読売新聞が事実―誰がどのデータをどう発表したか―を端的に短く報じており、これは大変に好ましい。
読売新聞 2022年の「合計特殊出生率」、過去最低の1・26…出生数も初の80万人割れ 2023/06/02 14:09
「厚生労働省は2日、2022年の日本人の人口動態統計(概数)を発表した。1人の女性が生涯に産む子どもの推計人数を示す「合計特殊出生率」は、1947年以降で最低の1・26だった。1年間に生まれた子どもの数(出生数)は77万747人で、1899年の統計開始以来、初めて80万人を割り込み、過去最少を更新した」
まずは端的な事実、まずは共通に認識すべき基礎的な数字を挙げてもらえると大変助かる。
以下、朝日新聞は微妙な作文を絡めており、その技術にカネを支払え―という理屈はまあわかるが、支払いたい技術かどうかという点も問題にはなろう。
朝日新聞 出生、最少77万人 昨年、出生率も最低1.26 2023年6月3日 5時00分
「2022年に生まれた日本人のこども(出生数)は77万747人で、統計を始めた1899年以降で最少となり、初めて80万人台を割り込んだ。1人の女性が生涯に産む見込みの子どもの数を示す「合計特殊出生率」は1・26に落ち込み、データのある1947年以降では2005年と並んで過去最低の水準」
読売に比せば―情報量は変化していないな。まあ、有料部分に特段の見解があるのかもしれないが。
日本海新聞 出生率1・60 鳥取県全国3位 出生数は唯一増加 2023/06/03 10:04
「2022年の人口動態統計(概数)で、鳥取県は女性1人が生涯に産む子どもの推定人数「合計特殊出生率」が1・60(前年1・51)となり、全国平均の1・26を大きく上回った」
各地の情勢、一例として鳥取。大丈夫? 四十七大戦、成立しなくなるんじゃない?
ともかく、コロナによる規制のおかげで出会いの総量は減っただろうし、ならば婚姻も少なくなろうし、とすると本邦では結婚と子作りが絡みがちのようで、ならばそりゃあ出生数も減る。
この際、若年世代の不安感を取り除き―と言われることがあるが、その少ない若年世代は割と生んでないかなそれ、という可能性も考えてみてもいいかもしれない。というかもう若年世代はそんなに数いないですし。
問題の一つは、そこそこ数がいる高齢世代であり、そこが氷河期もあって男の稼ぎが悪く、女としてはそんな稼ぎの悪い男にひっつく合理性は見いだせず、だから子供もできないという、そういう例が多数あっただろう。そこで
というトンチキなアイディアが出されるが
まあ、こうなりもする。
まあねえ、そりゃあ国の「ケツ持ち」で生活保障されて我が子と幸せな生活☆(愛情いっぱいに育てたあとは私の老後も見てほしい☆)となればそりゃあ女性側に合理的だが、遺伝子的多様性はそこそこ失われることで全体の利益には不利だし、現行世代の男性とすれば税金は高くなるわ、将来得られる「保障」もえらい薄そうだし、ならいまのせめてもの幸福を享受する方が合理的になるわな。
読売新聞 2022年の「合計特殊出生率」、過去最低の1・26…出生数も初の80万人割れ 2023/06/02 14:09
「厚生労働省は2日、2022年の日本人の人口動態統計(概数)を発表した。1人の女性が生涯に産む子どもの推計人数を示す「合計特殊出生率」は、1947年以降で最低の1・26だった。1年間に生まれた子どもの数(出生数)は77万747人で、1899年の統計開始以来、初めて80万人を割り込み、過去最少を更新した」
まずは端的な事実、まずは共通に認識すべき基礎的な数字を挙げてもらえると大変助かる。
以下、朝日新聞は微妙な作文を絡めており、その技術にカネを支払え―という理屈はまあわかるが、支払いたい技術かどうかという点も問題にはなろう。
朝日新聞 出生、最少77万人 昨年、出生率も最低1.26 2023年6月3日 5時00分
「2022年に生まれた日本人のこども(出生数)は77万747人で、統計を始めた1899年以降で最少となり、初めて80万人台を割り込んだ。1人の女性が生涯に産む見込みの子どもの数を示す「合計特殊出生率」は1・26に落ち込み、データのある1947年以降では2005年と並んで過去最低の水準」
読売に比せば―情報量は変化していないな。まあ、有料部分に特段の見解があるのかもしれないが。
日本海新聞 出生率1・60 鳥取県全国3位 出生数は唯一増加 2023/06/03 10:04
「2022年の人口動態統計(概数)で、鳥取県は女性1人が生涯に産む子どもの推定人数「合計特殊出生率」が1・60(前年1・51)となり、全国平均の1・26を大きく上回った」
各地の情勢、一例として鳥取。大丈夫? 四十七大戦、成立しなくなるんじゃない?
ともかく、コロナによる規制のおかげで出会いの総量は減っただろうし、ならば婚姻も少なくなろうし、とすると本邦では結婚と子作りが絡みがちのようで、ならばそりゃあ出生数も減る。
この際、若年世代の不安感を取り除き―と言われることがあるが、その少ない若年世代は割と生んでないかなそれ、という可能性も考えてみてもいいかもしれない。というかもう若年世代はそんなに数いないですし。
問題の一つは、そこそこ数がいる高齢世代であり、そこが氷河期もあって男の稼ぎが悪く、女としてはそんな稼ぎの悪い男にひっつく合理性は見いだせず、だから子供もできないという、そういう例が多数あっただろう。そこで
2022年の出生率は1.26で、“過去最低”
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) June 2, 2023
34歳〜43歳くらいで、「子供が欲しくなったけど、婚活しても相手が見つからない」人、めちゃ多い。
安心して使える精子バンクがあり、未婚出産でも手厚い支援が受けられたら、彼女らの多くが結婚を飛ばして子供を産むと思うhttps://t.co/Qrmekl3IYc
というトンチキなアイディアが出されるが
実際に先進国メンサセレブではこの傾向があり、恐ろしいことに「上流階級」に人気の金髪碧眼IQ150オーバー男性Aの精子由来の子供が200人ほどいるのが確定しており、近い未来に深刻な近親交配被害を及ぼすと言われてる
— かわなんとか (@kawananikasann) June 2, 2023
あとさ、それ、ナチスが過去にやってるからさ
いい加減、歴史に学べよ https://t.co/Utg68vqnQv
まあ、こうなりもする。
まあねえ、そりゃあ国の「ケツ持ち」で生活保障されて我が子と幸せな生活☆(愛情いっぱいに育てたあとは私の老後も見てほしい☆)となればそりゃあ女性側に合理的だが、遺伝子的多様性はそこそこ失われることで全体の利益には不利だし、現行世代の男性とすれば税金は高くなるわ、将来得られる「保障」もえらい薄そうだし、ならいまのせめてもの幸福を享受する方が合理的になるわな。
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