メモ2011-06-21

読売新聞　日本勢、意地の世界一奪還…スパコン「京」　2011年6月20日21時56分

　ハンブルクで「開催中のスーパーコンピューター（スパコン）の国際会議で２０日、計算速度を競う世界ランキング「ＴＯＰ５００」が発表され、理化学研究所と富士通が共同開発中の「京(けい)」が、１秒当たり８１６２兆回の計算能力を示して第１位となった」。

　喜ばしいニュース。

読売新聞　蓮舫氏「オンリーワン目指す努力を」と注文　2011年6月20日22時43分

「この日の会見でも、事業仕分けに関する質問が相次ぎ、野依理事長は苦笑いしながら、「やっぱり研究はトップを目指さなきゃいけない。科学技術の振興こそが日本の生命線だ」と強調した」

「一方の蓮舫行政刷新相は報道陣に対し、「極めて明るいニュース。関係者のご努力に心から敬意を表したい」と述べつつも、自らの発言については「メディアが勝手に短い部分を流した」と反論。「ナンバーワンになることだけを目的とするのではなく、国民の皆様の税金を活用させていただいているので、オンリーワンを目指す努力を期待したい」と注文をつけた」

　だからその「オンリーワン」が事実上「ナンバーワン」にならざるを得ない分野とかあるんだろーがとか。

　んと。税金を頂いてやっているからこそ，「うふふ私オンリーワン」とか気楽な御商売じゃなく，どんなスキマでもいいからともかく限界突破・その分野を切り開くものだとか，他と鎬をけずって争うところなら天辺取るつもりで全力投球するとか，堅実に仕事を積み重ねる必要があるところなら確実に次世代のベースになるような仕事とか―しなきゃいけないわけですが。

　あのその，日本は常識的に考えて，国力的にアメリカ合衆国をぶっちぎってのナンバーワンになんぞなれないんでしてね。それでも他よりは恵まれているから，全体的にそれなりに配分しつつ底力を養成しつつ，選択的に資金投下して，その「生命線」を確保延長するべきだと，そーゆー方向であるはずです。にもかかわらずその基幹たるべき事業（のひとつだろうもの）に凍結判定なんぞ下したから叩かれたわけでしょう。

おおやにき　宣伝二件　2011年6月20日

「まあ結論的にはいかに多くのモノゴトが書かれていない制度とか関係者の良識とかに支えられていたのかを国民が実感するといいよねということで」

　まあそんなかんじ。