空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

大英雄リュティ大統領を思い出したり

2018-10-21 22:26:50 | Weblog
関連:「「個人の資格だったんですよ、あれ☆」で済ませられるものかどうか(2017-01-11)」



 政権間=国家間の約束であったはずのものを「ああ、それ、ナシっこね☆」で押し通した偉大なる先達もいる。
 リュティ様だ。
 ナチス・ドイツとのお約束を、「あー、それ、売国奴のリュティの個人的な売国協定だから、当然ナシだわー」と覆した。超ざっくりした理解だが。

 なので、日韓合意についても同じことができるといえば、できる。がんばれば。リュティ様が個人名で私信の形でヒトラーと交渉したという心遣いを無視すれば。

 だが、そうまで頑張ってもなお問題があり、この裏切り行為をどう現実の文脈・歴史的評価のなかに埋め込むか、きちんと考えないといけない。

 朴前大統領を売国奴扱いで処分するのは決定事項とするとしよう。

 …大統領のような職の辛いところで、場合によっては自分が愛し、奉仕した国家を裏切っていたクソ馬鹿売国奴野郎だと自らを、少なくとも当座国際的には位置づけないといけないハメに陥る。リュティ様のように。

 で。なんでそんな重い決断ができるかといえば、その先になされた約束に縛られると、自国が破滅しかねないから、というほどの非常事態だからだろう。それほどのものであればこそ、裏切られたほうも未来思考を強いられる。

 で、今回のその日韓合意の件。そうまでの大問題なんですかね。

 なかなか頭をさげない日本に、まずは死にそうな元慰安婦の命の残量をネタに頭をさげさせて、さあこれからもっと頭をさげさせようというタネにできそうなところ、「あ、なんか前政権が下げさせたお前のアタマな。いま考えると、下げ方、気にくわねえわ。何がたりないのか、ちょっくら考え直せ。合意は破棄、とはいえないような約束を前政権がしやがったから破棄とは言わないからヨロシク。つーか反省したっつーならとっととアタマ下げろよ、見ててやるから。あと、お前が送ってきた金。使っちゃったけど、使ってないことにして貰った額だけ返すから受け取れよ。合意の破棄じゃねえからな、これ。お前の態度が悪いだけだからな」と超スピード手のひら返しをされるとなあ…。

 …歴代政権は五年任期とかで、ゆっくり親日~反日に推移して便利に大事にこの資源を使ってきたところ、最近は…。

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