空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

日大・アメフト暴行問題:「やらせている私の責任」と独自の持論が10日で覆る

2018-05-17 14:39:40 | ノート
 教材としてとても興味深いんだが…アタマをかかえる…。



日刊スポーツ 関学大・鳥内監督「話にならん」日大に雪辱も不満 2018年5月6日19時48分

内田監督は「うちはこんなもの。今はリーグ5、6位の実力で連覇はきつい。トップと思わず、下から上がっていくだけ」と敗戦にも納得していた。

 最初の守備でDLが、不必要なラフプレーの反則を連発した。さらにプレー後に相手を殴って、資格没収=退場となった。「力がないから、厳しくプレシャーをかけている。待ちでなく、攻めて戦わないと。選手も必死。あれぐらいやっていかないと勝てない。やらせている私の責任」と独自の持論を展開した




 10日ほどでくるっと裏返るオトコの矜持である:

日経新聞 日大アメフト選手、反則は監督指示 大学は否定 2018/5/16 21:16

危険なプレーをした日大の守備選手が「『(反則を)やるなら(試合に)出してやる』と監督から言われた」と周囲に話していたことが16日、分かった。関係者が明かした。日大広報部は、内田正人監督が学内の調査に対し「違反をしろと言っていない」と述べたと明らかにし、否定した

日大の選手は下級生の頃から主力としてプレー。しかし関係者によると、最近は内田監督から精神的な部分で苦言を呈され「チーム内で干されている状態だった」という。6日に東京都内で行われた定期戦前に「やるなら出す」と反則行為を条件に出場の機会が与えられたという

日大広報部は「監督は『必死で頑張ってこい。戦え。厳しくやれ』など厳しいことは言ったが、違反しろという指示は出していない」とし、調査に応じたコーチや主将らも「監督はそんなことを言っていない」と否定したという。反則した選手にも聞き取りをしたが「(監督の話を)どのように受け止めたか、追加で調査する必要がある」とした

 いや「関係者によると、最近は内田監督から精神的な部分で苦言を呈され」で既にパワハラ確定だから。「潔く身を引く」ことくらいしかないで、これ。

朝日新聞 アメフト日大・内田監督「反則行為を指示したことない」 榊原一生2018年5月16日17時52分

日大の内田正人監督が学内の聞き取り調査に、「反則行為を指示したことはない」と話していること

内田監督は聞き取り調査に「反則行為を指示したことはない」と答え、「(守備選手に)頑張れと言い、その受け止め方が、あのプレーにつながってしまったのかな」と話したという。また、守備選手も「監督から指示されたことはない」と答えたという

 ではハドル・マガジンの報道とはどう整合性がつくのだろう(「日大・相手選手潰しプレー事件:技術者・社会人倫理例題に最適…」2018-05-16)。

 …要は前日、個別に呼び出しこの選手をしばきあげ、翌日の試合直前のミーティングでは怪しい発言はしなかった―で済んでしまう。

 なにしろ、一般原則でラフプレー寸前のプレーをしてでも押し通せ―としていたのだとすると

6日の試合では、日大の守備選手が、関学大攻撃の1プレー目、パスを投げ終えた関学大のクオーターバック(QB)に背後からタックル。QBはそのプレーで負傷退場した。守備選手は3プレー目、5プレー目にも反則行為をして資格没収(退場)となった

 とあり、なぜこの 一 人 だ け がラフプレーをし続けたのかという問題が発生する―問題の選手は「守備選手」との名称で特定一個人を指しているものと思われるが。

 なぜ他の選手の反則行為はなかったのか。この問題にどう答えるのか。この「守備選手」がとりわけ乱暴な不届き者だというなら、なぜそのような「札付き」を出すのか―当然監督の責任問題になるだろう。




 追い討ち:



 飛び火:



 飛び火2:


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