チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

仕事場は霜道

2008年02月18日 | 日々のつれづれ
袋の中身は粘土。日向ぼっこ中。

ここのところ朝の冷え込みが厳しく、朝こどもを保育園に送る8時に-4℃(もっと寒いところはあるでしょうがわたしにはこれでもかなりこたえる)。だから早朝は-7℃くらいかな。


うちが建っているところは地元の人にきくと「霜道」らしい。
早朝この霜道に沿ってカーテンのように霜がすーっと降りてきて
「右半分は霜が降りてて左半分は何ともなってない」っていうことがになる。これを知ってないと、種を蒔いたばかりの作物がやられる。
この霜道が完全にかぶるところにわたしのちいさい仕事場がある。

だから気をゆるすと粘土も凍る。
芯までガッチンコです。こうなるとなかなか溶けない。
おひさまにお任せする。


作品のほうは凍るとすべてがパーになるので厳重に梱包。
断熱ボードで小さい室をつくり、中に作品をのっけた板をならべる。
それを大きいビニール袋でくるみ(過乾燥を防ぐ)キルティング布をかぶせそこに電気毛布をのせる。段ボールをかぶせたりもする。
電気毛布は乾燥し過ぎが難点だけどコストが低いから助かる。
室の側面からまた毛布とエアキャップをかぶせこれで一段落。

この室でも作ったものが割れることがある)。
過乾燥と少しのスキマから風がひゅっと入りこんだみたい。
どれだけ皿を割ったか、そういうことは考えない。
考えるとどつぼにはまるから。