寅さん・渥美清さんの死が、12年前の今日公表された
今年の夏は異常に暑いが、その40年前の夏に、歴史的な映画が上映された。山田洋次監督による寅さん映画の第一作である。松竹は、今年の夏に「男はつらいよ40周年記念プロジェクト」を開始している。高画質で収録した寅さんシリーズ全作のDVDも、今月27日から発売される。
ところでこの日、つまり8月7日に、寅さんこと渥美清さんの死が公表された。渥美さんの命日は、8月4日だが、ご家族が密葬された後の8月7日に公表された。1996年のことだ。
12年前の8月7日、テレビの報道で渥美さんの死を知って驚いた。実はこの年の9月15日に、「山田洋次フェスティバル」を開催することとしていて、その打ち合わせのため、翌8月8日に上京する予定としていたからである。
何しろ渥美さんの死は、大変なビッグニュースであり、当然のことながら松竹宣伝部はてんやわんやの騒動となっていると思い、明日の打ち合わせは無理と判断し、電話したが全くつながらない状態が続いた。
結論的には、「大丈夫ですよ」と言っていただき、翌日上京した。いくつかのご指導もいただき、豊かな開催へとつながった。加えて、「フェスティバル」で、ロビーに展示するための山田作品の全作品のスチール写真を、とく別に焼いていただき会場を飾ることができた。
そんなことを思い出しながら、「寅さん」映画のビデオを観た。