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てらまち・ねっと



 最近、故意に緊張を高める日本や近隣の国のやり方、これが悪循環になるのは当然、そんなことを思わせることが重なった。
 日本、中国、ロシアのこと。
 それと、ユネスコに抗議するというに日本政府の「未熟度」。専制君主がこういう態度をするというのは、過去にもいろいろと聞いた気がする。

 10日の朝日、★《今年のノーベル文学賞受賞作家、記者会見し、ロシアのプーチン大統領について「この3年ほどで(悪い方向に)変化している。本性をあらわした」と述べ、メディアや言論への圧力を強めるプーチン政権を批判した》

 11日のNHK、★《上海でも日本人女性拘束 スパイ容疑4人に》《中国政府は去年11月にスパイ行為を具体的に定義した「反スパイ法」を施行し、日本人以外にもアメリカ人の女性を拘束するなど、中国での外国人の活動に監視を強めている》

10日の産経、★《ユネスコがシベリア抑留資料を世界記憶遺産に登録した・・昭和20年10月にロシアのハバロフスクの収容所に送られ、その後約4年間をすごした。「次々と仲間が死に、いつ自分の番かと不安で仕方なかった。引き揚げ船が舞鶴に着くまでは安心できなかった」 原田さんは戦後約50年にわたり抑留体験について口をつぐんでいた。「捕虜となって生き延びたことは恥ずかしいこと」》

  10日の産経、★《中国が申請していた「南京大虐殺文書」が記憶遺産への登録が決まったことに対し、日本政府筋は「断固たる措置を取る」と述べ、ユネスコの分担金拠出などの一時凍結を検討する構えを見せている。ユネスコ予算の日本の分担率は米国の22%に次ぐ10・83%で、金額は約37億1800万円。米国が支払いを停止しているため、事実上のトップだ。外務省首脳は「日本の分担金はトップクラス。(ユネスコ側が)日本からの申し入れに真剣に耳を傾けることに期待したい」として、中国の申請案件の登録が認められた場合は拠出金の凍結もあり得るとのシグナルを送り、慎重な審査を求めていた。》

 時代が危険な方向に進んでいるのは確実。
 ということで、2015年の10月の状況をブログに記録した。

●「ロシアは闇の時代を迎えた」ノーベル文学賞作家、独で会見/産経/共同 2015.10.10
●「プーチン氏悪い方に変化」 ノーベル文学賞作家が批判/朝日 10月11日
●中国・上海で日本人女性拘束されていること判明 スパイ容疑か/FNN 10/11
●上海でも日本人女性拘束 スパイ容疑4人に/NHK 10月11日
●世界記憶遺産:日本政府、抗議へ 「南京大虐殺」登録/毎日 10月10日
●【世界記憶遺産】ユネスコ拠出金見直しへ 「断固たる措置取る」日本政府/産経 10.10
●シベリア抑留資料を記憶遺産に ユネスコ、東寺文書も /日経 10/10
●【記憶遺産】「これで戦友たちも浮かばれる」 シベリア抑留経験の原田さん/産経 10.10

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●「ロシアは闇の時代を迎えた」ノーベル文学賞作家、独で会見
      産経/共同 2015.10.10
 2015年のノーベル文学賞受賞が決まったベラルーシの作家スベトラーナ・アレクシエービッチさん(67)が10日、ドイツの首都ベルリンで記者会見し、プーチン政権下の「ロシアは闇の時代を迎えている」と述べ、同政権を独裁的と批判した。

 アレクシエービッチさんは「人々はロシアが敵に囲まれていると信じ込んでいる」と指摘。ウクライナ危機をめぐり欧米に経済制裁を科され苦しんでいても、人々はプーチン政権を支持しているとの見方を示した。

 ベラルーシで11日に行われる大統領選については「ルカシェンコ(現大統領)が勝利するのは間違いない。番狂わせはない」と予測。1991年のソ連崩壊で「自由が来ると思ったが、ロシアやベラルーシでは自由がない状況が続くだろう」と話した。

 アレクシエービッチさんは、チェルノブイリ原発事故で被害に遭った人々の証言を集めたノンフィクション作品などで知られる。(共同)

●「プーチン氏悪い方に変化」 ノーベル文学賞作家が批判
          朝日 2015年10月11日
 今年のノーベル文学賞受賞が決まったベラルーシの作家、スベトラーナ・アレクシエービッチ氏(67)が10日、訪問先のベルリンで記者会見し、ロシアのプーチン大統領について「この3年ほどで(悪い方向に)変化している。本性をあらわした」と述べ、メディアや言論への圧力を強めるプーチン政権を批判した。

ノーベル賞作家がロシア批判 ウクライナ介入「侵略だ」
 ソ連末期以降、国家の圧力の中で民衆の声を記録する取材を続けてきたアレクシエービッチ氏は、プーチン政権を支えるロシアのエリート層にも「非常に失望している」と語った。

 同氏は10年以上の国外生活を経て、近年ベラルーシに帰国。その理由について、ロシアのプーチン政権や、ベラルーシで独裁体制を敷くルカシェンコ政権が「想像以上に長期化したため」と説明。「民主主義はスイスのチョコレートのように簡単には輸入できないと思い知った」と語り、民主化のために母国で活動していく決意を示した。(ベルリン=玉川透)

●中国・上海で日本人女性拘束されていること判明 スパイ容疑か
        FNN 10/11
 日本人の女性が、2015年6月ごろから、中国・上海で拘束されていることがわかった。

 関係者によると、この日本人女性は2015年6月ごろ、上海市内でスパイなどを摘発する、国家安全省に拘束された。
女性のどのような行為が問題視されたかは、これまでのところわかっていないが、スパイ容疑を持たれているとみられている。
中国では2015年5月に、愛知県の50歳の男性と、神奈川県の54歳の男性が浙江省の軍事施設周辺と、北朝鮮国境の遼寧省で、それぞれスパイ容疑で逮捕されているほか、北京でも北海道の男性が拘束されている。

●上海でも日本人女性拘束 スパイ容疑4人に
      NHK 10月11日
 中国の上海で、日本人の女性1人がスパイ行為にかかわった疑いがあるとして、ことし6月から中国当局に拘束されていることが関係者の話で分かり、中国でこれまでに同じ容疑で逮捕されたり拘束されたりした日本人の数は合わせて4人となりました。

関係者によりますと、ことし6月中国の上海で、日本人の女性1人がスパイ行為に関わった疑いがあるとして中国当局に拘束されたということです。具体的に女性がどのような行為に関わって拘束されたのかは明らかになっていませんが、拘束は現在も続いているということです。

中国ではことし5月にも、東部の浙江省にある軍事施設周辺と、東北部の遼寧省の北朝鮮との国境地帯で、それぞれ日本人1人がスパイ行為に関わった疑いがあるとして拘束されていて、中国外務省も先月末、日本人2人を逮捕していることを明らかにしています。またこれとは別に、首都・北京でも日本人1人がスパイ行為に関わった疑いがあるとして拘束されたことが関係者の話で分かっていて、中国でスパイ行為の疑いで逮捕されたり拘束されたりした日本人は合わせて4人となっています。

中国政府は去年11月にスパイ行為を具体的に定義した「反スパイ法」を施行し、日本人以外にもアメリカ人の女性を拘束するなど、中国での外国人の活動に監視を強めているものとみられます。


これまでに拘束された3人は
中国でことし5月に拘束された日本人2人は、愛知県と神奈川県に住むいずれも50代の男性で、これまでもたびたび中国に渡航していました。

知人や政府関係者などによりますと、このうち愛知県在住の男性は、人材派遣会社などに勤めたあと、名古屋市で中国人の人材派遣や中国人などを相手にした不動産の仲介を行う会社を経営していたということです。男性は頻繁に中国に渡航していたということで、ことし5月、浙江省の沿岸部にある軍事施設の周辺で、スパイ行為に関わった疑いがあるとして中国当局に拘束されました。

もう1人の神奈川県在住の男性は日本で生まれ、昭和34年から始まった北朝鮮への「帰還事業」で、在日朝鮮人の父親や日本人の母親らとともに北朝鮮に渡ったということです。その後、家族と一緒に北朝鮮を逃れ、平成13年に日本に入国して日本国籍を取得し、現在はパチンコ関連の事業を行っているということです。男性は、定期的に中国を訪れていたということで、ことし5月、遼寧省の北朝鮮との国境地帯で、スパイ行為に関わった疑いがあるとして中国当局に拘束されました。

また、このほかにも、ことし6月、北京で、北海道に住む60代の男性が同じ容疑で中国当局に拘束されたとする情報があるということです。この男性は中国にパイプを持ち、現地に進出しようとする企業の支援も行っていたということです。ことし6月、「これから北京に行く。1週間で戻る」と話していたということですが、その後、連絡がつかなくなり、外務省から家族に「男性と連絡を取る際は外務省を通してほしい」と打診があったということです。

●世界記憶遺産:日本政府、抗議へ 「南京大虐殺」登録
      毎日新聞 2015年10月10日
 日本政府は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に「南京大虐殺」が登録されたことを受け、登録申請した中国政府に抗議するとともに、制度に不備があるとしてユネスコに改善を求める方針だ。

 外務省の川村泰久外務報道官は登録決定直後に、中国とユネスコを批判する談話を発表。談話では「南京事件は日中間で見解の相違があることが明らかだ。中国の一方的な主張に基づき申請され、完全性や真正性に問題がある。登録されたことは中立・公平であるべき国際機関として問題であり極めて遺憾だ」とした。

 記憶遺産制度についても「文書遺産の保護やアクセスの確保を目的とするユネスコの事業であり、政治利用されることがないよう制度改革を求めていく」と強調した。

 外務省はこれまで、中国に登録申請を撤回するよう申し入れていたほか、ユネスコにも制度改善を求めていた。外務省幹部は10日、「中国とユネスコに対して早急に抗議をする」と述べる一方で、「この件で日中関係が悪化するのは本意ではなく、感情的に反応すべきではない」と指摘した。

 日中韓首脳会談が10月末にも予定されるなど、中国との関係改善が進む兆しが見え始めていただけに、政府関係者は「関係改善の機運に水を差すことになるのでは」と懸念を示している。【小田中大、高本耕太】

●【世界記憶遺産】ユネスコ拠出金見直しへ 「断固たる措置取る」日本政府
  産経 2015.10.10
 中国が申請していた「南京大虐殺文書」が記憶遺産への登録が決まったことに対し、日本政府筋は「断固たる措置を取る」と述べ、ユネスコの分担金拠出などの一時凍結を検討する構えを見せている。

 平成26(2014)年度のユネスコ予算の日本の分担率は米国の22%に次ぐ10・83%で、金額は約37億1800万円。米国が支払いを停止しているため、事実上のトップだ。さらに分担金以外でも、さまざまな事業に対する任意拠出金があり、同年度のユネスコ関係予算は計約54億3270万円に上る。

 外務省首脳は「日本の分担金はトップクラス。(ユネスコ側が)日本からの申し入れに真剣に耳を傾けることに期待したい」として、中国の申請案件の登録が認められた場合は拠出金の凍結もあり得るとのシグナルを送り、慎重な審査を求めていた。

 一方、中国の分担率は6位の5・14%で日本のほぼ半分。任意拠出金も日本より少ない。しかし、中国の動きに詳しい関係者によると、中国は、記憶遺産の周知を図る名目で関係者を中国に招待するなどしているという。記憶遺産事業だけでなく、アフリカでの女子教育などにも中国は積極的に支援を行っており、「さまざまな形でボコバ事務局長の思いに応えている」との指摘もある。

●シベリア抑留資料を記憶遺産に ユネスコ、東寺文書も
     日経 2015/10/10
 国連教育科学文化機関(ユネスコ)は日本時間の10日未明、第2次大戦後のシベリア抑留の資料と国宝「東寺百合文書」(いずれも京都府所在)の重要性を認め、世界記憶遺産に登録したと発表した。アラブ首長国連邦のアブダビで4~6日に開かれた国際諮問委員会の勧告を踏まえ、ユネスコ事務局長が決定した。

 京都府舞鶴市と政府が2014年3月にそれぞれ登録を申請していた。日本の記憶遺産は、登録済みの「山本作兵衛炭坑記録画・記録文書」(福岡県)と「慶長遣欧使節関係資料」(宮城県ほか)、藤原道長の自筆日記「御堂関白記」(京都府)と合わせ5件になった。

 シベリア抑留資料は、日本人捕虜の日記やはがきなど舞鶴引揚記念館(京都府舞鶴市)所蔵の570点で、正式な表題は「舞鶴への生還 1945~1956シベリア抑留等日本人の本国への引き揚げの記録」。舞鶴市は申請に当たり、姉妹都市、ナホトカ市の協力を得てロシア側でも資料を調査した。

●【記憶遺産】「これで戦友たちも浮かばれる」 シベリア抑留経験の原田さん
      産経 2015.10.10
 「これで死んでいった戦友たちも浮かばれる」

 舞鶴引揚記念館(京都府舞鶴市)でボランティアガイドを務めるシベリア抑留経験者の原田二郎さん(90)=同府綾部市=は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)がシベリア抑留資料を世界記憶遺産に登録したことを、ほっとした様子で受け止めた。

 原田さんは陸軍の衛生兵として従軍。昭和20年10月にロシアのハバロフスクの収容所に送られ、その後約4年間をすごした。

 「次々と仲間が死に、いつ自分の番かと不安で仕方なかった。引き揚げ船が舞鶴に着くまでは安心できなかった」

 原田さんは戦後約50年にわたり抑留体験について口をつぐんでいた。「捕虜となって生き延びたことは恥ずかしいこと」という思いがあったからだ。だが、地元の人たちに請われて徐々に体験を語りはじめ、今は記念館を訪れる小中学生らに、当時の体験を語るようになった。

 心境の変化があったのは、仲間への思いからだ。抑留生活では多くの仲間が死んでいったが、自分が生き残ることができたのはシベリア抑留の経験を語り継いでいく役割を託された、と思うようになったのだという。

「今の子供たちは平和をあたりまえのことと思っているが、もっと真剣に考えてほしい」と語る原田さん。「記憶遺産に登録されて、シベリア抑留や引き揚げのことを世界中の人たちに知ってもらうことは、言葉にできないぐらいうれしい」と話していた。これからも、体力が続く限り抑留体験を語り継ぐ覚悟だ。


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