チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

かもめ食堂・恋の門

2006年12月14日 | 読む見る聴く&思う
 むすこが8時前に寝るようになって、
 夜、本を読んだり映画をみたりする時間が
 久しぶりにできた。借りてきて映画を見るなんて
 これまた5年ぶりくらい。

 「恋の門」松尾スズキ初監督作品。
最初から面白くて笑ってばかし。(好みもあるが)
片桐はいりや塚本晋也などもったいないくらいの使い方で登場する。
     
コスプレがメインになるところが多く、パーティー会場シーンは
よーくみると、ど根性ガエルのひろしやガチャピン、メーテル
(大竹しのぶ)など探すといろいろいる。(もちろん車掌も)
サンボマスターのBGMはぴったりだし
忌野清志郎と何十人が繰り広げるダンスシーンは必見。

       
「かもめ食堂」
 うってかわってフィンランドにある食堂が舞台。
小林聡美がひとりでやってるこの店にひとり、ひとりと
女がやってくる。この店長は、すごく親身になって親切に
するわけでもないんだけど少しずつことばをかける。
おいしいコーヒーをいれて出す。おにぎりをつくる。

この映画を見て思ったことは「ああ、女ってやさしいな」ってこと。
なにか事情があってここにいるんであっても、何も聞かないで
温かいものを出す。

すごくかっこいいわけでもなく、派手なことも起こらず
淡々と生活はある。そういう毎日がとてもいとおしく描かれている。

この鳥の模様は、空港で荷物が出てこなくて困っている
もたいまさこが、着るものがないのでフィンランドの町で買った
シャツの柄である。