空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

「ジャパン・パゴダ」:2600年前の仏像を寄付?

2019-09-13 20:46:10 | ビルマ/ミャンマー
産経新聞 【ASEAN見聞録】日本人が守ったミャンマーの“心” 国宝級など仏像301体を保護・寄贈 2018.3.31 16:00

ミャンマー最大都市ヤンゴンの中心地から車で2時間の郊外、モビ郡区にあるアウンザブタイヤ寺院は、「ジャパン・パゴダ(日本寺)」の愛称で知られる。軍事政権時代に日本人がミャンマー各地から購入・保護した、301体の歴史的な仏像が寄贈されているためだ

 まあ、わりと危うい手法でではあれ、文化財保護に務めたというなら、破天荒実業家列伝みたいなかんじで済ませてもいいかなあとおもうのだが、2ページ目

〈11年にミャンマーの民政移管が完了。12年10月、同寺院のパナウンタ大僧正に寄贈を申し出て、全301体を同寺院に運び入れた。鑑定の結果、2600年前の最古級と分かったものなど、多くが国宝級の仏像だった〉

 で怪しさ絶頂。いまがざっと2020年として、その2600年前っていうと紀元前580年かな。へたしたら御釈迦さん、生まれてないんと違うか、それ。

 …産経新聞は、中の人の教養を高めたほうがいいなあ、と思ったのである。




danro ミャンマーで大人気の「ジャパン・パゴダ」 国宝級の仏像301体を救った日本人がスゴい 阿部伸 2019.03.06

実はパナウンタさんにとってもこの出会いは運命的でした。同寺院には、完成したばかりだけれど使用目的がない、大きな講堂があったのです。まるで301体の仏像を迎え入れるために建てたかのようなタイミングでした。

2012年、同寺院にすべての仏像が運び込まれました。鑑定すると、2600年前の世界最古級のものなど、その多くが国宝級であることがわかりました。翌年には一般公開され、国営放送で紹介されると、その存在は全国区へと広がりました。


鑑定の結果、2600年前、釈迦がまだ生きていた紀元前5世紀ごろのものであると判明した仏像

 …うーん…装飾は全部後代の付属物だとして、しかしお顔は…アラカンのマハームニブッダにちょっと似てるかな、しかしいずれにせよ、むっちゃ新しい様式じゃないかなあ。

 …朝日側はフリーライター記事である。にしても、ちったあ品質管理しろと多少はいいたい気がせんでもない。まあ仏滅年代論は、専門家もいろいろ言ってて、わけがわかりませんが。
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2 コメント

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ははあ (hilowmix)
2019-09-15 11:39:03
頼朝公の十四歳のしゃれこうべでございます。
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Unknown ()
2019-09-15 23:19:02
義朝公のしゃれこうべのごとく、ふたつとあるものでござろう。
返信する

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