NHK 新潟知事選 出口調査激しく競る 2018、06月10日 20時16分
「投票した人の支持政党を見てみますと、自民党が３７％、立憲民主党が１３％で、特に支持している政党がないいわゆる無党派層は、３５％でした。
花角氏は、自民党支持層の７０％台後半、公明党支持層の８０％台半ば、無党派層の３０％台後半の支持を得ました。
これに対し池田氏は、立憲民主党支持層のおよそ９０％、共産党支持層の８０％台後半、無党派層の５０％台後半から支持を得ました。」
ということで、自民支持層・公明支持層を約8割固めれば、まず選挙に勝てそうだというすごい（野党にとって）救いのない話になりそう。立憲民主・共産支持層の9割を固めてさえ、「善戦」にとどまり、無党派層の5割後半の支持を得ながらなお「自公候補に迫る勢い」、匹敵する水準であって、これでようやく勝負に持ち込めるくらい、という…。
「また、柏崎刈羽原発の再稼働への賛否を聞いたところ、賛成が２７％、反対が７３％で、花角氏は賛成と答えた人の７０％台前半から、反対と答えた人からも３０％台後半の支持を得ています。」
ということは、原発を動かすか・動かさないかは、重大な論点であって、かつ「再稼働賛成・自民系支持」に恐らく有意な関係があるが、「再稼働反対・自民系支持」も底堅いと評しうる層をなしているっぽく、「再稼働反対」だけで「わあ☆反政府派なんだね☆」と無邪気に信じるわけにはいかない、ということになる。
…という、物凄く、支持政党のあるヒトにとっては誰にとっても苦々しい現実を、NHKは正直に伝えているらしい。この点、NHKを賞賛し、支持すべきところかと。
関連：「選挙についての雑感＋（2016-07-17）」
関連：「北海道補選の話と現代に蘇るインパール作戦の話（2016-04-26）」
上掲エントリに引用した
これと同じ事情が再度、見られた―という。
これは野党・野党支持者に真剣に考えて欲しいところだ。『正義の我らの話を聞かない馬鹿どもはバカだから仕方ないね』じゃないんだ。『俺たちの思い通りにならないと社会的に不利になるぞ』でもないんだ。『オレタチと組むといい暮らしが出来るぜ』と言う方向で、自公支持層からどれだけ削れるかが勝負どころなんだ…！
…反安保・反戦争によって公明党支持層の一部は削ることができそうだが、他のグループをも取り込むべきなんだ…。
以上、2018-06-10 21:33:13のバージョン。
以下、2018-06-10 22:48:15追加：
NHK 新潟県知事選 自民・公明支援の花角氏 当選確実 2018年6月10日 22時23分
「事実上の与野党対決の構図となった新潟県知事選挙は１０日に投票が行われ、自民・公明両党が支援する元海上保安庁次長の花角英世氏が、野党５党が推薦する候補らを破り、初めての当選を確実にしました」
「選挙戦で、花角氏は、幅広い支持を得ようと、できるだけ政党色を抑え、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働に慎重な姿勢を示すとともに、地元の経済活性化などに取り組むと訴えました」
で、地味に業界団体等々を回っていったと。その代わり、街頭演説は控えたとのこと。
「その結果、花角氏が、自民・公明両党の支持層を固めたほか、支持政党を持たない「無党派層」などからも一定の支持を集めて、初めての当選を確実にしました」
「対する池田氏は、原発の再稼働に慎重な姿勢を示し、野党５党の幹部らも街頭で安倍政権を批判して支持を訴えましたが、及びませんでした」
一方は「できるだけ政党色を抑え「できるだけ政党色を抑え、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働に慎重な姿勢を示すとともに、地元の経済活性化などに取り組むと訴えました」」「地元の経済活性化などに取り組む」ひと。これに対して「野党５党の幹部らも街頭で安倍政権を批判」。なるほど、アンチ票は確保できようが、街頭というのだから都市部の街頭だろう、そこで呼びかけられる対象は都市部住民。すると農協は無視ですかー、という話になるかも。
…新潟って、兼業農家は結構いるんじゃないかな。
そこのあたりをとりこぼしてないかな。
いやまあ、『このまま自民党的な微温的な経済対策をしていては20年後は怪しいんです！ だから強力に成長する方策を採らねばならないのです！』と訴えてくれればいいんじゃないかな。いま70歳のひとの40歳前後の子供さんたちはわりに無職だったりするので、そこそこの職に就けるような作戦をとってくれて、再来年には結婚まで持ち込み、せめてこどものひとりくらい作ってくれれば…という夢を売ることができれば、それなりに広い支持をうけるかもー。
「投票した人の支持政党を見てみますと、自民党が３７％、立憲民主党が１３％で、特に支持している政党がないいわゆる無党派層は、３５％でした。
花角氏は、自民党支持層の７０％台後半、公明党支持層の８０％台半ば、無党派層の３０％台後半の支持を得ました。
これに対し池田氏は、立憲民主党支持層のおよそ９０％、共産党支持層の８０％台後半、無党派層の５０％台後半から支持を得ました。」
ということで、自民支持層・公明支持層を約8割固めれば、まず選挙に勝てそうだというすごい（野党にとって）救いのない話になりそう。立憲民主・共産支持層の9割を固めてさえ、「善戦」にとどまり、無党派層の5割後半の支持を得ながらなお「自公候補に迫る勢い」、匹敵する水準であって、これでようやく勝負に持ち込めるくらい、という…。
「また、柏崎刈羽原発の再稼働への賛否を聞いたところ、賛成が２７％、反対が７３％で、花角氏は賛成と答えた人の７０％台前半から、反対と答えた人からも３０％台後半の支持を得ています。」
ということは、原発を動かすか・動かさないかは、重大な論点であって、かつ「再稼働賛成・自民系支持」に恐らく有意な関係があるが、「再稼働反対・自民系支持」も底堅いと評しうる層をなしているっぽく、「再稼働反対」だけで「わあ☆反政府派なんだね☆」と無邪気に信じるわけにはいかない、ということになる。
…という、物凄く、支持政党のあるヒトにとっては誰にとっても苦々しい現実を、NHKは正直に伝えているらしい。この点、NHKを賞賛し、支持すべきところかと。
関連：「選挙についての雑感＋（2016-07-17）」
関連：「北海道補選の話と現代に蘇るインパール作戦の話（2016-04-26）」
上掲エントリに引用した
これ実は自公側だけじゃなくて民共側にとっても衝撃で、（民進党支持率の高い北海道で）民進党支持層と共産党支持層をガチガチに固めた上に無党派層の73％を取ってもなお勝てないという厳しい現実
— 泡沫結集の会 (@jiyuu_s) 2016年4月25日
これと同じ事情が再度、見られた―という。
これは野党・野党支持者に真剣に考えて欲しいところだ。『正義の我らの話を聞かない馬鹿どもはバカだから仕方ないね』じゃないんだ。『俺たちの思い通りにならないと社会的に不利になるぞ』でもないんだ。『オレタチと組むといい暮らしが出来るぜ』と言う方向で、自公支持層からどれだけ削れるかが勝負どころなんだ…！
…反安保・反戦争によって公明党支持層の一部は削ることができそうだが、他のグループをも取り込むべきなんだ…。
以上、2018-06-10 21:33:13のバージョン。
以下、2018-06-10 22:48:15追加：
NHK 新潟県知事選 自民・公明支援の花角氏 当選確実 2018年6月10日 22時23分
「事実上の与野党対決の構図となった新潟県知事選挙は１０日に投票が行われ、自民・公明両党が支援する元海上保安庁次長の花角英世氏が、野党５党が推薦する候補らを破り、初めての当選を確実にしました」
「選挙戦で、花角氏は、幅広い支持を得ようと、できるだけ政党色を抑え、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働に慎重な姿勢を示すとともに、地元の経済活性化などに取り組むと訴えました」
で、地味に業界団体等々を回っていったと。その代わり、街頭演説は控えたとのこと。
「その結果、花角氏が、自民・公明両党の支持層を固めたほか、支持政党を持たない「無党派層」などからも一定の支持を集めて、初めての当選を確実にしました」
「対する池田氏は、原発の再稼働に慎重な姿勢を示し、野党５党の幹部らも街頭で安倍政権を批判して支持を訴えましたが、及びませんでした」
一方は「できるだけ政党色を抑え「できるだけ政党色を抑え、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働に慎重な姿勢を示すとともに、地元の経済活性化などに取り組むと訴えました」」「地元の経済活性化などに取り組む」ひと。これに対して「野党５党の幹部らも街頭で安倍政権を批判」。なるほど、アンチ票は確保できようが、街頭というのだから都市部の街頭だろう、そこで呼びかけられる対象は都市部住民。すると農協は無視ですかー、という話になるかも。
…新潟って、兼業農家は結構いるんじゃないかな。
そこのあたりをとりこぼしてないかな。
いやまあ、『このまま自民党的な微温的な経済対策をしていては20年後は怪しいんです！ だから強力に成長する方策を採らねばならないのです！』と訴えてくれればいいんじゃないかな。いま70歳のひとの40歳前後の子供さんたちはわりに無職だったりするので、そこそこの職に就けるような作戦をとってくれて、再来年には結婚まで持ち込み、せめてこどものひとりくらい作ってくれれば…という夢を売ることができれば、それなりに広い支持をうけるかもー。
その数を読めない以上，現状通りの・現行のままの戦略を取り続けることのほうが彼ら個々人の生存戦略として正しくあり続ける…というものっそいかなしい現実が展開する。
いやだってこの場合，彼らは支持者の「できれば政権交代してくれ」という願いを，確実に裏切ることになるから…。