空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

みていた記事メモ(2014-05-27)

2014-05-27 01:06:51 | Weblog



BBC South Korea bus terminal fire kills seven 26 May 2014

 …ここ最近、たたられてるんじゃないかというレベルで事故が連発してますね。上掲記事にも”最近、安全性の件で朴大統領が公式に謝罪したばかりだ”という旨、付言されている。

BBC South Korea subway crash injures dozens in Seoul 2 May 2014

 地下鉄事故は、ほんの三週間ばかり前に過ぎない。

BBC South Korean police step up their hunt for ferry owner 26 May 2014

 逃亡を続ける事実上のオーナー氏を逮捕するため、$500,000もの賞金が設定されてしまった。

中央日報 まずは「人格教育」から…セウォル号惨事を契機に動き出した大韓民国 2014年05月26日08時45分

 趣旨はいいとして「与野党が同意を集めて成長中心の物質的パラダイムを根本的に変えようとの趣旨で「人格教育振興法(別名『イ・ジュンソク防止法』)」制定案を26日に発議する。セウォル号惨事であらわれたイ・ジュンソク船長と兪炳彦氏一家、海洋警察や官僚マフィアなど社会の各界各層に蔓延していた不正と非良心的な行動を、人格教育によって正そうとの趣旨が盛り込まれた

 この別名はどうかと。


読売新聞 AKBは握手会などイベント中止を…警視庁要請 2014年05月26日 21時34分

AKB48の運営会社「AKS」(東京都千代田区)に対し、警視庁万世橋署は26日、当面の間は握手会などのイベントを中止するよう要請した

 多少の期間(「当面の間」)の停止も止むをえぬところかと。コトは未成年のことであって、本人の希望・夢云々はあろうが、大人の都合で商売やっているわけでもあり、保護策は考えるべきところがあろう。

 勿論万全を期すのは当然でありながら、本当の万全は不可能であって、いろんなひとの夢を搾取して成り立つ商売であるからには、”バックファイア”もありえることとせねばなるまい。


 まー「不心得者」が出ないことを前提としていくにはいきますものね。いざホンモノが出ちゃうと、我々の日常世界の微妙な脆さが露呈して泡を喰うことに。

日経新聞 中国船が体当たり、ベトナム漁船沈没 2014/5/26 23:34

ベトナム紙トイチェ(電子版)によると、南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島近海で26日、ベトナムの漁船が中国の漁船から体当たりされ、沈没した。ベトナム漁船は中部ダナンから出漁していた。乗っていた漁民10人は別のベトナム船に救助され無事だった

 事情はさておき、死者が発生しなかったらしいことは不幸中の幸い。

 すぐさま日中境界領域のあれこれに類比することは慎むべきだろうが(条件が結構異なりそう)、比較級的にせよ中国は日本に対してまだしも紳士的に振舞っているとは言うべきだろうなあ、と思う。少なくとも、ラム戦をやりあうほどのことはまだしていない(あっても、例外事象にとどまっている)。


 さて、以下講義用メモ:

Gigazine 「上司は女性社員に職場でのブラジャー着用を義務づけることができる」という判決が下される 2011年01月13日 12時16分22秒

 個々の場面で適宜クリア可能な問題も、ちょっと抽象的に問題化すると、ここまで馬鹿げた命令にまで行き着くという一例であるかなと(AKB握手会も、下手打つとえらくわけのわからないモノに成り果てる可能性はありますわねぇ)。

 してみると、企業倫理等の文脈でいう『マスコミに知られてマズイことはするな』というのは、割と弾力的な、割と人の自由を確保するよい方法かもしれない、と思えてくる。

 というのは、この場合、何をしてはならないかというのが明示されないだけ、行動に幅がでるからだ。判断基準を外部(マスコミ、世論)に求めているだけ、他律的であって自律的でなく、従って真に倫理的ではないのだと批判できるが―だってまあ、こうしている私だって「世論」の一部をなすわけで、全くの他律ではないわけだ。

 これに対して、率先してモノを提示する責務を負ってか、公務員には倫理規則が定められたりしたわけだが、マァ一回の食事はX千円以内ならヨシとか、非常に四角四面で融通が利かず、かつ実効性がないようなものであったりしたわけだ。

 …なら、「諸君の良識に任す」でぶんなげるのも、ひとつの案ではあるなあと思えたことである。



 なお某研究所は、我々(公務員に準ず)があまりに金銭を要求 し な い ので,むしろ警戒気味だったとかなんとか。膨大な資料を作成してレクチャー・プレゼンしたときくらいは,まあチェーン呑み屋さんで奢られるくらいはするけど,普段は割り勘・自腹。

 ふつーは寿司くわせろとか言うらしい。

 なお出張旅費はだいたいこっち持ち(そりゃあもちろん、純粋に先方さんの都合でお呼ばれの場合は別だ)。だってそもそもそれなりの校費はあるし、自分で研究費稼げるし、よそさんにそんな小額のお金をだしてもらう意味はない。先方はえらく恐縮したかもしれないが、いやしかしそのレクチャー・プレゼンで売り込むプロジェクト経費は(以下略)だし、むしろ恐縮するのはこっちのような。

 …なおそのプロジェクトが採択されても、我々には一銭も落ちてこない。
 ……ただ働きか。
 ………そりゃまあ警戒するか。

 講義用メモ2:
朝鮮日報 安全後進国:崩れそうな校舎で学ぶ韓国の子どもたち 記事入力 : 2014/05/27 11:04

ソウル・江北地区にあるA中学校の5階。 2年生の教室に入り、教壇の上から床を見ると一瞬、めまいを感じた。教室の出入口から窓側に向かって床が高くなっており、傾きが感じられるほどだった
1964年に鉄筋コンクリートで建てられたこの建物。教室と廊下のひび割れや剥がれたペンキの程度はあらためて言うまでもないほどひどい。教室の床は崩れた歩道のブロックのようにあちこちくぼんでいた。大人の指が半分ぐらい入る深さなので、ヒールの高い靴を履いている女性はおちおち歩いていられないだろう

 ソウルが急速に発展した時期に作られた校舎の耐用年数がそろそろ切れる、ということの様子。特にひどいところを例示して世論を喚起するのが目的だろうから、以上の内容が一般的とは限らない。

 しかし上掲記事三ページ目には「ソウル市教育庁関係者は「教育庁が組んだ予算7兆4390億ウォン(約7440億円)のうち、95%は無償給食や人件費などの固定経費で、実際に使える財源は3600億ウォン(約360億円)にすぎない。こうした構造では以前のように校舎・施設の改善予算を組むのが難しい」と話した」などともある。

 予算の編成上、構造的に校舎の立替は進まず、諸施設は次々使用不可状態に陥ることだろう―というわけだ。

 …こういうところで、社会の「足腰」が測られるのだと思うのです。

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