米大統領選の投票日が近付いてきて、報道がどっちに動くかと見ていた。何しろ、4年前の想定外のトランプ勝利があるから。
しかし、今回は、「現職」となっているからトランプ流の演説は通じないようだ。
コロナ過での大規模集会に挽回を期待しているトランプ氏、
★≪●トランプ氏が逆転の望み賭ける大規模集会、敗北固めるだけとの分析も≫(ブルームバーグ 2020年10月27日) と手厳しい。
★≪●コロナと人種差別問題で色あせたトランプ流の「扇動」 テレビ討論、バイデン氏勝利が53%≫(ダイヤモンド 2020/10/28)など、分かりやすそう。リンクし、冒頭だけ抜粋しておいた。
ほかにも、
★≪●大統領選まで9日 バイデン氏がリード維持、トランプ氏に追い上げの勢い見られず≫(CNN 2020.10.26)
★≪バイデン氏“共和党の牙城”奪還か 米大統領選挙まで1週間、激戦 ≫(TBS 2020/10/28)
●米大統領選、どちらの支持者も4割強が敗北受け入れ拒否=世論調査/ロイター 2020年10月26日
今日はこれらにリンクし、抜粋しておくことにした。
なお、昨日10月27日の私のブログへのアクセスは「閲覧数3,688 訪問者数1,488」。
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●トランプ氏が逆転の望み賭ける大規模集会、敗北固めるだけとの分析も
ブルームバーグ 2020年10月27日 23:34
トランプ米大統領は世論調査での劣勢にもかかわらず再選を果たすための鍵として、前回選挙運動と同様にお祭り騒ぎの集会に頼っている。トランプ氏はこれを支持者の熱意を示す重要なサインだと考えているが、むしろ同氏の敗北を決定付けているだけだと世論調査会社は分析する。
トランプ氏は26日、ペンシルベニア州で集会を3回開いた。27日も3回、週末までには多ければ1日に5、6回を開く予定だ。大音響の音楽と派手な演出、大型ディスプレーで動画を再生するのはテレビのリアリティー番組出身のトランプ氏にはぴったりの舞台だ。背景には大統領専用機が据えられ、大統領自身がショーの目玉として登場すると、興奮した参加者は大歓声で迎える。地元の共和党員らはこれまでに見たどの政治イベントとも違うと話す。
これに対し民主党候補のバイデン前副大統領は集会の回数も少なく、新型コロナウイルスの感染を防ぐため参加者の数を抑え、多くの場合ドライブイン方式で行う。
バイデン氏は全米世論調査でトランプ氏を8ポイント程度リード。重要州のフロリダではほぼ互角。幾つかの激戦州ではバイデン氏が小幅にリードしている。
バイデン氏の集会に集まった群衆の少なさをトランプ氏は嘲笑し、自身の集会参加者の数に驚嘆して見せ、迫り来る「レッドウエーブ(共和党の大勝利)」の兆しだと強調した。
しかしこうした集会の影響は明白ではない。共和党は出席者からデータを入手し、支持基盤を活性化させられると主張。民主党は寄付やボランティアが急増しているとし、トランプ氏は既存の支持者に向けてアピールしているだけではないかと指摘する。
感染防止の勧告に反した集会を開くことで、有権者はトランプ氏によるウイルス対応への不満を強めた。就任後初の大きな危機への対処をトランプ氏は誤ったと、バイデン氏が繰り返す主張を後押しする。一方で世論調査会社によれば、集会がトランプ氏への支持を高めたという証拠はほとんど見られない。
2016年と18年にトランプ氏が開いた集会の効果を研究したエモリー大学のアラン・アブラモビッツ教授は、集会が開かれた州での選挙結果には影響しなかったと結論付け、20年も同様だろうとみている。
「何らかの効果が加わっているようには見えない」と同氏は述べた。
●大統領選まで9日 バイデン氏がリード維持、トランプ氏に追い上げの勢い見られず
CNN 2020.10.26
米大統領選が9日後に迫るなか、逆転を目指すトランプ大統領に残された時間は尽きつつある。トランプ氏は依然、全米と激戦州の世論調査で民主党候補のバイデン前副大統領にリードを許す状況が続いている。
ただ、トランプ氏にとって最も懸念すべきなのは、2016年大統領選に比べ明らかに追い上げの勢いが足りない点だろう。4年前のこの時期には、クリントン元国務長官との差を急速に詰めていたが、今回の世論調査からこうした追い上げを見て取ることはできない。
バイデン氏は現在、全米規模の調査で約9~10ポイントのリードを保つ。重要なのは、バイデン氏の支持率が50%を超えていることだ。
一方、2016年大統領選の場合、この時期の状況は非常に流動的になっていた。当時はこの直前に、クリントン氏の私用メール問題をめぐる捜査を再開するとのコミー連邦捜査局(FBI)長官の書簡が発表されたが、今回はこれほどの波乱は起きていない。
2016年大統領選の9日前、クリントン氏の全米世論調査での平均リードは4ポイントほどに縮まっていた。大統領選まで21日間の時点では7ポイントの差を付けていたにもかかわらずである。クリントン氏の支持率は45%と低調で、トランプ氏には態度を決めかねている有権者を最終週で取り込む余地が大いに残されていた。
バイデン氏が勝つために今必要なのは、既に同氏支持に回っている有権者をつなぎ止めることだけだ。
●米大統領選挙まで1週間、激戦 バイデン氏“共和党の牙城”奪還か【#どこ行くアメリカ】
TBS 2020/10/28
アメリカ大統領選まであと1週間。民主党バイデン候補が、ある“共和党の牙城”を初めて訪れました。
黒人が多い南部ジョージア州です。差別撤廃への機運の高まりから、民主党奪還の可能性が出ているのです。
●バイデン勝利に備えて? トランプ大統領の世界の"お友達"が大統領と距離を置き始めている
Business Insider 10. 28, 2020, 04:30
アメリカの大統領選を前に、世界の指導者たちは民主党のジョー・バイデン候補勝利に向けて備えているようだ。
ロシアのプーチン大統領やイスラエルのネタニヤフ首相、ジョンソン首相率いるイギリス政府は最近、トランプ大統領と距離を置こうとしているように見える。
プーチン大統領は10月25日、バイデン候補の息子のビジネスに対するトランプ大統領の批判を「刑事犯罪に当たる要素は全く見当たらない」と述べて、はねつけた。
トランプ大統領は、バイデン親子がウクライナで道義に反する行いに関与したと繰り返し非難しているが、こうした疑惑を裏付ける証拠は一切確認されていない。
プーチン大統領のテレビ出演の2日前には、もうひとりの"お友達"であるイスラエルのネタニヤフ首相にトランプ大統領は失望させられた。23日の電話会談で、バイデン候補の悪口を言わせようとしたトランプ大統領の試みを、ネタニヤフ首相は巧みにかわした。
・・・(略)・・・だが、23日の電話会談で「スリーピー・ジョー(寝ぼけたジョー)」 にイスラエルとスーダンの国交正常化を仲介できたと思うか、トランプ大統領に尋ねられた際、ネタニヤフ首相は「わたしに言えることは、わたしたちはアメリカの誰からの和平に向けた手助けにも感謝するということだ」と答えた。
トランプ大統領はイギリスのジョンソン首相とも親しい間柄だった。ところが、タイムズによると、ジョンソン首相率いるイギリス政府は、バイデン陣営と積極的に親しくなろうとしている。・・・(略)・・・イギリスの元財務相で、保守党の重鎮サジド・ジャヴィド(Sajid Javid)氏も先週、バイデン候補を支持する考えを明らかにしている。ジャヴィド氏はこれまで、共和党の候補たちを支持してきた。
バイデン候補の勝利を予想しているのは、世界の指導者たちだけではない。複数の共和党関係者がトランプ敗戦に向けて心の準備をしている。
2016年の共和党の大統領予備選挙でトランプ大統領と競った、テキサス州選出のテッド・クルーズ(Ted Cruz)上院議員は10月上旬、共和党は11月には「大量解雇」に見舞われ、上院およびホワイトハウスのコントロールを失う恐れがあると警鐘を鳴らした。
ネブラスカ州選出のベン・サス(Ben Sasse)上院議員も、ワシントン・エグザミナー(Washington Examiner)が入手した音声テープの中で、トランプ大統領を応援しない理由を説明する際に「独裁者にへつらう」大統領だと批判している。
ある共和党のベテラン上院議員の側近は、トランプ大統領の新型コロナウイルス感染は、共和党にとって「とどめを刺すもの」だったとロイターに語っている。
上院のミッチ・マコーネル(Mitch McConnell)院内総務までもが、トランプ大統領と距離を置いておこうとしている。マコーネル院内総務は政権の新型コロナウイルス対策の甘さを理由に、もう2カ月以上ホワイトハウスを訪れていない。
ニューヨーク・タイムズやデイリー・ビースト(Daily Beast)の報道によると、右寄りのFox Newsやニューヨーク・ポストを所有しているメディア界の大物ルパート・マードック(Rupert Murdoch)氏も、バイデン候補の大勝を予想しているという。
世論調査の分析などを行うファイブサーティエイトによると、26日夜の時点でバイデン候補が平均して9.4ポイント、トランプ大統領をリードしている。
●コロナと人種差別問題で色あせたトランプ流の「扇動」
ダイヤモンド 2020/10/28 テレビ討論、バイデン氏勝利が53%
4年前と違うアメリカの状況変化
11月3日の大統領選を控えた、最後の山場ともいえる共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン前副大統領の2回目のテレビ討論会が22日に行われたが、CNNが放送直後に行った世論調査では、バイデン氏の勝ちとした人が53%なのに対し、トランプ氏の勝利とした人は39%にとどまった。
YouGov AmericaやData for Progressの調査でも同じような数字が出ている。4年前の選挙では、直前までのヒラリー候補有利の予想を翻したトランプ氏だが、「再選」には厳しさが増した。4年前と比べて「トランプ流」の輝きが色あせてしまった感がある。
・・・(以下、略)・・・
●米大統領選、どちらの支持者も4割強が敗北受け入れ拒否=世論調査
ロイター 2020年10月26日
イプソスの最新調査によると、米大統領選で現職のトランプ大統領と野党・民主党候補のバイデン前副大統領をそれぞれ支持する人の4割強は、自分が推す候補が敗北した場合選挙結果を受け入れないと答えた。
調査は13-20日に実施。バイデン氏支持者の43%、トランプ氏支持者の41%は、対立候補の勝利を認めないと回答。バイデン氏支持者の22%、トランプ氏支持者の16%は、不満を表明するために街頭での抗議か、場合によっては暴力的な手段に訴えると述べている。
今年の大統領選の結果について、どうやって国民の信頼を得るかは選管当局にとって悩みの種だ。先週、複数の安全保障当局者はロシアとイランが米国の投票システムをハッキングして、選挙を台無しにする方法を検討していると警告。一方トランプ氏は、具体的な根拠を示さずに郵便投票で不正が起きると繰り返し主張しているほか、得票数で敗れても政権引き渡しを拒否する姿勢を示している。
コロンビア大学の政治学者ドナルド・グリーン氏は、調査結果で逆に6割弱の人が結果を受け入れると分かったため、選挙後の暴動が起きるのではないかとの懸念は和らいだとしながらも、得票数が接近しているか、どちらかの候補が信頼性のある形で投票の不正を告発するようなら、今回の調査結果が示唆するよりも多くの人が不満を訴え、抗議が激しくなりかねないと指摘した。
最新の支持率は全国ベースでバイデン氏が51%と、トランプ氏の43%を8%ポイント上回った。地域別では、ウィスコンシンとミシガンでバイデン氏がリードしているものの、ペンシルベニア、フロリダ、アリゾナ、ノースカロライナといった他の激戦州は一段と接戦の様相だ。
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