしていた村周辺の土地が提供されたという

准教授は「(移住を主導した)僧侶はミャンマー軍と密接な関係を持っており、村も軍の意向で作られた」と説明。「ミャンマー軍は昔も今も、ロヒンギャが集住するラカイン州で少しでも仏教徒の人口を増やそうとしている」と指摘する

 …ギリシャとトルコの住民交換かな?
 いや、あっちはまだしも、双方の国に合意があったか。

 ともあれ、我々は100年を経て、こんなもんははっきりと恥ずべき行為であり、やってはならないのだという基本的合意を広くもてるようになった、と前向きに捉えておこう。いや、現実には実質上同じコトが行われていたりするんだが、まあ少なくとも名目をなんとかしなくちゃいけなくなったとか、多少は人道的な進歩が見られるというところを評価しよう、がんばって。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 共産政権時代のアネクドート... | トップ | 九州大学・研究室火災事件 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ビルマ/ミャンマー」カテゴリの最新記事