空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

要らんことを言う、優秀な被害担当艦をめぐる話題

2019-02-11 19:18:46 | Weblog



 この返答は上手くない。
 完全失業率が減りはじまったのは民主党政権時だと認めるとして、そのあとの安倍政権時代にその傾向が続いているのだとすれば、安倍政権は少なくとも完全失業率を上げない程度には貢献したことは間違いない、ことになる。
 下がり始めたのはどこか、という起点についての事実認識と、その後も同様の傾向が続いているかどうかの認識とは相互に反するものではない。

 ということで、やはり、安倍氏は、反アベ主義者が言うような超絶低能無能でこいつが政権にいると明日にも日本は軍国主義になって破滅する大悪魔というほどのものではない、という一例証と言う認識でいようと思う。

 でまあ、なんでまたこの五、六年間相変わらずの話題でツイッターアイランドがにぎわってんのかと思ったら

日経新聞 枝野氏「民主党政権、良い部分あった」 首相に反論 2019/2/11 15:46

立憲民主党の枝野幸男代表は11日の全国幹事長会議で、安倍晋三首相が民主党政権時代を「悪夢のよう」と言及したことについて

 …ああ。また、言わんでもいい、ろくでもない失言をやらかしたと。
 この点、私ははっきり安倍首相に批判的だが―上品ではないよなあと―、しかし被害担当艦として超優秀であって、せやからこの背後で仕事する連中がどう働いているのか、のほうに注意すべきだというのが私の持論である。

「7年も前のことを悪夢と言っているようだが、むしろ自殺者が減るなど良くなった部分も多々ある」と反論した

 …うん。そうしたトレンドが始まったのが民主党政権(末期)だっただろうことは、私も認めるだろう。いや具体的な数字は調べてないけど。しかしリーマンショックからの回復期を一部含んでいただろう。

 でまあ、「戦後最悪」との評価が反対派から固定的な安倍首相の時期にひろくわたって同じトレンドがつづいてますよね、というわけで。

安倍政権で老後や子育ての不安が強まっていると指摘し「悪い夢ではなく現実が悪くなっている」と述べた

 子育てについては、出生率がそこそこ回復してるというか、少なくとも韓国みたいな惨状になってないことは評価すべきだろう。老後については、最近の自民党は若者向きにシフトした感があり、まあ不安を感じる老人はそれなりに、だろうか。というかそういう層が立民さんの支持層だろう。それゆえによけーにそういう声を聞くのだろう。



 まあねー。

 追加
NHK 次期衆院選 政権構想準備に着手 立民 枝野代表 2019年2月10日 21時14分

立憲民主党の枝野代表は長崎県諫早市で記者団に対し、次の衆議院選挙で与党を過半数割れに追い込み野党で連立政権を組むことも念頭に、政権構想の準備に着手する考えを示しました

この中で枝野代表は「野党第1党の党首として連立政権をつくる場合の責任があるので、衆議院が解散したら各党が政策の違いはあるけれど『当面、総選挙後の4年間ではこれをやる、これはやらない。例えば、憲法は変えない』というような旗を立てる」と述べました

各党が政策の違いはあるけれど」というのが大問題であってだな。

『当面、総選挙後の4年間ではこれをやる、これはやらない。例えば、憲法は変えない』というような旗」がどれほどの結集軸になると思えるんだ。主たる論敵のはずの安倍現首相ですら改憲を真面目にやろうとしてないぞ。あのひと、政権掌握してのち、何度も民意を問うて、そのたびごとに安定的過半数を確保してなお発議どころか案の現物も出してないだろう。いやファンタジー小説は除いて。

 …こうまで理念なき政治をやられても困るのだがなあ。

 …我が老害は、私の「まず食えるかどうかが問題で、まあそんな夢を見せることが出来るかどうかが選挙の勝利に必要なんだ」という意見に対して「理念が大事なんだよ!」と繰り返し繰り返し主張してたが、”憲法を変えない”という理念にどれほどの価値を認めるだろう。

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