空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

化石的に残っていることば―「九分九厘」とか「五分五分」とか

2017-07-27 09:40:57 | 本・論文・研究メモ








 化石形ですねえ。文法的には生きていないが、慣用的にいつでもいつまでも使われ続ける。
 しかし日常的には違和感が増大してゆくだろう。一番上に挙げた方は、そこでその違和感を表明したわけだ。けれど、国語辞書やなんかで、我々の言葉は「現代国語」的総体に引き寄せられて、一定の同質性を保つことになる。

 そのうち置き換えが起きるだろう、「フィフティ・フィフティ」とかで(これはちょっと長いので、「五分五分」の代替物としては弱そうだけど)。それで「分」は1/10だった時代の残滓が消えて、「五分五分」「九分九厘」は古語辞典に採集される対象物となる…。そんな流れになるんだろうなあ。
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