火曜日の午後から降り始めた冷たい雨、奥多摩の方は雪だったみたいです。


 水曜日の明け方に止むかなと思っていたんだけれど結局午前7時ぐらいまでシトシトと降っていた。


 天候は回復に向かうという予報を信じて、それじゃあ林道でものんびりライドしようかなと出発。


 僕がマウンテンバイクに開眼した場所、今でも大好きな狭山湖をめぐる林道/サイクリングコースを走ってきました。


 12月に入ってもポカポカ陽気が続いていたけれどやっと本来の冬の気温だった昨日、紅葉も峠を越えて道にはもみじや落葉樹の落ち葉がたっぷりと敷き詰められていました。


 ところどころに水たまりのある林道を、砂利の感触を味わいながら、里山の風景を楽しみながらスローライド。


 冷たい空気が気持ちいい。



 林道をのんびり走るといろいろなことが頭の中をめぐります。


 シングルトラックなどでライドに集中しているときとは違った思考回路でライド。


 さすがに「人生とは・・・」とか「社会とは・・・」までは及ばないけれど、マウンテンバイクライドの本質ってとかあーだこーだ考えて走ったりしてました。これ、結構好き。


 林道の濡れた砂利に対して、水たまりに対して、霧のかかった森に対して思いを巡らせながらライド。


 里山の森にも秋の台風の爪痕がいまでも生々しく残っていました。途中から折れた樹やそれこそ根こそぎ倒れた樹がごっそり。

 


 そんな状態もあったためか、もう何百回も走ったこの里山の景色がいつもと違って見えた。


 ライドそのものを楽しむのもよし、景色を楽しむのもよし、ライドの数だけスタイルがあるのだ。