長く山積みしていた落葉はべとついていて燃えず、28日には燃やしきりたい
昨日は、落葉を燃やしに柿山に行った。沢田の柿生産者組合の方々が許可を取っている「野焼き」の期限は今月末までだ。それだけに焦っていて、明日・23日が雨の予報だったので、雨が降る前には燃やしておかねばと思ったからだ。
このところ少しだけ晴れの日が続いてきていて、落葉=枯れ葉であり1時間もすれば燃やし終えることができると、少しだけの灯油も持参して軽い気持ちで行った。
ところがである。少し平らにしていた落葉だが、上の方は乾いているものの、下の方はもう完全にべとついていて、少しも燃えなかった。結構苦労したが、結局は断念せざるを得なかった。
次回、今月28日(水)には、火炎放射器のような「焼却バーナー」をお持ちの柿育て隊のメンバーのお一人にお願いして、再度燃やすこととした。これが、この冬の「野焼き」の最後の機会となるので、何としても燃やし終えておきたいと考える。明日の雨は想定内として、それ以外の日に雨は降らないでと祈るような気持ちだ。
ところで、昨日の焼却風景の写真は、私がカメラを忘れたため、昨日ご夫妻で燃やす作業に参加していただいた方からお借りした。昨日参加していただいたことと合わせて、記して感謝する。
『自殺って言えなかった。』3万人を超える自死者の子どもたちの手記に涙した
このところいささかネガティブな話題ばかりを取り上げて、少しだけ滅入っている私がいる。それでも書くのだが、それは自殺者のことだ。いまでは自死者と呼ぶが、その数が毎年毎年3万人以上も存在するという現実についてだ。
交通事故による死者が1万人を超えて、「交通戦争」なる言葉も飛び出し、交通事故死撲滅のキャンペーンと取り組みが功を奏して、その死者数は大幅に減少した。
しかし、1998年以降もう15年の長きにわたって自死者数は3万を超えている。まさに異常事態であり、深刻だ。それでも、政府の対策は遅々として進んでいないと感じている。早急な対策が急がれると考える。
そんな思いもあって、少し出版されたのは以前だが、自死遺児編集委員会・あしなが育英会編『自殺って言えなかった。』(サンマーク出版編)を読んだ。当たり前のことなのだが、「自死者数・3万人」は決して数字ではなく、その背後には家族がいて、その人たちは「SOS(サイン)に気づかなかった自分に責任がある」とずっと悩み苦しんでいる。とりわけ自死者の子どもたちの手記には心打たれた。
この本の中で、「日本での近年の自殺者数は約3万人。自殺未遂者はその10倍ともいわれている。さらに、一人の自殺者や未遂者から、強い心理的影響を受けている人が、その五倍はいるといわれている。もはや『自殺』は百数十万人の問題なのである」とも書かれている。
今、毎年続く3万人以上の自死者が続く問題解決へ、国の施策を強化するとともに、もっともっと英知が集められる必要があると考えるがどうだろうか。
中山美穂出演のTBSドラマ「終着駅」を見た、我が身には起こりえないドラマ
一昨日・21日に放送された、佐藤浩市と中山美穂が出演するドラマ「終着駅」を見た。朝日新聞の「試写室」欄には、「不倫する美男美女、恋の道行き。日本一の長距離を走る寝台特急、トワイライトエクスプレスに乗って。(中略)豪華車両で不倫相手と別れの旅路。どんな話をするだろう。我が身には起きないことを妄想させる。それがドラマだ」とある。
「我が身には起きないこと。それがドラマだ」、その通りだ。ただ、私も一度だけだがトワイライトエクスプレスに乗り、ディナーを楽しんだことはあるのだが。
さて、ドラマでは二人が出会いから今までを、会話していく。佐藤浩市と中山美穂、美男美女だからとても絵になる。劇中の「『私たち思い出をいっぱいつくってきたね』『その思い出を胸にこれからは生きていくんだね』」、そんな台詞が切ない。
私も一度そんな会話をしてみたいと思わせてくれる。2時間弱、楽しんだ。そのため、いつも見ている瀧本美織の「ハングリー」は、最終回故に録画で見た。
ところで、私の部屋には中山美穂のアイドル時代のテレカもある。ホント、我ながらミーハーぶりに呆れている。小泉今日子といい中山美穂といい、とてもステキに年齢を重ねている。これまた、羨ましい限りだ。
地元の「温羅伝説」を題材に、地元の脚本家・出演者等で創った舞台「晴れ時々、鬼」
ルネスホールの「特別企画事業」である「演劇on岡山」は、「ルネスホールを拠点として、地元の題材をテーマに、県民が参加して豊かで創造的な舞台を創ろう」という試みで、今回で二回目となる。
今年度は地元の「温羅伝説」を題材に脚本を公募(10作品の中で、大戸彰三さんの「晴れ時々、鬼」が選ばれる)、出演者も公募し、県内のアーティストが参加して、舞台づくりが展開された。
そして演出家には、地元岡山出身の「劇団 燐光群」主宰の坂手洋三さんの推薦で、千葉で活躍中の「三条会」の関美能留さんを迎えた。関さんは1月以来3ヶ月も岡山に住み込んでの舞台づくりを、公募で参加してきた17人の俳優たちとともに、舞台づくりを進めていただいた。
そして、その関さんの誕生日である3月19日と翌・20日の二回公演が行われた。私は稽古の初日や公開稽古、さらには昨日の二回の通し稽古、そして今日の本番と観る機会を得た。
私は今回の舞台作りの過程で、演出家・関さんが俳優さんたちをとても大切にし、かつ育てることにも努力されたことに感動した。今回の舞台で、17人がいつも舞台にいて、演技する舞台構成や演出は素晴らしかった。そうした演出を得て、17人はいきいきと演技していた。とても輝いていた。
公演当日のルネスホールロビーには、舞台稽古の写真パネルがたくさん展示されて、雰囲気を盛り上げていてとてもステキだった。多くの方々の力が合わせられた公演だった。そんな舞台をたくさんの方々が、観劇していただいた。ありがたいことだ。また来年も、もっとたくさんの参加で素晴らしい舞台が創り上げられることを願う。
一昨年に大学などを卒業した2人に1人が職場に円滑に進めず、日本の未来はどうなる
今朝のネットで、昨日のフジテレビ系の「FNNニュース」で流された映像を見て、またまたショックを受けた。最近、ショックを受けることが多い。さてそのニュースの見出しには、「2人に1人 職場に円滑に進めず」だった。
「政府が開いた『雇用戦略対話』で、内閣府が明らかにした試算によると、2010年春、大学や専門学校を卒業して就職した56万9,000人のうち、19万9,000人は早期離職者であるほか、卒業しても無職やアルバイトの人が14万人おり、中退した人の数を計算に入れると、およそ2人に1人が、学校から職場に円滑に進むことができていなかった」という内容だ。
その映像のなかで、野田首相は「若者たちに、将来に希望を感じられないような状況が続くならば、日本の未来はわたしはないと。既存の施策の総点検。もう1回、そこに返ってから、やり直す必要がある」と述べている。「日本の未来はない」、まさに同じ思いだ。口先だけでなく、是非とも実行ある施策を強く強く期待したい。
「原発 もの言わぬは後押しと同じ」、全日本仏教会の河野太通会長の発言に共感
今朝の朝日新聞の「こころ」の欄に、今月末で退任される全日本仏教会の河野太通会長の「発言」が取り上げられ掲載されている。深く共鳴したので、紹介させていただく。
「法要のあいさつで、原発について『どうしてこんな危ないものをつくってしまったのかな。[より多く、より速く]という産業革命以来の価値観が、多くの不幸を不幸を引き起こしている』と話した」。
また、「残念ながら、日本の仏教は戦前に戦争を後押しした。まい、福島の人たちがこんなに苦しんでいるのに原発に何も言わないのは仏教が後押ししているのと同じです」とも語っている。
「沈黙は後押し」、この言葉にはっとした。これまでは「沈黙は承認と同じ」と考えてきたが、「後押し」とは考えてこなかった。しかし、推進勢力にはまさにサイレントマジョリティで、「反対意見はない」という理論構成を与えることになるので、結果「後押し」となるのはその通りだと考える。
ところで、私も「原発ノー、持続可能な社会づくり」をと考えており、まずはその姿勢を明確しておきたい。
お彼岸の一日、久しぶりにスーリーラセーヌの「気軽なお食事」を楽しんだ
今日は彼岸の中日、春分の日だ。お彼岸とは春分の日(もしくは秋分の日)をはさんで前後計7日間だそうだから、彼岸の入りは我が誕生日だった3月17日からだった。
そんな昨日は、実に久しぶりにスーリーラセーヌで「気軽なお食事」を楽しんだ。このスーリーラセーヌは、我が友人のお気に入りのお店であり、私も好きなお店だ。
今年は寒さの故か、春分の日でもまだ桜の開花が近づいていることが実感できない。まだ、梅が咲いている。それでも、春は間違いなく近づいている。
松たか子出演のドラマ「運命の人」は終わった、しかし沖縄の現実は変わっていない
10回連続で放映されたTBSドラマ「運命の人」は、昨日で終わった。昨晩は2時間のスペシャル版として放映された。私としては、どうしても松たか子に目がいってしまう。耐えて貫く松たか子も魅力的ではあったが、少しだけ弾むものがなかった。それでもやはり、松たか子は美しい。
権力による「密約隠蔽」のテーマは、最終回では沖縄問題が前面に出されていたように思う。それはそれで、今日的なテーマなのだか。やはりマスコミにとって、「権力」を敵対視しては描けないのかと、少しだけの失望もした。それは、東電・原発事故の報道を見ても明らかなのだが。
それでも、本木雅弘が演じた弓成記者の「沖縄は今も変わらない」の言葉は、強烈に私に響いた。それは今、私がこのドラマにも「1959年事件」として新聞の中に登場したが、「米軍ジェット機の宮森小学校への墜落事故」を映画化することに、少しだけ関わっているからでもあろう。
この「宮森小学校事件」とは、1959年に沖縄の住宅街へ米軍ジェット機が墜落し、民家を押しつぶしながら炎上して宮森小学校の校舎に激突。住民6名、学童11名の尊い命を一瞬に奪い、210名の重軽傷者を出す大惨事である。面積としては日本全体の0.6%しかない沖縄に、75%もの基地が集中している現実の中での大事件だ。沖縄の現実は少しも変わっていないと、激しくブルーになった。
また、ドラマ「運命の人」には反戦地主なども登場した。これも今上映会を計画している映画「沖縄」の第一部「一坪たりともわたすまい」に、そうした状況がリアルに描かれている。6月1日に開催する映画「沖縄」の上映会は、たくさんの方々に映画を是非とも観てもらはなければと、心を新たにした。
この次に松たか子に会えるのは、いつになるのだろうか。やはり、松たか子の舞台と思うが、一方では我慢、我慢の声が聞こえてくる。
「有給休暇日数の国別調査で首位は仏など、取得最少は日本」、何とかしなければ
ネットで「CNN.co.jp 3月17日配信」の「有給休暇の国別調査結果」の記事を読んで、「当然そうだろう」とは思うものの、複雑な気持ちになった。
私が今監査のお役をいただいている「医療生協」の病院や診療所などに監査に行って、「公休や年休の消化」について聞くのだが、その労働実態の厳しさを実感している。「公休消化がやっとで、年休の消化などはとてもとても」、そんな声さえ返ってくる。
翻って考えると、日本に「年休消化は当然」という意識は薄いように思える。ある種「罪悪感」すら感じさせるような雰囲気のある職場も少なくないようだ。「労働者は使い捨て」ではなく、労働者がいてこその企業だと思うのだが。
さて、先の報道の「オンライン旅行サイト大手のエクスペディア」の調査(世界20カ国を対象にした年間に取得する有給休暇日数の調査、20カ国の会社従業員ら7083人が対象)によると、「フランス、スペイン、デンマーク、ブラジルの4カ国が30日間で首位」だった。
さらに記事では「ドイツも30日間与えられているが、消化日数は28日間。イタリアは28日間で、21日間を利用。未消化の日数の7日間は調査対象国で最多だった」とある。
さて、肝心の日本だが、「消化した休暇日数が最少だったのは日本で、11日間のうち5日間だけ休んでいた」とある。そして、「米国は14日間で、12日間を取得していた。20カ国の平均数字は、24日間で利用日数は20日間だった」とある。
ナント日本の数字の貧弱なことか、涙が出てくる。しかし今の日本の雇用状況は年次有給休暇の取得どころの話ではないといった、深刻な雇用状況にあることも、残念ながら明白だ。この日本、どこか病んでいると思えてならない。
もうつくしの季節も終わろうとしており、春はそこまで来ている。しかし、日本の働くものの春はいつ来るのだろうか。
県南部健康づくりセンターで開催された「ハピー料理教室」で、楽しく学んだ
このところ、夕飯を作る回数が増えている。しかし我がメニューはわずかで、毎回四苦八苦している。
そんなだから、少しだけ料理を学びたいと「オレンジページ」等も購入して読んでいるが、やはり「料理教室」で学ぶのが手っ取り早い。そして、今回の「ハピー料理教室」は、いつも美味しいランチを楽しませてもらっている畠瀬本店食品部の店主さんが講師だけに、その美味しさの秘訣を教えてもらえるかと思って応募した。
ただ、この「料理教室」はずいぶんと応募が多く、たくさんハガキを出した人でも当たらないと聞いたので、当選は難しいと考えていた。加えて、テーマが「春の彩りでおもてなし!ママ友ランチ!」であり、私のような朗(老)年の男性は、まずは無理だろうと思っていた。
しかし、やはりものは試しである。ナント、当選通知が届いた。辞退しょうかとも思ったが、そこは感謝して学ぼうと勇気を出して参加を決めた。参加を決めたが良いが、会場は県南部健康づくりセンターであり初めて行く場所だ。それでも、何とか間違わずに行けた。
さて、今日の料理教室では畠瀬本店店主の畠瀬輝子(かこ)さんによって、最初に今日のメニューについてのデモンストレーションがあった。素晴らしいトークと手際だった。畠瀬本店の「美味しいを食べてもらいたい」「美味しいものを食べると幸せになれる」等の畠瀬本店のマインドを披露していただき、聞き惚れながら料理の手際を学んでいった。「料理に間違いはない」、いろんなやり方があるのとして、様々な料理の基本も教えていただいた。
4人一組のテーブルで、我がテーブルの他の3人はとても手慣れた方ばかりで、安心していられた。しかも、講師の先生方が回ってきていただき、直接ご指導していただけたので、何とかご迷惑をかけずに済んだ。
そして料理を終えると、お楽しみのテーブルに並んでのお食事タイム。どれもとても美味しかった。美味しさの感動とお腹がいっぱいの心地よさが入り交じった。
それにしても、この「ハピー料理教室」は、今回は天満屋はピータウンと日の出みりんの共催であり、わずか500円の参加費で、エプロンがプレゼントされ、お土産には日の出みりんの製品をたくさんいただいた。また記念写真も後日だが、いただけるとのことだ。お料理を教わるだけでもずいぶんと素晴らしいのに、とってもお得感のある「料理教室」だ。
ところで今日参加していて思ったのだが、この「料理教室」は「結婚前のあなたのための」と銘打って開催すればいいのではと考えた。そこへ男性が参加して、「私は結婚したら料理を頑張ります」とその腕前を披露したら、下手な「合コン」に参加するよりも、ステキな出会いがあるのにと思ったりもした。
ともあれステキな講師の先生から「料理」を学んだので、近く我が家で実践したいと張り切っている。講師の先生方、そして同じテーブルのみなさんには本当にお世話になった。感謝、感謝だ。