チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

あたらしいごはんをたべる

2016年10月29日 | 日々のつれづれ

 

   

 

あさごはんを食べていると、朝日がさーっと入ってくる。

赤や黄色の柿の葉、山桜の葉を見てると、一日のはじめに何かもらった気持ち。

でもあと数週間もすればこの部屋は寒くなって、あさごはんは薪ストーブの横になる。

それまでのぜいたく。

 

 

 

ようやく今年採れたお米を食べ始めた。

イノシシに入られ、イモチ病が出て、秋の長雨にあい

父ちゃんが顔色を変えながらようやく脱穀までもってきた。

カメムシが食んでところどころ黒い粒がまじる米を

よくかんでたべる。

 

そのごはんをたべる茶碗もこの時期着替えることにした。

新しい釉薬を使いたくて、その試作品なんだけど。

 

おもえば今まで使っていた茶碗は、やっぱり試作品で

何年か前にインフルエンザになりながら、ウンウンうなりながら作ったけど

やっぱりあまりうまくいかった。

でも試作品はそのあと何年もごはんを盛りつけて使ってきた。

ごくろうさまでした。

一声かけてお塩を降ってさよならする。

 

 

 

 



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4 コメント

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Unknown (tenfingers)
2016-10-29 21:20:03
自分たちで育てた新米をいただくのは、格別のおいしさ、
と思います。
それに、朝日がさしてくる、というのが、一年中6時前に
起きる私たちにはとても良くわかる一日の始まりです。
今頃から春までは、まだ宇宙は、暗いのですよね。
子供二人がいた頃は、朝と晩の食事の時には
席を交代してママの隣の席を確保していましたが、
今では当時の名残で、夫と斜めに向かい合っています。
人間求められるうちが花!と先輩に良く言われましたが、
実感しています。大学に入るときに家を離れると一生戻らないと友人に言われたと息子が言っていましたが、
その通りです。実はそれで私たちも安心している面もあるのですが。
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tenfingersさん (ちま)
2016-11-03 07:34:46
朝日や夕日を定時に見ていると、日の出日の入りの時間も場所もずれてきて「あ〜あんなところから朝日が!」とか「あんな場所にしずむ〜」とか感じますよね。
この季節は夕方の真横からさす陽の光があかい葉に当たって美しい〜そして冬が来るんですね。

うちはまだ子どもたちが小さいですが、この家を出て行くことはたまに想像します。
でももし帰ってきたくなったら、ここで薪を割って野菜を作って暮らせばいい。
財産とかそういう資産を子どもに残すことができないビンボーな我が家は、この小さい手作りの家だけが渡せるものかな。
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Unknown (tenfingers)
2016-11-11 12:55:00
追伸
お米の話題に戻るのですが、
巷では(普通の大型スーパーなど)新米が20パーセント
入っていれば、新米と表示できるのだそうです。
知り合いの農家は真に美味しいお米を生産して
いらっしゃるのですが、こういう扱いを受けて絶望して
市場に出すのを最近は断念しているのだそうです。
確かに8割の古米や古古米を無視してはいけませんよね。でもお寿司屋さんでは新米では握りは出来ないと
古米を仕入れるのだそうですから、適材適所が必要ですね。私たちが美味しい正直なお米を食べたいと同時に
農家の方々も手塩にかけたお米が正当に扱われる
ことを望んでいるのです。発言の機会があったら、
お米の政策について言いたいことは沢山あります。
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tenfingersさん (ちま)
2016-11-20 14:23:46
これを読んで「ええ〜!」と叫んでしまいました。
20%ってそれはダメでしょう〜!
もう表示のなにを信じたらよいのかわかりません。

わたしの近くのお米作ってる生産者さんは、ほぼ顔見知りになったお客さんにお米をお渡ししているので、信頼関係がちゃんとできてるみたいです。グローバル社会とはちょっと離れた世界ですが、この仕組みだと苦労して作物を作った人も、それを買う人も損をすることはありませんよね。
一生懸命働いてる人が損をするような仕組みは、ほんと涙が出ますね。
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