空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

Jubaland:米軍無人機の活動;Garbahare周辺での戦闘・避難民発生

2011-09-27 18:00:05 | 「ジュバランド」
 米軍の無人攻撃機がソマリア南部,Kismayo近辺でアルシャバブに対する攻撃を繰り返しているとか:

BBC Somali militants in key port 'attacked by US drones' 25 September 2011

 すくなくとも3個所が襲撃された模様。なお偵察ドローン一機が破壊されたとも。(なおShabelle media Network Drone crashes in Al shabaab controlled town of southern Somalia 25 September 2011,ちみっちゃい偵察機をアルシャバブが撃墜,これを確保したという)

 一方Gedo県Garbahare周辺では「地元民兵」(つまりWal-Jam'aaだろう)の支援をうけた政府側とアルシャバブとの戦闘が続き,Kismayo市中では戒厳令状態の模様。

 具体的にはアルシャバブの兵が市中をパトロールし,地元民が病院を使うのを阻害しているという。自派兵員の治療が優先されるべきだというわけ―だろうが,こういう情報をこそっと入れるあたり,アルシャバブへのネガティヴキャンペーンなのかもしれずと言って置くのはまあ公平な態度というものか。いやアルシャバブの病院独占も事実だろうとも思うが。

 Garbahareには120,000もの人々が飢饉から逃れようと集中している―地元議員Mahmood Sayidが言うそうな。尤も,そこには配布すべきものが既にないとも。

 ―deaths are being recorded every day,と「彼」すなわちMahmood Sayid議員の言があるが,無論この死者とは避難民のそれが第一に考えられていようか。

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