辰野町の道祖神、文字碑、石仏も~Ⅵ~まで突入しました。この日の一押しは麗しい蚕神様。思いもかけない場所に隠れていた為、危うく見逃しかけましたが無事に遭遇できました。
辰野町横川 木曽沢バス停前に昭和11年(1936)建立の「蚕王神」一基。台石に「蚕王神」の刻。馬上姿で左手に「繭箱」、右手に「桑枝」、頭に「蚕種の皿」を載せています。
辻を挟んでビニールハウスの前に石仏群。中央に「双体道祖神」一基。「庚申塔」「文字碑」など八基。「仏塔」「仏像」など五基。
「酒器祝言双体道祖神」、若い二人は緊張のあまり笑顔を忘れてしまったようです。
「大師像」「菩薩像」
辰野町辰野、堀上竹原に「双体道祖神」一基。「元文五歳」刻から「昭和五十五年」刻の「庚申塔」四基。他「石仏」「石祠」など十基。
「石工:竹渕三郎平」表「猿田彦命 天鈿女命」裏「竹原中 明治六癸酉(1873)二月八日 帯代十五両 」の刻。 見た瞬間・・今は亡き知人にとても良く似ている!と思わず二度見、三度見(笑)。特に男神の顔も体格も彼女にそっくり過ぎて、あまりにもよく似ていて・・・涙がこぼれました。
辰野町伊那富上辰野、堀上荒井に「双体道祖神」一基。左隣に「石祠」一基。石祠としては最古の「永禄七申子年(1564)」の刻あり。更に左に、寛政・大正・昭和の「庚申塔」三基。
「石工:竹渕三郎平」表「猿田彦命 天鈿女命」の刻。裏「明治六癸酉(1873)二月八日 氏子中 帯代十五両 」の刻。男神のお顔がお相撲取りさんに似ている・・・でもって、女神のポッチャリした唇がとってもチャーミング。竹渕三郎平氏、はふくよかなスタイルがお好みだったのかも(⌒∇⌒)
近くに「明治五十五年二月」刻の「庚申塔」・「大師像」「念仏碑」など。
辰野町伊那富小横川・中村の「酒器祝言双体道祖神」一基。「庚申塔」二基。
表「小横川 中村」 裏「石師平出村中谷仙司 帯代十五両」の刻
晴れの日を寿ぐ若い男女神。女神のお顔に浮かぶ微笑みは、愛する人との永遠の契りへの喜び。それを見守る男神の顔も嬉しそうです。
辰野町伊那富小横川・入村の「握手肩抱き双体道祖神」一基。「庚申」「庚子」各一基。
「小横川 上村中 帯代二十五両」の刻
幸せ過ぎて目じりが下がりっぱなしですか?(⌒∇⌒) 見る位置によって若くも老けても見える男女神。末永くお幸せでありますように。
辰野町の道祖神・石仏巡り~Ⅶ~に続きます。
撮影日:2016年4月26日
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