韓国のGSOMIA破棄問題だが、文政権の立場になって考えると、合意締結前の2016年以前の状態に戻るだけだし、たとえ今回米国を怒らせても「悪いのは日本」で押し切り、それをプロパガンダ攻勢で補えるという勝算か。やはりトランプ個人と政権に仲介する気がない(そぶりを見せている)のが致命的。
— Dr. Masashi Okuyama (@masatheman) 2019年8月22日
…というのが現在の韓国政府の立場かとおもわれ…。
…米国はなあ…変に上品さを示そうとする癖があるというか、『察しろよな』くらいまでは声明するものの、あからさまに『こうこう、こういう具合にしろ』と言うのは避けて、内政干渉だのといわれることは避けようとするというか…。
米政府が異例の表明「韓国の方針に強い懸念と失望」https://t.co/jqusLwgFdI
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年8月22日
日経新聞 米国務長官、韓国の日韓軍事協定破棄に「失望した」 2019/8/23 3:31 (2019/8/23 3:58更新)【ワシントン=永沢毅】
「ポンペオ米国務長官は22日、韓国が日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めたことについて「失望した」と表明した。訪問先のカナダでの記者会見で語った。米国防総省も声明を出し、韓国の決定に「強い懸念と失望」を示した。米政府高官が同盟国に失望を表明するのは極めて異例」
とまあ、コトが起こってから怒る、なんていうふうに解釈されるかもだ。
「ポンペオ氏は22日朝に韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相と電話協議したことを明かした。「日韓の共通利益が米国にとって重要なのは疑いがない」と強調。対北朝鮮だけでなく「世界中の課題に対処するのに日韓両国との連携が重要だ」と訴えた。日韓が対立を早期に解消し、正常な関係に戻るよう重ねて期待を示した」
これも、韓国政府が『ということで日本は我が国と連携できるような状況形成するように。米国様のご希望です』と解釈する余地が…ふつうはないけどなあ。
WSJ英語版によると、韓国は破棄発表の数時間前に「米北朝鮮問題担当大統領特使のStephen Biegun氏と協議し、協定破棄について理解を得た」そうだ。ちゃんとそこは筋を通している。 https://t.co/5iSu37EyoZ
— 💫T.Katsumi🎸 (@tkatsumi06j) 2019年8月22日
日韓間の軍事情報融通のための協約について北朝鮮問題担当にお話してなにがどうなるという。そりゃあ「お話伺いました。貴職の職務を理解いたします」くらいはいうだろうけど、それ以上のコメントをする権限はないのでは。。確かに対北問題が重要課題になっている協定ではあろうが、筋が悪いのはこの時点で明らかと言うことに。
のちのポンペオ国務長官の声明を見れば、事実と異なるのは歴然。嘘をついているのではなく、「あれはOKということだと思った」と本気で考えているなら、内心理解しているうしろめたさを払拭するために、組織的な自己暗示にかかって、相手がどう思っているかマトモな判断ができなくなっている。 https://t.co/xuQUY7XKFv
— Masashi MURANO (@show_murano) 2019年8月23日
『トランプ政権の他の情報源もこの日、聯合ニュースに「私たちは特に、韓国政府が「米国が理解している」と述べたことについて不満だ」とし「事実ではない」と述べた。』 https://t.co/0EMdmFRBrr 何もかもアウトじゃないか。
— JSF (@rockfish31) 2019年8月23日
GSOMIA自体の中身よりも、アメリカの仲介のもとで結んだ日韓の安全保障協力の条約で、かつ韓国がそれを破棄しようとする意思を示しだしたときにアメリカがそれに圧力を掛けていたにも関わらず、それを破棄したという事実が一番でかい
— Sukuna (@SukunaBikona7) 2019年8月22日
ということで、米韓関係への影響をどれだけに見積もっていたものか。
米国にとって日本より韓国のほうが遥かに大事なのだ―という理解なのだとしても、『ということで、オレ(韓国)の主張を通さなかったから、お前(日本)とオレとの契約を打ち切ってやる! 不便だろ? アメリカ様に怒られるだろ? だからオレの主張をさっさと通せ!』と、米韓関係を人質に日韓関係の調整を日本に要求するのは、その点でも筋が悪いし、アメリカ政府側としてもいい感じはしないのと違うか。
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