能登内浦の景色を代表する海岸として知られる「恋路海岸」。能登町と珠洲市の境界付近に位置する1kmの海岸は、能登半島国定公園に指定されており、沖には赤い鳥居の「弁天島」が、不思議な形に木々を生い茂らせて浮かびます。
神秘に満ちた「弁天島」、干潮時になると歩いて渡る事が出来るそうです。 ・・・あと何時間ぐらい待てば良かったんだろう・・
恋路海岸は、その響きから「ラブ・ロード」として能登のロマンチックスポットとしても有名。近くには「恋人の聖地」にもれなくついてくる「幸せの鐘」も用意されています(笑)
さて・・一見とてもロマンチックに聞こえる「恋路海岸」ですが、実は一方的な三角関係の果てに命を落としてしまった恋人たちの物語・・なんて言ってしまうと身も蓋も無くなりますが・・(^^;)
「今より約700年余の昔、鍋乃という娘が助三郎という若者に命を助けられた事から2人は深い恋仲となりました。しかし娘に好意を抱く別の男にだまされ、助三郎はおぼれ死んでしまい、娘も若者の後を追って海に身を投げてしまいます。2人の恋仲を裂いた男はその後、自らの過ちを悔い2人の菩堤を弔う僧侶となってこの地に住みつき、男女の仲を取り持つようになりました。その頃から「恋路」と言われるようになったと伝えられます。」
恋路海岸の一帯には想像をかき立てる奇岩が立ち並び、そこに立っている自分を主人公に、勝手に物語を作り出したくなる景色が展開されます。
青い海に浮かぶ島はお隣:珠洲市の「見附島」。そこから3.5kmの海岸線が、「えんむすビーチ」σ(´∀`*) 一緒に居るだけで幸せな二人なら、3.5kmの海岸線を歩くのもきっと素敵な思い出。・・・私たちはパスですが(笑)
2005年、のと鉄道能登線が廃止になるまで、ここには「恋路駅」という駅がありました。廃駅となった後も、その素敵な駅名に惹かれて多くの観光客が訪れました。そして2013年、約300mの小さな奥能登トロッコ鉄道「のトロ」が新に再出発しました。小さな可愛い生き物君は「奥のとトロッコ鉄道」のマスコット『のトロ』君です。
訪問日:2015年5月22日
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