石飛幸三著『こうして死ねたら悔いはない』を読んでいる、私も終活中だ
『今日死ぬのにもってこいの日』
今日死ぬのにもってこいの日だ。
生きているもののすべてが、私と呼吸を合わせている。
すべての声が、私の中で合唱している。
すべての美が、わたしの目の中で休もうとしてやってきた。
あらゆる悪い考えは、わたしから立ち去っていった。
今日死ぬのにもってこいの日
(以下略)
(ナンシー・ウッド著 金関寿夫訳 めるくまーる)
「平穏死」等の著書でも知られている石飛幸三さんの『こうして死ねたら悔いはない』(幻冬舎刊)を読んでいる。石飛さんは、「「ようやく日本人が『死』について語れる時代がやってきた」(「はじめに」より)と書いている。
私も結構逝き方に関わる本を読んできている。言えば、終活中だ。しかし、死は突然やってくるので、それをどのように迎えるかは準備はできない。それ故、今を精一杯生きる以外にはない。そして、死を穏やかに受け入れることができればと願うのだが、それは定かではない。
そんな「終活中」の私だが、久しぶりにお目にかかる方などから「今、何を?」と聞かれると、「シュウカツ中」といつも答えている。すると、「もうゆっくりしてください」という言葉が帰ってくる。終活→ゆっくり→死へと拡がっていく。ふ、ふ、ふ。
<東北を感じ、考える 『イーハトーブ in ルネスⅢ』>、いよいよ今日です。
能勢伊勢雄さんのニュースレターを引用させていただきます。是非ともご参加を。
【能勢伊勢雄さんから】震災の年、岡山でも東北を受け止め「東北を感じ、考える」企画がスタートしました。そして、このイベントに参加させていただき、はや、3年目をむかえました。宮澤賢治のなかに眠る「東北の原像」を引き出すことにより、東北の復興と福島の現実の問題とも向き合う『遊学 in ルネス』総集編!!!!! 今回は原子力関係研究開発会社で長年、原子力と向き合って来た伊吹圭弘氏を迎えての開催です。
●日時: 10月27日(日)13時30分~15時30分
●会場: ルネスホール金庫棟ワークルーム
●内容: 対談:伊吹圭弘×能勢伊勢雄
[宮澤賢治を介した鎮魂と記憶]~原発事故後の生き方を探る『遊学 in ルネス』総集編
【出演者・プロフィール】
■伊吹圭弘(いぶき よしひろ)
1957年:福井県生まれ 1981年:岡山理科大学化学科を卒業/原子力関係研究開発会社に入社
2000年:ISIS編集学校1期に入学(2002年に師範代を務める) 2001~2003年:仏国に滞在 2007年:敦賀遊会を開始
2011年:東電福島原子力発電所事故後の支援活動に従事/ 『3.11 Nuclear crash以降の生き方を探る』(岡山ペパーランド)に参加
■能勢伊勢雄(のせ いせお)
1947年,岡山生まれ。写真家、前衛映像作家、ドキュメンタリー映画監督、音楽・美術評論家(批評)、音楽CDプロデュース、現代美術展企画等。1974年にLive House『PEPPER LAND』をさまざまな表現の交錯する場として設立。昨年は、岡本太郎生誕100年記念展(川崎市岡本太郎美術館)に3作品を発表する。 また、天神山文化プラザにて「写真家山治雄の見た岡山」の開催協力、「50周年記念展」に参加。天神山50周年記念シンポジウムのパネリスト。11月16日から奈義町現代美術館にて写真展が開催される。