幸田町坂崎御屋敷に鎮座される「八百富(やおとみ)社」。御祭神は『事代主命・菅原道真・素戔嗚命・応神天皇』。
神社入口の社号票の手前に「陣屋跡石垣」の案内が、かなり控えめに立てられています。
社伝に「天神山に鎮座のところ、慶長19年(1614)大久保彦左ェ門忠教の屋敷の守護神としてこの地に遷し、以来、明治維新まで大久保家で祭祀をつづけた。大正2年に天神山の天満社、津山の津島社を合祀。大正7年に天神山の市見社・八幡社を本社に合祀。昭和10年、元辨天より現在地(大久保氏陣屋)に遷座。」
手水舎横の「大久保陣屋跡」案内
拝殿の奥、一段高く玉垣に護られて鎮まる御本殿
御本殿近くより神域を守護されるのは、おそらく常滑焼であろうと思われる狛犬さん一対。諦めずに御本殿まで回った甲斐があったというもの。ねぇ、本当に良いお顔をされているでしょう。吽形さんなんて、心なしか映画やテレビで見る「大久保彦左衛門」に似ているような気も・・(^^;)
と思ったのですが、前から見るお顔と、真横から見るお顔のギャップにちょっとタジタジ(笑)
境内の一画にあった「平岩の射割石」
説明には「この平らな大石(片岩)は幸田町大字久保田字平岩に、昔から存在したと言われる「平岩の射割石」の一部である。坂崎に生まれ、若い時から家康に仕えた勇将で、後に尾張の犬山藩主(十二万三千石)平岩親吉の先祖氏重が松平信光に従い坂崎の城主となった時、この名石に因んで「平岩」を名乗ったといわれる。」射割石の名は用水路の橋材にするため割って利用されてきた事からで、聞いてしまえば、なぁ~んだと拍子抜け(^^;)
神社参道の近くに立つ真宗大谷派寺院「正源寺」。『阿弥陀如来』を本尊としますが門前からの参拝のみで、それ以上の情報はありません。
境内の片隅に咲いていた彼岸花、そう言えば明日は秋分の日です。
参拝日:2011年9月22日
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