東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

関東学生ヨット個人選手権国際スナイプ級

2015年07月07日 07時35分52秒 | Weblog
お久しぶりです。二年山本です。
スナイプ個人選手権の報告をさせていただきます。学連の各マーク回航順位表が出たら書こうと思っておりましたが、遅くなってすみませんでした。
まずはリザルトです。
http://kantogakurenyacht.jimdo.com/成績表/2015年/
全80艇のフリートで、5レース行われ、うち1レースはカットレースとなりました。東大は
園田海野 37-33-25-53(0)-48 40位
山本宇佐美 47-67(0)-46-50-64 56位
十川江村 51-59-59-67(0)-63 64位

以下長文
僕は二日ともに同期クルー宇佐美と出場しました。結果はボロカスで、今レガッタの目標であったはずのスタートとボートスピードが大きな敗因となってしまいました。スタートで第一線、ボートスピードで競り負けることなく…といった目標を立てましたが、散々でした。
スタートが上手くいかなかったことの原因として、
・入り込むためのスペースが見つからない
・ラインを形成しても、スタート前の加速が上手くいかない

入り込むためのスペースが見つからないのはライン形成に入るのが遅いせいと、有利エンドに行こうとしたせいだと考えられます。スタ練不足を強く感じて、スタートラインが全然読めてないのが明らかになってしまいました。
クローズのボートスピードが糞なのは、波があり、さらに藻が点在するコンディションでの走る経験の不足が大きかったと考えています。波で叩かれないように操船するあまりに藻が見えておらず引っ掛けたり、テルテールを乱したりで、クルーにどこ見て走ってるのかを聞かれるほどの失態でした。また、メントリが普段以上に雑で、波も相まって船がかなり揺れていたように思われました。ボートスピードについては集中力を高めることと普段の練習でボートスピードに拘り続けることでなんとかしたいと思ってます。冬の練習は何だったんだ、くそ。

ここまで散々な結果で、糞みたいな内容だったと書き散らしましたが、少し良かった点も二つほどあります。
まず第一に、下回航で内側に入って順位を上げることが何回かできました。しかしその後の回航後の走り出しに難がありましたが…。
次に、一度だけスタートがビシッと決まったことです。その後も気持ちよく走り続けることで、一上に一桁順位で回航できそうな位置で到達できたことです。そのレースは生憎の無風で、一上より手前でノーレースとなってしまいましたが、それを見ていらした浅田様よりお褒めのお言葉を頂いたことが非常に嬉しかったです。
前にほとんど船がいないために好きなコースを引けて、なおかつ後ろを振り返ると数多の船がひしめき合う…その時、言葉にしがたい何かが僕の中で込み上げてきました。むむむ
では、今日もまた江ノ島に行ってきます、それでは

新入生自己紹介9 水石編

2015年07月04日 09時10分34秒 | Weblog

はじめまして
この春入部しました、理科二類一年の水石さおりです。
出身は筑波大学附属高校で、高校では柔道部に所属していました。
タフだとか言われてますが、たぶん無駄に繰り返す沈→沈起こしとやたらと増えて行くアザのせいでしょう。鈍くさいんです… 早く舵恐怖症を克服し、艇の中を華麗に動けるようになりたいです。

ヨット部に入ったのは、まず海が好きだからです。これにかけては誰にも負けない自信があります。海好きばかりのヨット部にあって埼玉県民が何をいうかと思われるかもしれませんが、中一の臨海学校以来、海に恋しているんです。毎週海に行っている今が楽しくてなりません。そして、高一のときに一度乗せてもらってからヨットに憧れていたからです。試乗会に参加し、やっぱりヨット最高だと確信し、自分で動かせるようになりたいと思って入部しました。今はクルーをすれば艇の中しか見られず、ホッパーに乗れば風と波と舵に振り回されていますが、初めて乗った時の爽快感を自分の力で感じられるようになりたいです。

ところで、私は6月に江ノ島スナイプに出していただきました。高校でヨット部だった高山を除けば一年生でレースに出たことがあるのが私だけということになります。こんな幸運を得たからには、何となく楽しく海に出ているだけというわけにはいきません。同期を引っ張っていけるよう、部に貢献できるように、全力で練習します!これからよろしくお願いいたします。


次は、だるそうな顔の下に情熱を燃やすわれらが食当大臣、渡邊拓夢です!


フリートレース所感

2015年07月03日 00時17分48秒 | Weblog
こんばんは。2年470スキッパーの中尾です。
現在、仙台へと向かう夜行バスに乗っております。東京から仙台が片道1680円。驚きの安さですね。明後日から七大戦です。三番艇スキッパーの僕に出番は無さそうですが、精一杯サポートします。

さて、先週6/27(土),28(日)に江の島で開催された第2回関東470協会フリートレースについてご報告します。
以下、リザルトです。
4452 (谷・師田/伊東さん) 47位
BFD-BFD-10-32-14-9-17
4357 (間邪・伊東さん/角出) 71位
DNF-BFD-27-19-18-BFD-OCS
4301 (中尾・高橋さん) 42位
34-7-DNF-35-30-4-11
高橋慧さん、伊東敦さんが一緒にレースにでてくださいました。
このレースは練習レースという位置付けで、普段一緒にレースをおこなう学連のヨットに加え、各大学の医学部ヨット部や社会人も参加する大フリートでした。今回はリオ五輪の代表最終選考レースであるヨーロッパ選手権と日程が近かったためナショナルチームの参加はありませんでしたが、それでもエントリー艇は90艇以上にのぼり、レースは4つのディヴィジョンに別れて実施されました。
ディヴィジョン分けは強豪校や実業団のレベルの高い艇が赤ディヴィジョン、それ以外の艇が青、黄、緑のディヴィジョンに均等に分配され、レースは二つのディヴィジョンの組み合わせで実施されました。
僕達の艇は初日緑ディヴィジョン、二日目黄ディヴィジョンでした。
赤ディヴィジョンとのレースではレベルの高い艇を相手にどこまで食いついていけるのか、それ以外のディヴィジョンとのレースでは、特に個戦で課題となったスタートを克服しつつ、どこまで上位をねらえるのか、といったことを目標に挑みました。

以下、個人的な反省です。
まず個戦で課題とされたスタートについて。今回のレースでは初日ゼネリコが頻発し、予定されていたレース数が消化できないほどでした。文字をつけてしまった艇も沢山います。しかし二日目は運営からの指摘もありスムーズなスタートが続き、二日間で予定されていた7レース全てを実施することができました。僕としては、周りの艇より遅れず前に出る、左右の艇を刺激しないよう注意しつつもしっかり下のルームをキープする、割り込もうとする艇に対して適切に対処する……といった基本的なスタートのルーティンが少しずつですが実感をもってわかってきたような気がします。今回のレースの大きな収穫のひとつです。ただ、まだまだ出られるところから出ているのが現状なので、しっかり有利エンドから第一線スタートを決められるような技術を磨きたいと思います。加速もヘタクソです。フルスピードでラインを切った上の艇に被せられてしまいます。逆にスタートが上手くいったレースは総じて順位が良かったように思います。
次に、クローズの走らせ方について。二日間で下オンからオーバーまで、風の強弱がそこそこ激しいコンディションでした。とくに初日は南風特有のうねりが大きく、艇の上り下りにあわせた細かいハンドリングが課題でした。理論では理解しているつもりでしたが、実際はタイミングがずれていたり、のぼしおとしが極端だったりと、なかなかうまくいきません。今後の練習あるのみです。風域別に振り返ると、微風域では表のテルテールが跳ねるぐらいの上しているのに、トラベラー全あげかつリーチを開くためメイン出し気味というちぐはぐな走りをしていました。遅いはずです。結果、風が下オン~インデッキまでおちた赤ディヴィジョンとの初日最終レースではトップ艇団との艇速差が大きく、7分のタイムリミットに間に合わずに無念のDNFとなりました。角度をとるのか、スピードをとるのか、状況に合わせた切り替えが必要だったと思います。強風域ではメントリが雑でした。ヒールしてからメインを出すのでは遅いのです。スピードの遅さをコースでカバーするレース展開がほとんどだったと思います。
三つ目に、ダウンレグの走らせ方とタクティクスについて。今回は全レースソーセージコースで実施され、下マークは慣れないゲートマークでした。ゲートマークは左右の高さを見極つつダウンレグのコースを引く必要があるほか、内側争いも普段とは違う様相となります。今回慧さんから特に指摘されたのが、波に乗せるテクニックでした。これは敦さんからも指摘されたのですが、小さい波を一つづつ拾い、前へ前へと進む技術がありません。正確なタイミングをまだ感覚で理解できていないため、今後の練習の課題にしたいと思います。ほかにも、上アップや下回航といった基本的な動作すら覚束ないことを指摘していただきました。

最後に、細々とした反省、気付いたことを箇条書きであげておきます。
・ラダーに藻が引っ掛かり、艇速が大幅に下がった。練習中に経験のないトラブルで対処が遅れ、順位を落とした。
・他艇とのコミュニケーションは重要。ミートしたときに「前通っていい?ありがとうございます!」とかスタートで上の艇に「開けますから!開けますから!」とか下マーク際で「ラップあるよ、内側頂戴!」とか、大きな声で他艇とコミュニケーションをとれば、レースがスムーズにすすむ。
・特に競っている場面では、下マーク際のひと波に乗せられるか否かが大きなちがいを生む。慧さんのパンプで内側を何度か奪取できた。
・回航動作が総じて下手。練習でできることがレースでできない。ベアの加速感がない。ラフでマークを閉められない。
・タックしても望みが薄いならば、ブランケをしばらく我慢して走り続けるのも一つの手段。

今回のフリートレースはLBさんと出場させていただく初めてのレースでした。普段の練習では気づけないような技術的アドバイスを沢山いただき、この一週間で大きく成長することができたとおもいます。
振り返ると、順位の良かったレースはすなわち苦労が少なかったレースだったような気がします。ラインが長めに設定されていたため、スタートを出られるところから出られれば、伸ばしたい海面へとフレッシュを走り続けることができ、途中ミートする艇もほとんどないため逃げのタックをすることなく、振れに合わせた最低限のタック数で上マークに到達することができました。ダウンレグでは僕の技術不足から抜かれる場面が多かったのですが、二上のコースを当てればある程度の挽回も可能でした。
いつもこういったレース展開で上手くいくものでもないとは思いますが、良いレース展開の片鱗をみたような気がします。特にシングルで一上を回航したレースでは、ヨットレースが失点のスポーツと呼ばれる所以を垣間見たように思います。僕のミスでひとつまたひとつと順位をおとすのがわかりました。
やってはいけないことも沢山やりました。上マークにポートアプローチした際に回航後のスタボ艇ともみくちゃになったり、レイライン際のタックでエクステをぶっぱなして危うく沈しかけたり、内側とれる場面をやすやすと見逃したり、ブローチングしたり、スタボなのに避けたり、下なのに避けたり……枚挙に暇がありません。深く反省しています。
今回のレースでは、ヨットレースに対する意識が改革されました。これが今回のレースの一番の収穫だと思います。慧さんからは、クルーが綿密な下準備からマークの内側を狙いにいくこと、そうして積み上げた努力が僕の動作ミスでいとも簡単に無駄になってしまうことを指摘されました。勝つことに貪欲に、細かいミスを一つ一つ無くしていくことの重要性を改めて認識しました。

最後になりますが、レースに一緒に出ていただき、自己最高順位へと導いてくださった慧さん、そして、レース前に一緒に練習していただき、スキッパー的着眼点から細かい走らせ方を教えてくださった敦さん、本当にありがとうございました。

そろそろスマホのバッテリーが切れそうなのでこの辺りで筆をおかせていただきます。それでは。

江の島スナイプ

2015年06月30日 13時40分22秒 | Weblog

お疲れ様です。2年の菅原です。

遅くなりましたが先週470個戦の裏で行われた江ノ島スナイプについて報告いたします。

まずリザルトです。

菅原・宇佐美 70(着順は52、ZFPで+18点)-60-50 計180点 59位

園田・水石 68-53-75 計196点 64位

十川・江村 79-65-66 計210点 72位

 

このレースは全部で90艇近く出場していたビッグフリートで、強豪大学に加えて、社会人チームも多数参加したレベルの高いレースでした。

詳しい成績は下記のサイトよりご覧ください。

http://snipekanto.web.fc2.com/result/2015/2015_june_fix.pdf

 

以下は僕の視点から今回のレースを振りかえってみました。

このレースは僕にとって初めて同期ペアで出場するレースでした。そのため経験の浅い2年ペアでどこまでいけるのかという期待と不安とともに、二人が対等な立場で意見を言い合いながらレースが出来るといいなと思っていました。

 まず、僕らが目標としたのは1番早くに出艇することでした。今までレースの度にOBさんに強豪校は早く出艇しているが、東大を含めてそうでない学校は遅いと言われていました。そこで僕たちは今回だけでも早く出艇しようと思い、急いで出艇したところ、HIKオフィスの次、2番目に出艇することが出来ました。実際に出艇したあとはクローズを走って角度を確認したり、風の振れの周期を調べたりといったことをしたのですが、いつもよりも断然時間に余裕があり、長い時間船を走らせていたのでレース直前に帆走練習が出来たようなもので、気持ちにも余裕が出来てくるなどいいことづくめでした。これからも早く出艇できるようにしていきたいと思います。

次に僕らが試したのは、レース前にしっかりとゲームプランをたて、共有することでした。今まで明確にゲームプランを二人で共有したことはなく、基本的に先輩に言われたとおりにしていたのですが、今回は2年ペアということもあり、やってみました。

 

 1レース目は、風が南に回るだろうという予測と左右で風があまり違いそうになく(少なくとも僕らではわからず)、スタートラインもやや上有利だったので右に伸ばそうと思い、上から出ようと考えました(もちろん90艇ものスタートで失敗した際に上のほうがリカバリーも利くという理由もありました)。上から出て早いうちにタックしてフレッシュをつかみ、あとは決めておいた角度にしたがって振れたらタックしていこうと思っていました。

しかし、プレスタートで本船付近が混雑し、色々やっていくうちにハンドリングの下手さが出て一艇だけ前に出てしまい、その結果ライン上でアビームを走ってスタートすることになってしまいました。X旗が揚がり、リコールしたことはわかっていたのですが、Z旗だった上に、練習レースだったのでこのまま走って上位層とどれくらい差があるのかを試してみようということになりました。ライン上でアビームを走ったせいで早くタックして右に出るというプランは崩れ、スタート後しばらくはタックせずに伸ばしていきました。

この間に走り負ける走り負ける…。ヒールしては下に流れ、上しすぎてはスピードを失い、といった感じで上位集団にどんどんおいて行かれました。スタボで走っている時間が長かったために上マークにはポートでアプローチするような形になってしまい(さらに悪いことにポートのレイラインでもない中途半端な状態でのアプローチ)、上マーク付近で上位集団のブランケに入ってしまいスタボでフレッシュな風をつかんでいた艇にどんどん抜かれていきました。後ろを通ったりしながらなんとか外側まで出て風をつかみ、上マークを回航、この時点ではまだ30位くらいだったかなと思います。

フリーでは即ジャイすることなくスタボで伸ばし、ガルフネットの背中を見ながら走り、やや離されながらも順位を落とすこともなくそこそこ走れました。しかし、下マークへのアプローチが悪く、インをとらなければならないところでアウトに出てしまい、しかも無理に落としたせいでジャイブしてしまい…といったようなミスが立て続けにおこり結局この回航だけで10艇近くに抜かれました。その上、2上レグの戦略を話すこともできていなかったり、センターボードが挿し切れていなかったり、テンションシートがジブカムに引っかかってジブが引けなかったり、といった普段ならおこらないようなミスもおこり、2下のマーク回航でもミスを連発、どんどん順位を落とし、最終的に52位でのゴールでした。

 

 

2レース目もリコールこそしませんでしたが、スタートは同じような状況になりました。それでも第一線から出れており、タックして前を切れる船も多かったので、返して右に伸ばし、あとは振れに合わせてタックしていきました。ただ、今回は右海面が当たっていたわけではなさそうで、上マーク付近ではまたもや混戦になりました。1レース目の反省を生かして早めに対応してフレッシュを掴もうとしたものの、まだ判断が遅かったようであまりうまくいきませんでした。

下りレグでは一艇抜かしたものの大きな順位変動はなかったのですが、またもや下マーク回航でやってしまいました。ポジショニングも良くなかったこともさることながら、メインが何かに引っかかり、メインを引くことが出来ず下の船に接触してしまう始末…。2回転したあとに、通るべき場所を間違えてもう一度回航しなおす羽目に…。泣きっ面に蜂とはこのことか、と思いましたが、うまく気持ちを切り替えてそのあとは走ることができました。ただ、ロスは大きく60位でした。

 

 

3レース目。1、2レース目でうまくいかなかったように、自分たちにはまだ本船付近でスタートを狙うには力不足だったので、今回は真ん中よりのところからスタートしてみることにしました。本船付近の、艇同士の間隔が1艇幅ないような状況に比べて真ん中はスペースも十分にあり、真ん中集団の中ではかなりよいスタートを切れました。ただ、90艇のビッグフリートの長いスタートラインが全く見えておらず、おそらく真ん中は大きくへこんでいたのではないかと思います。このレースでも右に伸ばし、振れたらタックをしようというプランだったのですが、予想よりも大きく片振れし、あとから考えると、いつ返すかが一つの分かれ目でした。僕たちははじめ片振れだと認識できずに比較的ゲインの少ないときにリフトを走り、後から慌ててタックして、本来ならゲインが大きい時にヘッダーのタックを走ってしまっていたように思えます。ただ、これも2上、3上のレグではある程度修正できたのではないかと考えています。下マーク回航はこのレースは比較的うまくいき(とはいえ、一回につき3艇くらいにはぬかれてしまいましたが…)、最終的には50位でフィニッシュしました。

 

 

2日目は風がなくノーレースとなり、1日目の結果がそのまま最終成績になりました。

 

結果だけみるとあまり芳しい成績ではありませんが、この3レースは僕にとって今までで最も密度の濃く、収穫の多いレースでした。スタート前の動き、立てた戦略と実際にレースが始まってから状況に応じたコース引き、他艇との位置関係の把握等々、90艇の参加かつスナイプ界の番長集団の動きも見れたこともあり、ヨットに対する理解を一歩深めることが出来たように思います。

同時に課題も明確になりました。

①余裕をもつ…焦ったりするとすべてにおいてパフォーマンスが落ちるので落ち着いていられるようにする

②走り…わずかなヒールや上りすぎの積み重ねで大きく差が出ている、走りの差でもジリジリと順位を落としていた気がした

③マーク回航…多数の船がいる中で正しいポジショニングとスピードコントロールが出来ておらず、大きく順位をおとしていた

④スタート時に必要なハンドリング…船を止めたり、下に流れないようにしたり、下に入られないようにしたりする技術、正しくラインを読んでしっかりスタートを切れる技術

⑤1上までの戦略は立てるものの、下りレグや2上、3上の戦略の立て方が雑…余裕がなくてよく考えられていない気がする

 

今週末には七帝戦があり、その後もレースが続く期間ですが、自主練なども活用しながら、上記のことを中心に意識して練習を重ね、秋まで努力しつづけたいと思います。

 

 


新入部員自己紹介8 西坂編

2015年06月29日 22時40分30秒 | Weblog

皆さんこんにちは!

4月からヨット部員になりました、西坂惇之(にしざかあつし)です。

 

この漢字で「あつし」と読むことは珍しいらしく、よく漢字を間違えられます。早速、同期の田原君が自身の自己紹介ブログでまんまと間違えてくれました(笑)。まさに精神的に完沈であります。まぁしかしそれはドンマイと言う事で、以後「にしざかあつし」と言う読み方だけでも覚えておいて頂けると幸いです。

 

所属は文科2類です。行きたい学部はまだまだ決まってないですが、おそらく経済学部に進学すると思います。

出身は、渋谷教育学園渋谷高校、通称「しぶしぶ」です。ちなみに有名な「渋幕」と言う高校の姉妹校です。名前の通り渋谷にある学校で6年間過してきたため、渋谷に近い駒場での生活は少々物足りないですね。はやく本郷に行きたいです。

僕は中高6年間、陸上部に所属していて、800m,1500mを中心とした中長距離を走っていました。これからは海の上を走りまわせるようヨット力を身につけていこうと思います。中長距離をずっと走ってきて培った体力と忍耐力を、ヨットでも活かしていきたいですね。

 

さて、ヨット部に入った経緯ですが、きっかけは入学前のテント列でした。すでにテント列後半、疲労困憊で「正直早く帰りたい」と思っていた中、2年生の菅原さんにつかまり、ヨットの説明を受けた時はじめてヨット部を知りました。あのとき菅原さんの勧誘のしつこさ(いい意味で)が無ければ、ヨット部に入ってなかったと思うので菅原さんには感謝してもしきれないです。

その後、葉山試乗会に参加して、全日本で入賞したOBさんの熱い話や生涯をかけてヨットを楽しんでいるOBさんの話、トラッピーズに出て走った時の爽快感など、様々な魅力によってヨット部にひきつけられました。しかし、一番大きく惹きつけられたのは、ヨット部のアットホームな雰囲気が、中高過した陸上部の雰囲気に心なしか似ていてよかったことです。

そうして運命の4月12日、入部宣言をして晴れてヨット部員になりました。

 

しかし、僕には問題が一つあります。それは体が人一倍小さいということです。ということで、今必死に増量しています。また、素早い動きと技術力で体の小ささをカバーできるよう努力していきます。

 

やると決めたからには、とことんヨットに懸けるつもりです。大学生活と言う最後の青春を海に投げ捨てる決意はできました。早くうまくなって、レギュラー争いに絡んでいくのが当分の目標です!将来的にはヨット部の全日本出場に貢献し、そのヨット力で部員を牽引できるような選手になれるよう努力していこうと思います。楽しみにしていてください!

 

長くなりましたが、最後まで読んでくださった皆さんありがとうございました!これからよろしくお願い致します。

 

次は、待望の女子部員にして一番タフでしっかり者の新入部員と言えばこの人、水石さおりです!ご期待下さい!!

                                                                                          


6/23(火)の練習報告

2015年06月27日 04時55分02秒 | Weblog
ご無沙汰しております、二年スナイプスキッパー山本圭祐、です。火曜日の自主練の練習報告をさせていただきます。
伊東敦さんに来ていただきました。
配艇は
4175 中尾 伊東さん
29604 菅原 山本
470はワンマークサークリング後に上し落とし、スナイプは位置を決めてそこできっちり止まり、加速して走り出す練習、上し落としをしました。
風は微風~上オン時々ハイクアウトくらいの南風が入っておりました。個人的に江ノ島や葉山の南風のブローを見ることが苦手で、なかなかブローに合わせてメインをトリムするのが難しいと感じています。
練習後は、敦さんにとびっちょのしらすかき揚げ丼をいただきました。どーもごっつあんです!




店員にも確認されたように、量がえげつないかき揚げ丼であり、三人とも中盤以降箸が進みにくくなっておりました。
starting time 17:48で、菅原が30分ほどで完食し、僕は1時間と4分かけて完食しました…。ちなみに中尾はDNFとなり、文字をつけてしまうことになりました。


なんともボリューミィなかき揚げ丼でした。敦さん、どーもごっつあんでした!

現在江ノ島に向かう電車内で書いております。今日、明日に行われるスナイプ個戦における目標を書かせていただきます。
上半分、つまり40/80を目指します。
各レースできちんと第一線でスタートできれば、可能な順位と考えております。
細かい目標は
・スタート前に右か左か決めて、その海面内で上位を食い込めるようにする。
・レグの中盤あたりからマーク回航を意識し、マーク回航で失敗しない。
・ボートスピードに集中し、走り負けることのないように。
・NO沈NOケースNOトラブル!
六大戦春インで感じた課題は特に上りレグに関することが多かったので、上りレグ中心の課題設定としました。
80艇も競り合うレースは初めてなので、より良い順位を狙うのはもちろんですが、事故を起こさないよう細心の注意を払います。

ではまた。

二年 山本

関東学生ヨット個人選手権470級反省

2015年06月26日 20時42分43秒 | Weblog

2年の角出です。

遅くなりましたが、先週末に行われた関東学生ヨット個人選手権大会470級の報告をさせていただきます。4レースのカットなし、全87艇でした。多すぎでしょ。
 
49 4357 間邪・角出 55-49-41-47 計192pts 46位
50 4301 中尾・柏木 59-53-39-63 計241pts 55位
51 4452 谷・師田 18-36-50-41 計145pts 37位
251 4175 青木・中田 84-77-80-75 計316pts 80位
 
詳細は以下
 
初日はハーフトラからフルトラの南風で4レースを消化。2日目は無風のため陸上で風待ちをしていましたが、結局ノーレースとなりました。
 
 
今レガッタの反省
 
①スタート
 
レガッタを通してスタートラインの傾きはあまりなかった(せいぜい5°くらい)。ライン上側を狙う艇が多かったので、冒険はせず真ん中でしっかりとスタートを切ることを意識した。
結果としては第一レースのみスタートに出遅れ上の艇に潰されたが、なるだけ早くにタックを返すポイントを見つけられたためにロスは最小限に抑えられたように思う。他3レースはしっかりとスタートできたため、長い間フレッシュを走り続けられたし、なにより余裕があった。
 
やはりスタートがうまくいくとその後のコース引きも自由度が増して精神的に楽だった。ラインが低い傾向にあったので、スタート前に上の艇よりも常にバウを前に出していたのが良かったのだろう。でもまだベストのスタートはいかなかった。余裕があるのに他の艇よりも相対的に前に出るのにチキってしまった。ラインを読む力をこれから積極的に練習で養っていきたい。レース前に加速にかかる時間とベストスピードになるまでの距離を測っていなかったのは反省。
 
 
②クローズ
 
今レースの目標の一つとして艇団慣れとそれに応じたコース引きを意識することだった。南風だったのでブローよりも振れに合わせて返すことを重視。振れタックのタイミングは良かった。だいぶコースの引き方とタックのタイミングがわかってきた。
ただタックの際、タックルームがあるかどうか上を確認しない癖があるので、危ういシーンが何度かあった。こちらがポートで、ミートしそうになったスタボの東大艇を見つけた時に、上に艇がいることの確認が遅れたために、こちらがタックできずスタボの東大艇が避ける羽目になり沈させてしまった。申し訳ないな。気をつけます。
結構色々と情報をスキッパーに伝えていたつもりだったけど、レース重ねるごとに口がとまってる。当然すぎることだけど、クルーとスキッパーの見えているものって全然違うことに改めて気づいた。そりゃトラッピーズ出てたらメッチャ見えるわな。頑張ってスキッパーとの情報共有はかることにします。
タックが総じてゴミでした。さっさとトラッピーズ出ろよって。特にレイライン近くの一番大事なタイミングでのタックが残念。オーバーヒールばっかりで上の艇に抜かれてました。これはすぐ改善できるとおもいます。
 
 
③リーチング
 
何故か57は他の競っている艇よりもリーチングがのぼれなかった。原因不明。早急に解決するべきだが。
個人的反省はアンヒールした時にすぐデッキに入れていないぐらいでしょうか。頑張ってのぼろうとスピンをパツパツにしながらスピンとりむしてました。
あっ、あとオスカーが降りていたのに1-2マークのレグでパンピングしていてジュリーに吹かれました。アホでした。
 
 
④ランニング
周りを気にしすぎるせいでスピン潰すことが多かった。まだ周りのことはスキッパーに任せてスピンに集中しとくことにします。最終レースだけ波乗せパンピングに関して覚醒して、バンバンのせてた。その時の感覚忘れないように。
ジャイブに関しては割と自信があったけど、レース中はあまり上手くいかなかった。
 
 
一上回航順位は21-28-16とそんなに悪くないけど、そこからズルズル落としていって、上のような結果になってしまった。結局順位を上げたレグはなかった気がする。もっと競っている周りの艇に意識してその艇をいかにして抜くか、あるいは抜かれないようにするか考えないといけない。要努力。努力不足を痛感するレースだったようにおもう。
 
秋インまでにどこまでレベルを上げられるだろう。
 
下は二日目風待ちの様子。関東学生ヨット連盟Facebookより
 

新入部員自己紹介7 田原編

2015年06月26日 18時05分23秒 | Weblog

 

ブログをご覧の皆様こんにちは。4月よりヨット部に入部しました、一年の田原建人です。理科1類から理学部天文を狙ってますが進振り点からほぼ諦めてしまった最近です。

出身は明治大学付属中野高校で、中学でテニス、高校でゴルフをしてました。部活はサボりがちないわゆる幽霊部員のような状態でした。なので他の部員のような気力、体力はありません(汗)ヨット部1のポンコツであることは否めません……… というのが僕の経歴ですね。

ヨット部入部の経緯ですが、元々は大学入ったらゴルフをのんびり続けるつもりでいました。しかしテント列で僕を強引にテント内へと連行した先輩と間邪さんの説明で試乗会へ参加することになりました。その試乗会で『ヨットの素晴らしさに感動!』したわけではなく、『こんなものか』という感じでした。その後2回目の試乗会、体験練習、葉山 泊、引越しと、次第にヨット部(と部室)に浸るようになり、新歓コンパの時に気がついたら入部宣言していた、という感じでした。

現在の短期的な目標としては船酔いしないこと、基本的な動作を叩き込むことです。 まだ練習が始まって2ヶ月弱ですが既に周りの1年に差をつけられている僕ではありますが、ホッパーレースでの優勝、東大ヨット部の飛躍に不可欠な男になれるよう、精一杯やります!これからよろしくお願いします!!!

さて次回は溢れる情熱で1年を牽引する西坂惇之くんです。お楽しみに!


6/20,21の練習報告

2015年06月25日 01時04分09秒 | Weblog

こんにちは。1年の西坂です。(自己紹介は後日させて頂きます。よろしくお願いします。)

遅くなりましたが6月20日、21日の練習報告です。

 

<配艇>

6/20(土)

3894 室伏さん、金澤(1)→室伏さん、西坂(1)

29279 山本、西坂(1)→山本、大南(1)

28511 海野、浅川(1)→海野、田原(1)

ホッパー 

高山(1)→浅川(1)

大南(1)→金澤(1)

渡辺(1)→高山(1)

 

淡青 高橋さん、金田さん、工藤(1)、田原(1)→高橋さん、金田さん、渡辺(1)、工藤(1)

 

6/21(日)

日曜

29279 山本、霜山さん→霜山さん、西坂(1)

28511 海野、工藤(1)→海野、杉田(1)

ホッパー

田原(1)→大南(1)

西坂(1)→高山(1)

杉田(1)→工藤(1)

淡青 

石川さん、高山(1)、大南(1)→石川さん、筒井、豊川、田原(1)

 

20日の練習には、LBの室伏さん、高橋さん、金田さんが、21日には霜山監督、石川さんがいらしてくださりました。ありがとうございました。

今週末は、レースの関係で2年生以上のプレーヤーのほとんどが江ノ島にいたため、八景島での練習は一年生中心のものとなりました。

また、今週から武蔵大学ヨット部一年の杉田結花さんと一緒に練習することになりました。一年生は切磋琢磨して共に成長していけたらなと思います。

 

20日の練習では、午前は風がなかったため早めにハーバーに引き返し、470のスピン関連の陸シュミをしました。午後は風が上がってきたため予定通り出艇し、フルトラのコンディションでラウンディングをしました。

21日の練習でも、朝は風がなかったため、風が吹くまではスナイプのランチャー関連の陸シュミをして、いつもより遅めに出艇しました。午後はコンディションが下オンからハイクアウトまで変わるなど風の変化が激しく、様々な風速での動作の練習ができたと思います。

 

僕個人としては、20日に室伏さんと470に、21日に霜山監督とスナイプに乗って指導していただいたため多くの事を学べました。しかし、まだ動作に慣れておらず基本動作をすることに精一杯だったので、急な風の変化に対応したり、海上の様子を見て「考える」というような、次の段階に進むためにも、なるべく早く正しい基本動作を体に染みつかせなくてはいけないことを痛感しました。LBさんと練習し指導を仰ぐことができる機会は少ないので、この様な貴重な時間を活かせるようにするためにも、一刻も早く動作に慣れるよう練習に励んでいきたいと思います。

1年生全体としては3週間後に控えたホッパーレースを前にして、高いモチベーションの中練習ができたと思います。淡青に乗っていた高橋さん、金田さん、石川さんから指導をしていただく事で、普段一人で乗っていては気がつかないような問題点なども発見することもできました。しかし、ダブルハンドの方はまだ基本的な動作があやふやな人がほとんどであるなど陸シュミ不足が露わになっているので、陸シュミの必要性を感じました。練習効率を上げるためにも、平日に陸シュミマニュアルの読み込みや動画をみるなどイメージを作っておくことで対応していきたいと思います。

 

LBさんのお話を聞けたことで一年生は刺激を受け、練習に対する意識が変わったと思います。技術面だけでなく精神面でも強化でき、有意義な練習ができました。改めまして、お忙しい中練習にお越しくださった室伏さん、高橋さん、金田さん、霜山さん、石川さん、本当にありがとうございました。日々集中して練習に励んでまいりますので、これからも応援よろしくお願い致します。


新入部員自己紹介5 工藤編

2015年06月22日 20時02分45秒 | Weblog

 

     はじめましてヨット部一年の工藤康平です。投稿が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。

              自分のことについて少し説明します。僕は福岡県の修猷館高校出身です。ヨット部があるらしいのでご存じの方も多いと思いますが、僕はバドミントン部でした。性格は極めてマイペースで多くの方に今後迷惑をかけていくかと思います。またヨット部の中ではいつの間にか変人という扱いになってしまいましたが、決してそんなことはないと思っています。好きなことは寝ることと読書です。どちらもヨットの上でやれたら素敵だなと思います。前者は早速仰秀回航時に実践しました。また最近同学年内では他人のために尽くす人として評判が高いです。高校時代の僕では信じられませんね、中二病キャラだったので。好きなキャラはクラピカで、好きな漫画は鋼の錬金術師や名探偵コナンです。最近は銀河英雄伝説にはまっています。最近はブルジョワキャラが定着しそうなのですが、パンにジャムをつけなかったら食べられなかったり、水のシャワーが浴びられなかったり、小中高私立だった人にそういわれることに違和感を覚え始めたこの頃です。嫌いなものは威張るバイトリーダーです。

              ヨット部に入部した経緯を説明します。僕は当初ヨット部なんて考えてもいませんでした。しかし新入生のクラス旅行を担当してくださった菅原先輩に試乗会に誘われていってみたところ興味がわいてきて、その後の青木先輩や園田先輩の勧誘によって入部を決意しました。きっかけを作ってくださった先輩方には感謝しています。また試乗会やLB総会などでのOBの方々の学年を超えた交流にも強く惹かれました。また、来年に八景島に非常に近い場所である根岸線の駅から徒歩五分の場所に引っ越す予定があるのも大きかったです。八景島で練習している人は練習後に是非寄ってくださいね。

              今後の目標は中学まではアイスホッケー、高校ではバドミントンという完全にインドアな人だったので、小1から中一までアリゾナという砂漠で育ったのにもかかわらず、帰国後は色白になってしまった肌を本来の黒さに戻したいと思っています。また、リア充のデートスポットの八景島で毎週の土日ヨットをすることによりメンタルの強い人間に成長していこうと思います。今はヨットから観光船に乗っている子供に手を振ることで精神面を保っています。また文科二類なので無事に経済に進めるように努力したいと思います。獣医にも少し興味があります。

              もちろん一番の目標はヨットがうまくなることです。希望はクルーザー班です。小網代が根岸線から遠くてもかまいません。今後はヨットの動作だけではなく風を読む力などを身につけていって上位を狙いたいと思います。

              文章がへたくそですみませんでした。日本語の上達と字がきれいになることも目標に掲げたいと思いますWordが優秀で助かりました。次は僕と同じく福岡県出身で顔から放つ威圧感が半端ない高山元哲君です。