門前町剱地、日本海に面した白砂の「琴ヶ浜海岸」は、「鳴き砂の浜」として知られています。 曇り空の下、北陸の秋の海は灰色で、打ち寄せる波は白く砕けて直ぐに彼方に消え去ります。
海岸にそそぐ仁岸川の上流には、白亜紀に形成されたと考えられる花崗岩が広く分布。これらが仁岸川によって運ばれて河口付近で堆積し、琴ヶ浜海岸の美しく白い砂浜が成立したのだとか。
「泣き砂の浜」に伝わる「土地の娘お小夜と若き船乗り重蔵との悲恋物語」。 砂浜を歩くと聞こえる「キュッキュッ」と言う音は、お小夜の泣き声だとか・・日本各地に残る「泣き砂伝説」は、いつもいつも悲しい物語ばかり。
腰細海岸沿いの道で見かけた休憩所。北前船の看板らしきものを見かけて立ち寄ったのですが、何かの記念碑ではなくトイレの目隠しのようなものでした(ーー゛);
近くの柵にあった北前舟のレリーフ。こういうの実はとっても好き(笑)
門前町赤神に位置する「道の駅・赤神」
展示されている「猿山灯台」のランプは、2007年の能登半島地震の際に被害を受けたものとのこと。 灯台の灯りが消える・・・・どのような状況で、どうなったのか知る由も有りませんが・・自然災害の恐ろしさを決して忘れる事無く伝えるには、充分すぎるほどの存在感を示しています。
海抜約230メートルの断崖の一角に立つ「猿山灯台」。もちろんここからでは肉眼では見られません。 そういえば細く突き出た猿山岬、弓なりになった「琴ヶ浜海岸」のはるか向こうに見えていましたね。
訪問日:2011年10月15日&2015年5月24日
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