景色がきれいで風が気持ちいいシーズンがやってきました。


 紅葉に彩られた里山もとても素敵で気持ちいいですが、もっと身近な場所でも楽しめるのがマウンテンバイク。


 街中のライドの延長で、近所の河川敷や公園をのんびり走るだけでも気持ちいいし、通ったことのない道に入り込むだけでワクワクする。


 僕は自転車にのめりこむほどの自転車小僧ではありませんでしたが、自転車で知らないところへ出かけるのは大好きでした。


 小学生の頃は、珍しいクワガタを採りたいという理由だけで何時間もペダルを漕いで雑木林を探していたら、かなり遠方まで行ってしまったことがあったり、


 夜中の多摩川で釣りをするために友達と釣り具を担いで自転車で出かけたり。


 ある日、急きょ多摩川の河原でキャンプしようということになり、三角テント一つ持って中学生三人で自転車で出かけ、


 たき火してキャンベルのコーンポタージュ缶を温めてみんなで飲んだりしながら、当然のごとく怪談話が始まり、


 みんなあまりに怖くなって深夜にテントたたんで帰ってくるというアホなことをやっていました。



 BMXを始めた頃は、とにかく乗りたくて、でも今みたいにコースとかなくて、近所の公園に勝手にブロックや板でジャンプ台作って飛んだり、


 家の前の路地でも小さなジャンプ作って飛んだりと、とにかく乗りまくりました。


 マウンテンバイクを始めた頃もそうだった。


 マウンテンバイクに「開眼」したのは東京都下の里山で、今でもしょっちゅう出かける大好きな場所なのですが、そんなに頻繁に行けるわけでもないので、


 やっぱり近くの公園や河川敷でも遊んでました。



 それでも十分楽しかった。やれることがいっぱいあった。

 


 土手を下ったり登ったりするだけで楽しかった。 砂地や砂利の上を上手に走れただけでうれしかった。 遊びを考え出すのもおもしろかった。


 じつはマウンテンバイクの良さって、そこなんだとも思います。


 場所を選ばずに楽しめる。 どんなところでも楽しめる。 想像力働かせて遊びを考える。


 考え方によっては、街の中を走るのも楽しい。ただクルーズしてもいいし、自分なりの視点で遊び心を持って乗るとさらに楽しい。


 家の前が舗装路で、街の中を走り抜けて、河原を走って、その繋がっている先に山がある。 境界線などありません。



 まずは身近な場所で自分なりに始めてみませんか。



 きっと楽しいです!