結局は秋元色がもっとも薄い乃木坂46の一人勝ちだ。これまでグループをけん引してきたAKBや姉妹グループは、あえて並のルックスを揃えたことが仇となり、欅坂はクールなイメージに固執したことがネックになった。
一方、乃木坂はルックス重視の王道を行く正攻法の戦略が功を奏し、白石麻衣という絶対エースが卒業しても、まだまだ華のあるタレントがわんさかいる。もちろん、ルックスだけでなく、個性も抜群で、知性派とおバカがうまくかみ合い、面白い。何より秋元康臭を感じさせないのがいい。AKBのメンバーはことあるごとに秋元先生の名前を連呼し、事あることに秋元自らオールナイトニッポンに出っ張ったが、乃木坂メンバーは滅多に秋元の名前を口にしないし、メディアで共演もしない。乃木坂はメンバー自らの努力で乃木坂を演出してきた感すらある。これは強い。
秋元とほぼ同世代のアイドル好きの昭和おやじでも、AKBは贔屓のメンバー以外は興味はなく、名前もろくに覚えられなかったが、不思議だが乃木坂はこれはといった推しメンがいないにもかかわらずかなりの名前を憶えている。
とはいえアイドルブームは間違いなく下り坂、さすがの乃木坂も一期生がいなくなれば一気に鎮火するかもしれない。それでも齋藤飛鳥はまだまだ若いし、二期生、三期生もタレントぞろいだけに、まだ数年は持ちそうだ。
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