イタリアの菓子パン。ミラノの銘菓だ。いわゆるパンドーロと共にクリスマス特有の菓子の一つ。
小麦粉に子牛の腸内細菌を混ぜて発酵させる。レーズン、プラム、オレンジピールなどのドライフルーツを入れたものがパネトーネ。入れないのがパンドーロ。
甘く、そして香りも口あたりも柔らかなパン。
もちろん、デコレーションケーキよりも健康的で、日持ちもよい。約8か月で無精者にもお徳。
アイスやフルーツなどを添えて食べても美味しい。
最近は日本でも、クリスマスの時期に市中にChiostro di Saronnoが出回るようになった。コストコではミニパネトーネもあるらしい。
取り調べを受けていて、刑事が「かつ丼でも食うか?」と切り出し、出前をとるシーンがよく刑事ドラマにある。
海外の映画では見たことないから、海外には「かつ丼」のメニューがないことを差し引いても、日本独特の風景なんだろう。
調べてみると、どうやらその飲食代は逮捕前の被疑者の自腹らしい。あとで請求がくるわけだ。ちなみに、逮捕された被疑者にはメニューを選ぶ権利がなく、留置所の弁当しか食べられないらしい。
なので先日、東京地検特捜部に逮捕された前法相の衆院議員と、その妻の参院議員は、留置所の弁当だったわけだ。ただし、まだ被疑者、あるいは被告人という立場であり、裁判などで有罪と決まったわけではないのでくさいメシではなさそう。
留置所で提供される三度の食事は、基本的にすべて無料。つまりは税金で賄われているわけだ。そして、議員辞職をしなければ、留置所に勾留されていたこの期間中も歳費(給料)は出続ける。
・・・どんな食事が出るのか知らないが、かつ丼でも食べて反省して、議員は潔く辞職してほしい。どこかの国の大統領じゃないんだから。。。
煮こんだ牛肉とスープ、小麦の麺からなる牛肉麺。
タイで知り合った台湾の若い女性が、数年前にぼくを夜市や食堂に案内してくれた。彼女が最初に連れて行ってくれたのが牛肉麺の店だった。
豚肉の消費がダントツに多い台湾。牛肉は国内の生産量も少なく、輸入に頼っている特別な存在だ。
牛肉麺は欧米の旅行者や中国本土から訪れる旅行者にも人気がある。
中国人が牛肉麺を好むのは、中国の四川が起源だから。第二次世界大戦後、台湾各地に「眷村」と呼ばれる大勢の中国退役軍人(外省人)のコミュニティーができた。外省人家族はここのなかで暮らし、育った。そんな中で牛肉麺も生まれた。
外省人が中国本土から持ち込んだ調味料を使って、故郷の四川を思わせる「牛肉麺」を作り上げた。
高雄岡山の眷村に源を発し、台湾各地に広く伝わった後に、台北で広まった。
「美食の国」のフランスだが、フランス人は毎日、コース料理を食べているわけではない。フランス人の食生活は意外とシンプルだったりする。
フランスの朝は、たっぷりと塗った甘いジャムやチョコレート・スプレッド(ヌテラ)のパンで始まる。
定番の朝食は、チョコを練り込んだデニッシュ(パン・オ・ショコラ)かな。それをカフェ・オ・レなどに浸して食べる。
ちなみにパン・オ・ショコラやタルティーヌ、クロワッサンなどは、ひとくくりに「ヴィエノワズリ」。
いかにもフランスのバゲット(フランスパン)とは区別されている。
フランスの甘いもの好きは、18世紀のフランスの植民地サン=ドマングでのサトウキビプランテーションの成功から。もちろん、アフリカから連れて来られる奴隷がプランテーションにおける労働力の主要な供給源なんだな。( ^ω^)・・・
過去の歴史を思い出すと、胸焼けがしそうな気に。。
タイ料理でもかなり好きな料理の一つ。パッタイ。「タイ炒め」の意。
タイの屋台や食堂はもちろん、最近では東京の高級なレストランでもよく見かけるタイ料理の定番中の定番だ。
米粉の平麺をもやし、ニラ、卵などと一緒に炒める。店によってバリエーションがあり、鶏やエビの唐揚げ、カシューナッツなどが入ったものなど、地域性が反映されていたりもする。
タイ料理は「辛い」というイメージがあるが、唐辛子をあまり使わず、ハーブなどの辛くない香辛料を効かせてるのが特徴かな。辛さが苦手な人でも安心して食べられる子どもから大人まで大人気の料理。
ちなみに、タイ人は2歳ぐらいから辛い料理になじんでいくようだ。イサーン地方のソムタムは辛いを通り越して痛い。使われる唐辛子には殺菌作用のほか、発汗作用もあり体温を下げる役割がある。しかし、タイ人でも辛いのは苦手な人もいる。