5月からは草刈りの季節。
家のまわり、田んぼの畦、畑のよこ、道路ぎわ。
気がつくところはみんな高校球児のアタマのようにキレイに刈る。
そんなにがっつり刈る必要があるのか?疑問を持ちつつも
郷に入っては郷に従う、つい刈ってしまうのであった。
刈っては伸び、また刈っては伸び・・・
これが秋までつづく。
明日から雨というので、この日は朝8時から田んぼの周辺の草刈り決行。
自分用の水分も、草刈り機用のガソリンもしっかり携帯し、タオル麦わら、準備万端。
草刈りの田んぼの上をふと大きい影が横切る。
上を見るとトンビが真上を飛んでいる。
大きいトンボ、小さいトンボが小川に群れている。
畔も休耕田も道路ぎわもしっかり刈って、肩も腕もガチガチ、さて帰ろう、疲れたーと
クルマに乗り込んで動いたそのとき、後輪が溝にはまった。
ええーもうヘロヘロだよ、帰りたいーううう。
しかしなんとか脱出を試みなければならない。
曇天とはいえ、正午の太陽はクルマとわたしを真上から照らす。持ってきた飲み物はもうない。
タイヤのいろんなところに石だの板だの置いたり
ジャッキアップしたり孤軍奮闘したものの、前輪が滑ってしまってどうしようもない。動かない。
しかたなく仕事中の父ちゃんに電話。
「なんで田んぼの畔なんかにクルマ入れたのー?四駆でも出にくいよ、なんでー?」
「もうそんなのいいから。どうしたらいいかだけ教えてよ(もう返事もしたくない)」
てなやりとり。
お昼を過ぎ、自分でも限界(体力も限界)を感じ、クルマを置いて歩いて家へ帰る。
午後早めに帰ってきてくれた父ちゃんは、いろんな道具を持ってるから
チョチョっとやってクルマを道路まで出してくれた。道具と父ちゃんはありがたい。
草刈り、がんばろうと思ったのがアダになった1日でありました。
まだ草刈りするとこいっぱい残っている6月の初め。