ヒターノ(ジプシー)は、インドにその起源を持ち、中東からヨーロッパまで様々な国を通過して、最終的に15世紀にイベリア半島に到着した。
フラメンコは、ヒターノがスペインに持ち込んだものではなく、アンダルシアに存在した様々な文化のるつぼの中にヒターノが身を置くことによって、しだいに醸成されていった。
ヒターノを描いた映画は数々あるのだが、ハリウッド映画オタクのぼくにはあまりなじみがない。しいて言うのなら、日本で人気の高かったアラン・ドロンが一匹狼のジプシーを演じた「ル・ジタン」だろうか。
1975年のフランスの映画だ。
どこにいっても冷たい仕打ちをうけるジプシー民族の宿命を背景に、反逆に人生を賭けて様々な犯罪に身を投じる男の物語。
「きっとお前も学校に行けるようになる」と、目を潤ませて息子に語るドロン。ジャンゴ・ラインハルトというギタリストを知ったのはこの映画だったと思う。
アラン・ドロン。たしか、ボディガードのミロシュビッチの殺人容疑がかかり、大スキャンダルになったと記憶している。暗黒街とのつながりが強かったとの噂もあった。そして事件はもみ消されれ、うやむやになった。影のある役者。そこが彼の魅力の一つなのだろう。
「ル・ジタン」のようなクールな印象の文章を書きたいのだが、雑な性格が邪魔をしているのか、書けそうもない。
Alain Delon『Le Gitan』
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