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長崎市の中島川に架かる橋。
琉球王国だった天女橋を除くと、日本初の石造りアーチ橋だ。
東京日本橋、山口錦帯橋と並び、日本三名橋とされる。
「オランダ屋敷に提燈つけば ロテのお菊さんはいそいそと はにかみぐさは窓の下」
竹久夢二の「長崎十二景 眼鏡橋」は、ペンで描いたデッサンの上に水彩で彩色され、メガネ橋と中国人風の荷物を担いだ男、和服美人が描かれている。
夢二は大正7(1918)年に長崎に旅した。
♪和蘭陀屋敷に提灯つけば、ロテのお菊さんはいそいそと、はにかみ草は窓の下(しも)、玉虫色の長椅子に、蘭燈つけばロテも泣く♪
夢二が長崎を旅する前の年に発売された「流行唱歌」。
歌詩の中「ロテ」はフランス人作家ピエール・ロティで、かれの文芸作品のひとつが日本をテーマした「お菊さん」。
実際のお菊さんは月約40円で売られた「現地妻」。2人の間には深い愛情はなかった。
ロチにとっては、お菊さんもまた、日本の風景や文化の一つに過ぎなかった。
お菊さんの冒頭、ロチは日本でのしばらくの滞在を夢想している。
そしてその夢は日本での日本女性との「結婚」である。
「僕はね、私は云った、着いたらすぐに結婚するんだよ」
夢二は、お菊さんのやるせなさ、悲しみの日々を思いやったのだろうか。。
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