日経賞は改定1K増が微妙に影響しそうだ。特に実績馬への影響が気になる。昨年までならタイトルホルダーは58K、アスクビクターモアは57Kだったのが、それぞれ1K増しなのだ。タイトルホルダーは凱旋門賞で59.5Kを背負っているとはいえ、3歳馬は別として相手の古馬も同条件だった。しかし、今回は1.5K差である。背負いなれた57Kからの1K増なら問題なかろうが、近年は平地競馬ではこれまでなかったハードな斤量である。当然、盾本番より重いわけで、影響がないわけがない。
一方、アスクビクターモアだが、こちらは初の58kだが、タイトルホルダーと比べればまだ影響は少ないように思う。直線で前を行くタイトルホルダーをあっさりとらえる場面もありそうだ。
斤量面で有利なのはライラック、アリストテレス、ヒ-トオンビートだろう。特に、ライラックはエリ女と同じ54kは断然有利だ。牝馬重賞でも、もっと背負わされることを考えれば、ここへ参戦は陣営にとって勝算ありなのではと思いたくなる。
アリストテレスは成績の悪さが味方した。もう少し結果を出せていれば、当然、58Kを背負っているべき馬である。
好調持続のヒートオンビートは、背負いなれた57Kだけにここはチャンスだろう。
アスクビクターモアは、初の半年ぶりの競馬になるが、調教Vを見る限り、問題はなさそうだ。一方、タイトルホルダーは抜群の調教だったが、むしろ動きが良すぎるのが心配だ。すこし、張り切りすぎのような気がする。どっしり構えてくれたほうが、安心感はあるのだが。
そんなわけで、アスクを本命にする。相手はタイトルホルダーとハンデ有利な3頭で勝負だ。