山を建設する前に、その山に敷設する森林鉄道の上り坂の勾配試験を。
いくら高い山を作ったところで、列車が線路を登れなければ何にもならない。
そのための勾配をどれくらいにするか?、のヒントになったのが、高架橋のスロープ部分。
スロープ部分の勾配を、貨車・客車を押して登れるかを試験してみた。
レイアウト的には、ずぅ~っと上り勾配のままなので、列車がスムーズに走行できるかが鍵。
まずは機関車単体から。
これで登らなければ、森林鉄道そのものの設置意味がないが、、、
当然ながら簡単に登る。
ちなみに、線路の下に見えるスロープのようなものは、9㎜で使う勾配の立ち上げ部のようなもので、どこで使おうとしたのかしら?
買ったことはもちろん、存在すら忘れていた一品だが、森林鉄道には使っていこう。
試験の本題はこれから。
まず試験用の貨車1両から。
問題なく押し上げ。
次に2両。
これも問題なし。
そして3両。
3両目がトラだったので、問題なくと言いたいところだったが、超低速にした場合は登らなかった。
と言うことで、補助機関車投入。
動力はどちらもTM-TR02R。ただ平坦部分では、山口線の機関車の方が出足は鈍い。
しかし登り勾配区間になると、しっかり後押し。余裕の走りで押し上げた。
ちなみにこの高さで地平線との交差は、
気動車なら多分大丈夫。地平線もこの区間は非電化扱いにする(つまり電車は入れない)ため、問題はないかと。
また駅から出る森林鉄道線とも交差するけど、その部分も地平線と高さを合わせるので、上の線路の保持をどうするかが問題。
そして4両目。
機関車2両で後押しする分には、問題ない。そして最後の5両編成に。
4両の時ほどはスムーズではないけど、問題なく登り切った。
先頭にもう1両、引っ張る形で機関車を付ければ、この勾配でも登り切れる。ただこれ以上の勾配になると、ちょっと不安。ここは曲線区間でもわずかずつ勾配を付けていこうか。
この5両編成の長さをとったのは、運材車編成を組むときの参考。
予定では運材車編成は、運材車4両と客車1両の5両編成で走らせる。運材車1両は貨車1両とほぼ同じ長さ(のはず)。山口線の客車は少し長いため、写真の5両編成よりは短くなる半面、右側にもう1両機関車を付けるため、全長はもう少し長くなるか。
また客車は3両編成を組ませる予定。こちらも前後は機関車を付ける。
それらの長さを考慮すると、下側2線の駅予定線、もう少し長い方がいいか。
ただここまでの山を作ったら、地平線の反対側はほとんど見えない、、、。ここは、割り切るしかないか、、、。