空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ウクライナ問題のメモ(2)

2022-03-01 12:27:44 | Weblog


 本当に、本当にご尤もだと思う。
 今回の戦争を始めたのはロシアであり、戦争反対の立場からは、単純・純粋に「戦争を止めろ」「撤兵しろ」でしかない。ロシア兵たちが本来の兵営に速やかに戻れば―あとは損害賠償の話を進める、だろうか。



 とまあ、このように、大変面倒な条件を付していくのは、問題解決をさらに遅らせるのではなかろうか。とりあえず大都市無差別砲撃は速やかに止めるほうが正しい。キーウに住む大統領が問題だと言うなら、なんでハルキウを更地にする必要があるのかな、と。斬首作戦でよいのではないかな、と(失敗したんだろうが)。



 無論、一国だけで異常事態に立ち向かうのは無理。そんなことができる大国は、条件付きでUSAだけ、じゃなかろうか。
 どうしようもなく国際的な協力体制を構築し、そのシステムの中で生き、平和維持の仕組みにコミットして生きていくしかないと思しく―つまりそれは戦後日本が戦後世界とともに歩んできた道ですよねと。

 もちろん、戦後日本の歩んできた道に多少の修正を、という意見は常に歓迎すべきものだろう、よりよい道が提示されるのであれば。それを提示できる!と自負するらしき人々は、しかしどうも反米を目的にし過ぎてしくじる向きが多すぎてきたような。



 これはどうしようもない。何しろ国家間の争議を解決する手段としての戦争は永久に放棄するというのが戦後日本の国是であって、国際的にも認められている方針でもあり、侵略戦争を止め、押し返すのは正しいと認識されていようから。

 起こってしまった戦争を避けるために、侵略者に戦争を止めていただくためのお土産を言い値でご用意させていただく、というのはナシというのが原則のはずだ。…いやまあ、半島一つとかちょっとした自治領分だとかは目を瞑ってきた歴史だろうがといわれたらその通り、でもあるけども。





 …「無防備マン」なんてのがありましたわなあ。
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