4月9日に「民主主義の「トリセツ」が必要な時代」を書きました。
何故そんなことを書いたかと言いますと、ロシアがウクライナに侵攻し、事態がますます深刻になって来ているからです。
これはロシアとウクライナの戦いではなく、民主主義と独裁主義の戦いだという人もいます。民主主義国は大多数がウクライナを支持し、一部の独裁国がロシアに理解を示しています。
多くの国、多くの人達が、民主主義国は戦争など仕掛けない、独裁国がこういう国際法に違反するようなことをやるのだと言っています。私もそうだと思っています。
しかし、問題は、ロシア自身が、形式上は民主主義国なのです。ロシアを支持している中国も、国のリーダーは多数決で決めているという事のようです。
しかし誰が見ても、ロシアはプーチン大統領の独裁の下にありますし、中国も、共産党一党独裁で、習近平が終身主席ということになり、この秋に定年制が適用されない事が決まれば、明らかに独裁国になり、台湾併合に動き出すのではないかといった事が言われています。
形式は民主主義の原則に則って多数決で決めるということになっているのに、なぜ独裁国が生まれてしまうのかと考えますと、国民が、民主主義の取り扱いに失敗して居るからだという事になるのではないでしょうか。
ということで、それなら最近流行りの「トリセツ」を準備して、民主主義という良いシステムを誤りなく「取り扱う」ようにすればいいのではないかということになるわけです。
「トリセツ」というのはご承知の通り「取扱説明書」の略で、ついでに、難しくて、読んでもよく解らないような説明書ではなく、誰にでも簡単に解り、納得がいくように書いてある「優れもの」といった意味もあるのではないでしょうか。
ということで、4月9日に書きましたように、それぞれの国の国民が、解り易い「民主主義のトリセツ」を持っていて、選挙の時に、それを参考にして投票するようにすれば、民主主義の顔をしながら中身は独裁国なとというケースがなくなるのではと思って、前回まず2つの点を挙げました。
1、 過去の経験から、リーダーの最長任期を決めたら、それを伸ばそうとする人をリーダーに選んではいけない。
2、 自分も嘘(Fake)言いながら、他人の言う事を嘘(Fake)だと言う人をリーダーに選んではいけない。
皆様の気付かれた点を付け加えて頂こうと思っていますが、今回とりあえず2つほどの項目を付け加えたらと思いました。
3、情報を操作している人、あるいは、操作しようとしている人をリーダーに選んではいけない。
4、感情の起伏が激しく、舞い上がったり激怒したりする人をリーダーに選んではいけない。
(以下宜しくお気づきのことを挙げて頂ければ幸甚です)
多くの人の知恵で、民主主義がより良い物になりますように。