ロヒンジャ問題記事メモ：中国さんの動向

BBC　Rohingya Muslims respond to claims they set fire to their homes 14 Sep 2017

　どっちが焼いたか，事故で焼けたかは置いておいても，まあ多くの人が帰る家を失ったわけで。

NewsWeekJapan　アルカイダがミャンマーに聖戦を宣言----ロヒンギャ迫害の報復で 2017年9月14日（木）16時00分 ジャック・ムーア

　まあ，そうするだろうね。個人的には予測してはいなかったけど，だいたい予定の行動。というか，まだしてなかったのかという印象である。

日経新聞　安保理、ミャンマーに圧力　ロヒンギャ問題議論へ 2017/9/13 20:09

「国連安全保障理事会は13日に開く非公開協議で、ミャンマーの少数民族ロヒンギャを巡る問題を議論する。８月の治安部隊と武装集団の衝突後、ロヒンギャの人口の約４割が隣国バングラデシュに逃れる事態に発展」

　ってことで，ミャンマー政府としては『あれあれ？　テロリスト対策をしていたら，なんか不法移民たちが故郷に帰っていっちゃってるよー？』という展開になっているわけであり，ばっちり悪化しているわけである。

「。さらなる状況悪化を防ぐため、ミャンマー政府に圧力をかける。ただ中国はミャンマーを支持する立場を崩しておらず、安保理が具体的に取り得る措置は限られる」

　まあ…うん…。　

「国連難民高等弁務官事務所（ＵＮＨＣＲ）などによる11日時点の推計によると難民の数は37万人に達した。ロヒンギャの人口は約100万人とされ、その４割近くが国外に脱出した計算になる」

　でまあ，ダダーブの60万に対してもエライ数であり，そりゃ緊急会議に値するよね，と。

　なおアラカン地方の問題については，●●●がアラカン武装集団にカネと武器を渡し，騒動が起こっている隙にチークとか違法伐採してもってって，という噂話が一部で囁かれている模様。やばめなので伏字。

Reuters Japan　中国、ロヒンギャ族へのミャンマーによる反撃を支持＝現地紙 2017年9月14日 / 15:45 /

　そりゃまあ，軍は，ロヒンジャ救済軍の停戦要請なんぞまるっと無視して，まだ優勢を保っている装備力を十全に生かし，完膚なきまで敵現有戦力をすりつぶし，もののついででロヒンジャ人口をごそっとバングラにおしつけることができれば問題を根本的に解決できるだろう―と言う作戦でやっているっぽく，まあそれなりの安定状態には至るだろうさそれ，とは思われるが，それはそれでどうなんだ。

　それで落ち着けば，中国としても歓迎なのかもしれないが。