地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

ごあいさつ

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グリーフケア

2012年01月09日 | 読書

 

相変わらず「老い方」や「逝き方」に関する本を読んでいる、時にブルーにもなる

 一昨日公民館に予約していた本が届いたとの連絡があり、昨日受け取りに行った。全部で11冊あった。貸出期間は二週間、毎日一冊近く読まないと返却期間に間に合わない。加えて今は市立図書館になく、県立図書館で借りている本もある。年末年始はけっこう本を読んだ。小説なども読んだが相変わらず「老い方」や「逝き方」に関する本が少なくない。

 その中で、二冊だけ取り上げることとする。一冊はイラストレーター・島田玲子さんの『伴奏の記 母を送るその日まで』(晶文社刊)だ。看取りの書ではなく、ステキなお母様との日常を書かれていて、ある意味楽しく読ませてもらった。

 そしてもう一冊は、保阪正康著『愛する人を喪ったあなたへ』(朝日新聞出版刊)だ。愛する人を見送った後の喪失感は大きいものがあり、「グリーフケア」専門の診療科が開設されている病院も次第に増えてきている。

 ところで、現代の医学の飛躍的な進歩によって、以前では確実に死に至っていた多くの命が救われている。その一方では、「死は医学の敗北である」との考え方の中で尊厳死を望むものにまで無用な治療が施されることは少なくないと言われている。

 本書の中にも、「老人が自宅で家族や親族に囲まれて生を終えるという風景は、医療機関での点滴や注射などの針がさされたスパゲティ状態で、医療機器が生と死を判定するという現実にかわった。家族死から病院死への変化である」という記述もある。

 さて、著者は愛する息子さんと妹さんを喪っている。その経験から本書は書かれており、加えて先の3・11東日本大震災を踏まえて、増補されている。この本を読み続ける中で、「その時」を考えて少しブルーにもなった。

 私は今、愛する人を喪った際に、その悲しみや喪失感に耐えていける自信はない。また愛する人を喪った方へかけるべき言葉も持たない。ただできることは今をしっかりと生きて、大切な人、好きな人をしっかりと愛することだけ。

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脚本決定

2012年01月09日 | 野菜づくり

 

ルネス「演劇on岡山Ⅱ」、3月公演へ公募の脚本も決まり昨日から稽古が開始

 今日は成人の日で祝日。今は「連休をつくる」とのことで月曜日に設定されたりするから、どうにもまだ馴染めないでいる。ともあれは今年成人になった人たちの未来が明るいことを願う。

 ところで、ルネスホール「演劇on岡山Ⅱ」(3月19日、20日公演)の稽古が、昨日からはじまった。私も関係者として参加させてもらった。

 この「演劇on岡山Ⅱ」はルネスホール特別企画事業の一つであり、ルネスホールを使って地元を題材とした脚本(今回は公募)で、地元岡山の人たち(参加者は募集)が演じて、創造的な舞台を創り上げようという企画だ。

 さて今回公募したのは「温羅伝説」を題材とした脚本で、10本の応募があったとのことだ。昨日その当選作が発表された。それは、大戸彰三氏の「晴れ時々、鬼」だ。

 昨日の初稽古の前には、NPO法人バンクオブアーツ岡山の副理事長やルネスホール館長も列席して、その披露式があった。当選者の披露があり、作者の大戸彰三氏が脚本の執筆意図が披露された。さらには演出家の関美能留氏からその脚本への思いも語られた。

 演出家の関美能留氏は昨日、東京から岡山へ引っ越してきて、公演日まで岡山へ住んで、作品と向かい合うという。昨日の稽古初日を皮切りに32日間(1日3時間)の稽古を経て、公演を迎える。

 演出家が岡山へ住んだり、稽古日を32日も取っての公演は希有と言えよう。それだけに期待大だ。是非とも、3月19日(月)と20日(火)の二日間公演のルネスホール「演劇on岡山Ⅱ」(大戸彰三氏脚本の「晴れ時々、鬼」)を是非とも観て欲しいと願う。

 

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