旧宇陀郡大宇陀町(おおうだちょう)は奈良県東北部、桜井市 、榛原町、菟田野町 、吉野町に隣接し、大和高原の南端部に位置した町です。宇陀川と城山の間の細長い平地に形成された旧松山町域は、2006年に「宇陀市松山重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました。「町の木:クヌギ」「町の花:かざぐるま」「町の鳥:ほおじろ」を制定。
古代においては「阿騎野(あきの)」と呼ばれ、宮廷の狩場として多くの文献にも登場します。『柿本人麻呂』は阿騎野で【東(ひむかし)の野に炎(かぎろひ)の立つ見えてかへり見すれば月傾ぬ】という和歌を詠んでいます。
明治22年(1889)、町村制の施行により、宇陀郡松山町・神戸村・政始村・吉野郡上龍門村が発足。
1942年、宇陀郡松山町・神戸村・政始村・吉野郡上龍門村が合併して大宇陀町が発足。
2006年、菟田野町・榛原町・室生村と合併して宇陀市が発足。宇陀市大宇陀となりました。
マンホールには「町の花:カザグルマ」が全体に描かれています。
集落排水のマンホールには、「町の木:くぬぎ」、田園風景の中に「町の鳥:ホオジロ」が描かれています。
昭和45年10月1日中央の町章は、全体で「大・宇・陀」を表しています。
撮影日:2009年7月11日