朝の強い雨は上がり曇り空の金沢です
特養に入られる女性の多くは骨粗鬆症の既往があったり今も治療をされていたりしています。
それだけ骨がもろくちょっとした衝撃で骨折してしまいます。
転倒して骨折された方のレントゲン写真を見る機会も多いのですが
ほとんどの方の骨がすかすかになっています
高齢者施設の事故の半数以上は転倒転落でそこからの大腿骨等の骨折となります。
ベッドからの転落を防ぐために起き上がりセンサーマットを付けたりベッド脇に衝撃緩衝マットを敷いたりと工夫をし、日中も見守りをしていても事故はなかなか減りません。動かないように歩けないようにすれば事故は減るかもしれませんが自由を奪うことは拘束にあたります
かと言って少ない人数の職員ではずっとそばについているわけにもいきません。認知症の在る方はご自身が歩けないということに気づかず歩こうとされて急な立ち上がりからの歩行転倒は気がついて駆け寄った時にはすでに遅しなのです。骨粗鬆症は急になるものではありません。例えば若い頃の無理なダイエットが影響することもあります。後期高齢者ではなく高齢者と呼ばれる年齢になる前に例えば定期的に骨密度を測るようにして将来的に骨粗鬆症にならないように予防することが必要だと思います。