21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

ベスト4出そろう

2010-07-04 10:13:06 | 語るスポーツ
 注目のドイツ対アルゼンチンはドイツが大勝した。前半開始まもなく決まったクローゼのゴールで一気に流れを引き寄せたドイツが、そのまま押し切ったかっこうだった。どうも南米のチームは追いかけるのが苦手のようだ。一度、劣勢に立つとあっけないほど弱い。ブラジルもそうだった。

 スペインがパラグアイに勝ちベスト4が出そろった。準決勝はオランダ対ウルグアイ、ドイツ対スペインだが、いずれも好ゲームが期待できそうだ。ブラジルを撃破したオランダに、南米勢最後の砦となった好調ウルグアイがどこまで迫るか。大勝ゲルマン軍団に、接戦を制し続けてきた不沈艦隊スペインがどう挑むのか。

 注目している選手はドイツの司令塔エジル、ウルグアイのスアレスだ。エジルはなんといってもあの顔がいかにもドイツだ。シューマッハを陰気くさくした、ナチスの将校のようなあの冷酷な顔が怖い。もちろん、冷静沈着なプレーはもっと怖い。

 スアレスはなんといってもあのぶっとい太もも。最近のサッカー選手はスマートだが、スアレスの体系は往年のマラドーナを彷彿させる。あのゴムまりのような体形がポンポン弾んでシュートをかっ飛ばす姿は痛快だ。ゴールセンスは群を抜いている。

 前評判では決勝はオランダ対ドイツだと思うが、どうなるかわからない。特に大勝続きのドイツだが、接戦になるとスペインに分がありそうな気もする。いずれにしても、どのチームが勝っても決勝カードは面白くなる。
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オグリ芦毛伝説完結

2010-07-04 09:50:07 | ヨレヨレ競馬ライフ
 あのオグリキャップが逝った。享年25歳と聞いて、そんなに時が流れていたのかとあらためて時の速さを感じた。すでに種牡馬を引退し、新冠のスタリオンステーションで功労馬として余生を送っていた矢先、転倒、骨折、あっけなく天国に旅立ったという。そして、オグリの芦毛伝説は静かに完結した。
 
 88年、笠松の怪物は中央に移籍、3歳クラシックの出走資格がなく3冠レースの栄冠こそ手にしていないが、重賞7連勝と大暴れする。地方のノンキャリが中央のエリートを蹴散らす様は、まさにあのハイセイコーの再来で、一気にオグリブームが巻き起こった。競馬界に名馬はあまたいるが、アイドルホースの称号を得た馬は、オグリとハイセイコーしか存在しない。しかし、オグリは競走馬としてはハイセイコーの実績をはるかに凌いだ。

 移籍した年は秋の天皇賞2着、ジャパンカップ3着と好走、そしてついに有馬記念でGⅠ初制覇を果たす。

 翌年は、重賞2連勝後、満を持して秋の天皇賞に臨むも再び2着と惜敗。オグリ伝説はそこから始まったといっていい。普通なら、天皇賞からJCか有馬というローテーションだが、なんとオグリはマイルCSに出走し、GⅠ2勝目を上げる。そして、さらに世間をあっと言わせたのはJC挑戦だった。過酷なローテーションに批判も出たが、オグリはタフだった。なんとレコード勝ちしたホーリックと死闘を演じて見せたのだ。さすがに激走がたたって有馬では5着に敗れた。

 翌年、安田記念を制して、オグリは中央で怪物になった。しかし宝塚で2着に敗れてから、秋の天皇賞で6着と完敗、JCでは11着と大敗、さすがにオグリの時代は終わったかに思われた。しかし、引退レースとして臨んだ有馬記念で武豊を背に猛追するメジロライアンを封じ、勝利し、オグリは伝説になった。

 実は私は当時、しばらく馬券から離れていた。だから、オグリのレースはテレビで眺めるだけで、馬券は買っていなかった。バブル時代で仕事が忙しく、競馬どころでなかったのだ。だから、オグリブームは冷めた目でみていた。むしろ、オールカマーから有馬までの過酷な使われ方に同情していたクチであった。

 それが、何気なくオグリの最後の有馬記念は久しぶりに馬券を買った。オグリへのはなむけだったわけでなく、仲間内でノリで買ったにすぎない。それが当たって、再び馬券を買い始めた。現金なものである。それだけにオグリは個人的に忘れられないのだ。あの日、暮れの中山にこだましたオグリコールは今でもはっきり覚えている。

 オグリの芦毛伝説は確かに後世に語り継がれることだろう。
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